2010.02.07

M9でHologon16F8(実写編)

さて、Hologon16F8の実写編である。

まずは結論からいこう。
M9とM8の撮影結果の比較だ。

Holo9_20100207
 M8+Hologon16F8(絞り開放(笑)) 写りは「普通の広角」という感じ

Holo10_20100207
 M8+Hologon16F8 いい感じの写り。しかし「普通の広角」である

Holo7_20100207
 M9+Hologon16F8 この周辺のマゼンダ被りは・・

Holo11_20100207
 M9+Hologon16F8 どうやら「中央と比較して、極端に暗い、または明るい」
 とマゼンダ被りするようだ。

上2枚の画像を比較するとはっきりする。
M9でHologonを使うと、Super-Angulon21F3.4以上に周辺がマゼンダ被りする。
まあ、当然予想されることではあるのだが、M8がx1.33の画角であることを
考慮したにしても、このマゼンダ被りは極端すぎるのではないだろうか?
そういう意味では、M8が「急いで発売したので荒削りなところがある」と思って
いたのだが、画像だけ見ると「M9はまだまだファームや画像エンジンについて
見直しが必要なのではないか?」という疑問が湧いてくる。

とまあ、結論が出てしまったような感じもあるが、このまま「M9による超広角
レンズのダイナミズム」を味わうのを捨ててしまうのは惜しい。
こういうときに「悪あがき」をするのが私の取り得だ。
あれこれと試してみると「中央部分と比較して、周辺が極端に明るい、または
暗いとマゼンダ被りする」ということは経験的に判ってきた。
(注:私は画像のプロではない。あくまで経験上での話しである)

ならば「そうならない被写体を探せば良い」のである。

Holo12_20100207
 完全に日陰。これならばまあまあ問題なし。

Holo13_20100207
 ビルの谷間。これもまあまあいける。超広角のダイナミズムも堪能できる。

昼間なら、この手の撮影で結構楽しめる。

Holo14_20100207

Holo15_20100207

Holo16_20100207

Holo17_20100207
 夜景。これならば明るいも暗いもない。ただし、光源の色がときどきマゼンダ
 被りすることもあるが、夜景ならば気にならない(笑)

さすがはデジタルのM9である。
Hologon16F8のような暗いレンズであっても、ISO感度設定で色々なシチュエーション
に対応可能だ。
夜景ならば、中央と周辺の極端な明るさの差は発生しない。
点光源の色がたまにマゼンダ被りしても、ほとんど気にならない。
むしろ、M9のおかげで「超広角レンズを手持ちで夜景撮影に使える」という
面白さは、やってみるとかなりクセになる。

最期にAE加工してから、日中のかなり明るいときにM9で撮影。

Holo20_20100207
 ここまで来ると「特殊効果?」といいたくなる、芸術的なマゼンダ被り

なにかこう、犬(チョコ君)がオーラを発しているような感じである。
もう、なんともしようがない脱力感・・・

使い方の工夫でなんとかするにしても、M9の画像エンジンの対応で
超広角レンズ(Hologonはともかく、Super-Angulonは自社ブランド品)
の対応はやってもらいたいものである。

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M9でHologon16F8(ハード編)

私の手元には、超広角レンズが1本しかなかった。
Super-Elmar15F3.5である。
このレンズは、はっきり言って素晴らしい。
写りもよく、しかもレンズ自身を眺めていても「いい~仕事してますね~」と
うっとりできる。
しかし、こんなレンズにも欠点はある。

そう「でかくて重い」ことである。
このレンズで撮影をして歩くには、それ相応の覚悟がなくてはならない。

Holo1_20100207
 きしくも「同じZeiss生まれ」のレンズが2本揃った

M9やM8で撮影をして歩くのに、M-Rアダプタを使って、このレンズを
使うのはあまりに辛い。
そうなると「もう一つの道」として、Hologonへの妄想が膨らむ。
聞いた話で恐縮(試してみたいが所有していない)だが、15F8の方は
M8には装着不能とのことである。
では、CONTAX Gシリーズ用のHologon16F8はどうなのだろうか?
既にヤシコンのHPは消滅しているので、そちらを確認することは出来ない
が、英語版の資料は残っていたので、ウィキペディア経由で確認してみると
G用のホロゴンはフランジバック29mm(つまりはライカと同じ)で設計されて
いるので、大丈夫なようである。

しかし「大丈夫なようだ」では、なんともはや頼りない。
ライカM型は「エルマーの沈胴時のクリアランスは保障」と言われている。
ということは、Elmar50F3.5、Super-Angulon21F3.4と比較してみれば
はっきりするではないか!
(注:こんな簡単なことを、やった人をあまり聞かないのは何故だろうか?)

Holo2_20100207_2
 左からElmar50F3.5(L)、Hologon16F8、Super-Angulon21F3.4

並べてみると、Hologon16F8が気持ち長いように見えるが、総じて2cm
くらいの出っ張りのようである。

では、実際に装着してみるとどうなるのか?
さすがにM8やM9では確認できない(笑)ので、M3に装着して比較して
みることにする。

Holo3_20100207
 Elmar50F3.5の沈胴時 かなりギリギリである。

Holo4_20100207
 Super-Angulon21F3.4 ますますギリギリにみえる。

Holo5_20100207
 一番出っ張っていたように見えるHologon16F8
 後玉が小さいからか、上2本より余裕に見える。

結局、「M3で見るかぎりは大丈夫」なようである。
ここで「では、なぜにSuper-Angulon21F4はM8とM9に装着できないのか?」
という疑問が湧いてくるが、所有していないので確認できないし、今回の趣旨
から外れるので今回は試さない。

結局、同じHologonとう名称であっても、15mm=>16mmになることによって
クリアランスが取れるようになったということか。
そういえば、Hologonでは必ずネタになる「カメラを普通に保持すると指が写る」
は、私が撮影する限りではHologon16F8では発生しなかった。

噂や伝説に迷わされてはいけない。
現物があるのなら、きちんと計測や確認をしてから、そういうことは語るべきで
ある。

Holo6_20100207
 私にしては珍しくレンズ側を加工。これでAE対応できる。

ネットであれこれと調べた結果、なぜかM9についてには「使えない」とか「ダメ」
という話しかなく「ならばどうダメなのか?」をしっかりと報告したものがない。
まったく「ダメならダメ、気に入らないならその理由をなぜにUPしない」という
不満を感じる。
それはともかく、この「AE対応加工」は役に立った。
一応、このレンズが正常か?を確認してから、この工作を行った。
ドレメルで削ってみたところ、このHologonの鏡筒部の材質は快削真鍮である
ことが判った。
切削加工がやりやすい素材で、各種の工業製品に使われている。
しかし、あのZeissがこの材料を使うのか・・・と思うと、G用として製造された
時点で「Zeissも変わったのだな」と思うと、時の流れを感じるのであった。

それはともかく、私はこの切削加工をやってみたが、基本的にはこの工作は
お勧めしない。
この画像を見てもらって判る通り、大量に切削金属粉が出るのだが、このよう
にしっかりとマスキングしても、実際はかなりの部分に細かいクズが入り
込んでしまい、取り除くのが大変であった。
私は鉄道模型の工作で慣れているから良いが、あまり金属加工の経験がない
方はやらない方が良い。
もしやったとしても「自己責任」であることを忘れてはいけない。

ということで、次のUPで実際の写りを検証する。

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2010.02.06

英国のレンズが使ってみたかった!

Leica M9が来て3ケ月ほどが過ぎた。

日本とドイツのレンズが使ったが、こうなると「他の国のレンズはどうなんだ?」と
いう気持ちになってくる。

そんなおり、このようなものを入手することが出来た。

Sat1_20100206
 DALLMEYERの引き伸ばし用レンズ、2inch F3.5(らしい)

ダルメイヤーの引き伸ばし機用のレンズである。
2inchであるから、おそらくライカ用の50mm(51.5mm)と同じであろう。
ケースも外観もかなりカッチリとしていて高級感?がある。

Sat2_20100206
 Sマウントの50mm用のマウント部を作成

ほんとうは、このレンズに合わせてL39のヘリコイド素材を入手したかった
のが出来なかった。
仕方ないので、Sマウントの50mmのマウント部を作って取り付けた。
意外に面倒であった。
なんだかんだと調整を行い、インフを出した。

Sat4_20100206
 絞り開放、解像度は今ひとつだか妙に色ノリが良い

まずは無限通が出ているかどうか?である。
Lumix G1でも見てみたし、M9での撮影結果も見たが「たぶんこれで
無限遠なんだろうな」という感じだ。
解像度が低いというより、どうも明るい場面があると盛大にハレーション
が発生するようだ。

Sat6_20100206
 寒い中、チョコ君を撮影。ボケ味はクセが無い感じ

日陰でのポートレートではまあまあである。

結局「これがダルメイヤーの味」というほどではなかった。
まあ、そんなに良いレンズなら、とっくに誰かが改造しているはずだ(笑)

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2010.02.02

35mm版の2眼レフ

またしてもカメラネタである。

35mm版の2眼レフは意外に少ない。
私のところには、以下のようなカメラがあるだけだ。

Tue3_20100202
 背景にいるのがContaflex(通称:ダルマさん)、そしてボルシーC

ダルマさんは、眺めていたり触ったり操作していると至福の気分になれる。
作りの良さは天下一品である。
しかし、今回はこのカメラの話ではない。
手前にある小柄な、でもとってもかわいいカメラの話である。
名前はボルシーC。
あのALPAのご先祖様、アルパレフレックス(これの話もいずれするかも)を
設計したボルシーさんが米国に渡って設計したカメラである。

Tue4_20100202
 この角度から見ると、とても普及機とは思えないカッチリさ。
 ボルシーは巻き上げとリワインドにちょっとコツが必要である。
 それは、教わらない限り「通常の知識」では思いつかないやり方なのだ。

ボルシーは大衆向け普及機である。
ボルシーBなどは、かわいらしい外観と質素な機能で「きっと売れただろう」
と思わせるものである。
しかし、このボルシーCはどうだろう?
なんとも堂々とした「立派な2眼」である。
そのくせ、通常のボルシーの持っているレンジファインダーとしての機能は
しっかりと内蔵されているのだ。
これはなんとも「得した気分」になれないか?

Tue5_20100202
 なんとお洒落なことに「ストラップ取り付け部は格納式」である

今回入手したものには皮ケースがない。
このケースが猛烈にお洒落で、ピンク色の皮ケースがお洒落なのだ。
ボルシーBにはストラップ取り付け金具がない。
(注:軍用ボルシーにはあるのだが、それはまた日を改めて)
しかしなんと!ボルシーCは格納式で、ケースを使わないときにはそれを
引き出してきて使えるのだ。
まったく、大衆機とは思えない。

Tue6_20100202
 我が家の「ボルシー軍団」

このカメラは、20年ほど前に購入したことがある。
当時はまだ銀塩全盛時代。
あるとき、新橋駅前の料亭「末げん」に友人とある高名な写真家の方とで
昼食を取った。
そのときのネタがこのカメラで「このようなレリーズしにくい構造では、きっと
全コマ手ブレですね」という話になり、大いに盛り上がった。
そのとき、横の席(注:由緒正しい料亭なので、お座敷なのである)にいた
感じのよいアベックさんが「そのカメラ、とってもカワイイですね、持ってみて
も良いですか?」と話しかけられた。
ノリの良い私達は、お節介(笑)にもそのアベック(のお嬢さんの方)さんに
ボルシーCの使い方をレクチャー(考えてみると、プロカメラマンの指導まで
あったのだから凄い贅沢だ)して、我々を撮影してもらった。

で、後日。

現像結果を見ると、全コマしっかりと写っていた。
う~む、この一見頼りないレリーズの構造が、実はしっかりと実用性に
富んでいたのか!と一同感動した。

Tue7_20100202
 このカメラは、撮影ではなく「こういう用途」でもしっかりと和める

その後、お金に困って売ってしまったが、いずれは再会したいと思っていた。
その夢が叶って、とっても幸せな気分である。

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2010.01.31

M9 vs M8

実際はタイトルほどのものでもない。

Zunow50F1.1(旧)をデジタルで使ってみたい!という願望は、R-D1、M8の時代にも
当然あった。
それがまあ、「アダプタが使えない」という思い込みで使わないままで来て
しまったのではあるが。

Leicam914_20100131
 M8とM9、新旧そろい踏み

使えるようになったのだから、M8でも使ってみたいと思うのは当然だ。

Leicam910_20100131
 Leica M8+Zunow50F1.1(旧) 絞り開放 コントラスト補正

Leicam911_20100131
 Leica M8+Zunow50F1.1(旧) F=1:2.8 補正なし

こうしてみると、M8の画像も悪くない。
違いはx1.33(66.5mm)になってしまうことくらいか。

続いては、M9での撮影。

Leicam912_20100131
 Leica M9+Zunow50F1.1(旧) 絞り開放 コントラスト補正

Leicam913_20100131
 Leica M9+Zunow50F1.1(旧) F=1:2.8 補正なし

どちらの画像も絞り開放時は少しだけコントラスト補正が必要だが、もっと苦労
するか?と思っていたほど生成される画像は悪くない。
F=1:2.8の結果が、多少M9が良いかも?という気がしないでもないという差だ。

ところで、Zunow50F1.1(旧)のような「極めて特殊なレンズ」の写りの差は、
実はM8とM9の比較で差があっても問題はない。
むしろ「ライカ純正のレンズではどうなのか?」である。
私には、どうしてもこのレンズだけは確認せねば!というものがある。

Leicam915_20100131
 Leica M9に装着されたSuperAngulon21F3.4

銀塩時代のM型ライカで使いたいレンズの上位に必ず出て来るものがある。
SuperAngulon21F3.4はその中でも1,2を争うものであった。
確かに、フードとファインダーの組み合わせがなんともカッコイイ。
写りも、周辺がド~ンと落ちて、これがまたダイナミズムを感じさせる。

さて、M8とM9ではどのような差が出るか?

Leicam916_20100131
 M8+SuperAngulon21F3.4 F=1:5.6 コントラスト補正あり

Leicam917_20100131
 M9+SuperAngulon21F3.4 F=1:5.6 コントラス補正あり

これは大変面白い。
x1.33のCCD時代には「SuperAngulon21F3.4ってデジタルでも良い感じ」と
喜んでいたものが、フルサイズCCDでは周辺減光どころか「紫っぽい赤に
なってしまう」のである。

21世紀の新ダイナミズム・・・かどうかはともかく、こうなってしまうことは
覚えておかなくてはいけない。

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2010.01.30

ブラコン用のTessar50F3.5

私はブラコン(Contax I型)を所有している。
スローがない、ファインダーが距離計の中にある初期型である。
もっとも、Contaxの場合は「初期型」にも猛烈にバージョンがあり、I型には
1台も同じタイプが無い、という説もあるくらいだ。

Contax I型の話をしているとキリがないので、レンズの話に移る。
C-Mアダプタが手に入ったので、ブラコン用の古いTessar50F3.5の写りを
デジタルで味わうことにした。

Sat1_20100130
 C-Mアダプタに装着されたTessar50F3.5

このブラコンにたぶん最初から装着されていたであろうこのレンズ、
微妙に拭き傷があって、盛大にハレーションが発生する。
一度、山崎光学さんに相談したことがあるのだが、このタイプは前玉が
小さいうえに薄いために、再研磨は出来ない(割れてしまう可能性大)
とのことで、修理は断念したのだ。

しかし、デジタルだったら後処理でハレーションを軽減できるかもしれない
と思いつつ、M9を入手するまでは撮影に消極的であった。

Sat5_20100130
 M9+Tessar50F3.5 絞り開放 補正なし 日向で撮影

Sat2_20100130
 M9+Tessar50F3.5 絞り開放 レベル補正あり 日陰で撮影

日向と日陰で撮影したが、やはりボヤ~っとした感じになり、日向では
ハレーションが盛大に発生していた。
この日陰で撮影したものは、レベル補正をかけるといい感じの画像になる。

デジタルはこういうときに便利だ。

ところで、このC-Mアダプタにも多少の問題があることを発見した。
ニコンのSマウントのレンズは、沈胴タイプが実は少ない。
50F3.5がM型とI型の一部に採用されているだけ、50F2の沈胴タイプは
かなり少ないので、アダプタ使用時にレンズをつまんで回してもさして
問題はない。
ところが、Contaxの場合は50F3.5は最終期のオプトンテッサー以外、
50F2.8、50F2は普通に沈胴なのである。
つまり、レンズをつまんで回すときに、ヘリコイドが硬いと沈胴してしまう
可能性があるのである。
KIPONのこのアダプタ、50F1.5を使っていると気にならないのだが、
50F3.5では結構困った。
こういうことは、やはり実際に各種レンズをテストしないと気が付かない
ものなのである。

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2010.01.29

C-Mアダプタ

模型ネタは捗らないくせに、カメラネタは妙に充実している。

先日、ニコンSマウントのZunow50F1.1が、7年以上の年月を経てようやく
S-Lアダプタに装着できた話をした。
そうなると、外観は同じでもレンズがZeiss仕様のアダプタを装備したくなる
のが人情である。

Fri3_20100129
 KIPONのC-Mアダプタを装着したM9

さっそく、銀座を捜索して一番安いものを購入した。
経験的にLマウント版は実使用時に困る(レンズ装着時に回ってしまう)
のは判っているので、KIPONのMマウント版を購入した。
さらに「テスト用」と称して、ZeissのSonnar50F1.5も入手した。

Fri2_20100129
 頻繁にモデルにされて「なんで?」という顔のチョコ君
 M9 + Sonnar50F1.5T(絞り開放)

Fri1_20100129
 デイライト下で撮り直し M9+Sonnar50F1.5T 絞り開放

ここ最近テストしたレンズの中で、このレンズがもっともシャープな写りである。
さすがはZeissという感じである。
目にピンが来ているのだが、他のアウトフォーカスしているところはスコ~ンと
ボケている。

M9になって、フルサイズでレンズの味を実感出来るようになって、意欲が
猛烈に湧いてきたようだ。

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2010.01.27

先入観からの脱出

人間、思い込みで出来ないでいることがある。

私はZunow50F1.1を2種類持っている。
旧タイプ(通称ピンポン玉)と新タイプである。

Fri4_20100129
 新旧Zunow50F1.1の比較(左が旧タイプ(ピンポン玉))
 後玉の形がこれだけ違うのだから、本来はまったくの別のレンズのはず

問題はマウントなのである。
旧タイプの方がニコンSマウントなのである。
ということは「珍品」なので、コレクションとしては凄いのかもしれないが、問題は
「この時代にデジカメが使えない」のである。

理由は「Sマウントアダプタに装着できない」ことである。
ちょっと差し込むと、なにかに引っかかるのだ。
高価なS-Lアダプタを買ったのに、がっかりである。
そして「なんとかならないものか?」と悩みつつ7年以上が経過。
(注:当時はまだ銀塩しかないので、SPを使うだけのことであったが)

さて、本日ふとネットを見ていると「Zunowでも装着できるS-Lアダプタがある」と
いうものを見つけた。

え?ひょっとして・・・・・・

Wed3_20100127
 僅か0.2mm程度の「削り残し」をキサゲしたアダプタ

帰宅して、じ~っとマウントアダプタを眺めつつ、Zunowと他のSマウントレンズ
を比較していると・・・・
「別に差なんかない!」ということに気が付く。
今まで「きっと後玉が大きいから入らないんだ」と思っていたのは、まったく
の思い込みであった。
結局、アダプタのバヨネット部がよ~っく見ると0.2mm程度削り残しがあった。
ヤスリでそれを丹念にキサゲをかけた。

Wed4_20100127
 呆気なく装着されたS-Lアダプタ

Wed5_20100127
 長年の夢であったZunow50F1.1(旧)を装着したM9

結局、思い込みのために何年も夢を実現出来なかっただけであった。
作業時間は15分くらい。
まったく、先入観というのは恐ろしいものだ。

Wed6_20100127
 LeicaM9 + Zunow50F1.1(旧) 絞り開放 (レベル補正あり)

ちょっと補正を入れたが、ボケ味にクセがないという旧タイプの良さが実感
できる(新タイプはかなりクセのあるボケ味)

Fri5_20100129
 M9+ZUnow50F1.1(旧) レベル補正あり
 背景のボケ味をお判り頂けるであろうか?

Fri6_20100129
 M9+ZUnow50F1.1(旧) コントラスト補正あり
 元の画像は現代の目からすると猛烈にローコントラスト
 それがまた「時代」を語っているのかもしれないが・・

長年の夢が果せて、かなり満足である。
(S-Lアダプタをもう一つ買おうか?と思案中)

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2010.01.26

14:20の試作

忘れた訳ではないので、吊掛モーターの話をする。

Tue3_20100126
 4.0φのパイプにより車軸を保持する

単純にギアを組み合わせてみると、モーター(アルモーター0813)のケージングを
車軸が擦るくらいでギリギリである。
しかし、念のためa)ケージングに車軸が触れるもの b)0.1mmほどパイプの厚みを
残したものを作成して具合を見た。

Tue4_20100126
 結果は予想通りにケーシングを車軸が擦る方

まあ、当たり前と言えばその通りだが、試してみるとパイプの片側をカットして
ケーシングを車軸が擦る方が正しいということになった。

とりあえずはこのまま試作を続けるのだが、個人的には「パイプを使う方法は
ゆくゆくは止めたい」とは思っているのだが。

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2010.01.25

久々のALPA

吊掛モーターをしばし忘れ、カメラネタである。

私はカメラ好きである。
写真を写すことも好きだが「写真が趣味」とは間違っても恥ずかしくて言えない。
いわゆる「メカ好き」である。

私がクラカメを始めた(変な日本語だ)理由はいずれ場を改めて話しをする。
長くなるからである。

私をクラカメに嵌めたのは、以下のカメラである。
 ライカ
 コンタックス(本家Zeissのもの)
 ALPA
この中で、前の2種は誰でもご存知であろう。
問題は3番目のALPAだと思う。
最近ではそれなりに知名度があるのだが、一般の人はまさかスイスに
1眼レフのメーカーがあったとは思わないだろう。
しかも「超高級機」なのである。

メーカーの由来を話すと長くなるのでこれくらいにして先に進む。

Mon1_20100125
 私のクラカメ3号機、ALPA9dはしっかりとメンテをされて今も現役

私のクラカメ3号のALPA9dは1992年に購入して依頼、今もしっかりと使える状態
で手元にある。
その間、修理屋さんやアルパ研究会との出会いなど、私に貴重な経験と友人を
与えてくれたかけがえの無い存在である。
購入の動機が「ヤシコンのマクロプラナーを買うより、ボディごとこの「よく知らない
カメラ」を買うのが安い」という、かなり不順な動機でのALPA購入であった。
しかし、そのときのレンズはSwitar50F1.8(マクロではない)であって、慌てて
Macro-Switar50F1.8を探しに探してどうにか購入(この時点でも、まだマクロ
プラナーの価格にならないくらい安かった)したとう経緯がある。
買い物自慢はともかくとして、このレンズの写りが気に入ってしまい、後は
アル研の濃いメンバー(何を隠そう、私は第一回からの参加メンバー)に影響を
受けって、ズブズブとはまっていくのである。

それから20年近い年月が経過した。
ALPAはウチのカメラ軍団の一大勢力ではあるものの、欠けている機種はまだ
まだある。
とはいえ、すっかり高価になっているので購入意欲は湧かない・・はずであった。

Mon2_20100125
 銀塩使用時代には探していたALPA6cがついに来た

しかし、長年探していると廉価なものに当たるものである。
うっかり、20年前の価格で売られている6cを見つけてしまった。
一般の人には「9dと6cと何が違うんだ?」となるであろう。

Mon3_20100125
 手前が6c(外部露出計)、奥が9d(TTL(当時最新!))

最大の違いは6cは外部露出計、9dは当時最新鋭(1964~69年)のTTLで、
接眼部からの入射光を減算するという凝ったものであった。
そう書くと「9dの方が良いではないか」となるはずである。
考えてみて欲しい。
今から50年前のヨーロッパ、それもスイスの電気パーツである。
「正確に動作している」と思う方がおかしい(笑)
今となっては、TTLによりファインダーが真っ暗(TTLに光を取られる)な9dより、
外部露出計でプリズムの光を100%使える6cの方がファインダーは見やすい。

Mon4_20100125
 お約束通り、モルトプレンはしっかりと腐食

どうせ壊れているだろう・・・と思ったが、メカはしっかりしているし、プリズムは
少し腐食(これもこの手の機種のお約束だ)しているもののクリア、唯一の問題
はミラーボックス内のモルトプレンが腐食していることであった。
こんなものはすぐに直るので問題にならない。
ただし、帰宅して気が付いたのだが、フィルムの巻き戻しクランクが、特徴ある
パンタ式のものが、なぜかアルネア(これも機会があったら話題にしよう)の
単純なダイアル式に変わってしまっていた。
まあ、これはさして問題にならないから良いだろう。

Mon5_20100125
 ファインダー内を撮影、当時最新鋭のスプリットマイクロ式

6cと9dのさらなる特徴はこのファインダーの「スプリットマイクロ」である。
スプリット(中央の像が切れているもの)の周辺にチラチラしているものがマイクロ
である。
この形式のものは、日本製のものに出て来るのはかなり後である。
そのくらい「高級」なものなのである。
覗いてみると、確かに9dの倍はファインダーが明るい。

Mon6_20100125
 オートバグ(M42)+レンズを装着した6c

ALPAのレンズはなにせレアなうえに高い。
こんなときこそ「ALPAの膨大なアダプタ群」が役に立つ。
しかも、ALPAのアダプタの一部は「自動絞り」まで出来てしまうのである。
久々に出してきて眺めると、私のアダプタ遊びの原点はALPAであることを
再認識する。

やはり機械式のカメラは楽しい。

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2010.01.24

ウォーム使用型の吊掛モーターの考察

平ギアを使用した吊掛モーターを作る前に、ウィームギアを使用したタイプ
を作成している。
当初は「牽引力向上」を目標として、大型のモーターを使用したタイプで
あった(これについては、いずれきちんと報告したい)
続いては、サウンドを搭載するためのスペース確保のための小型モーターを
使用したものである。

Sun2_20100124
 鉄道模型日誌によると、2008/5/2に製作されている

ウォームギア(エンドウ2:16)はすでに使い慣れたものであり、後は小型モーター
用のブラケットの作成である。
これも大した手間ではなく、量産性を考慮してネジを含めて3個の部品で構成され
ている。

Sun3_20100124
 台枠は天賞堂の旧型EF級の規格で作成

旧F級電機をテスト用に選択したのは、4個モーターでは判らなかった回路の組み合わせ
(3個直列/2台車並列、2個直列/3セット並列、6個直列など)をテストするためだ。
実際、4個のときには判らなかった牽引力や電力消費のデータを取ることができた。

悲しいことがある。
この吊掛モーターを作成したときには、このモーターは12V用として購入した。
なにしろ、1個が100円!という廉価さもあり、無理なテストをして焼いてしまっても
(注:かなりムリをしたのに、実際は1個も焼けたことがないのは凄いことだ)
そのつもりでテストを続けてきたのだが、「本当にそうなのか?」と思っていた。
後日、「すいません、12Vではなく3V用です」という札が下がっていて「ああ、やはり
そうだったのか」と納得した。
とはいえ、かなりの徒労感はある。
それもあるのだが、こちらは自分のミスで計測データが記録として残っていない。
日誌に残っているものはこれだけだ。
 2008/5/4  全並列の回路で走行 最大負荷時に16V/1A
 2008/5/18 直並列(3個直列/2セット) 16V/0.2A
 2008/6/21 テストを実施 =>たぶん2個直列/3セットだと思われる
記録をきちんと残すことをしなかったのは反省しなくてはいけない。

結局、間違った理解(情報)で動力装置を試作し、なんとなく「これはダメか」
という判断で次のステップ(平ギア式)に移行したことになる。

Sun5_20100124_2
 軽い車両で重量貨物を牽引すると、下り勾配でこうなることもある

最期に、テストの結果「牽引力と電力以外」に判ったことがある。
これは、さらに平ギア式の吊掛モーターで顕著になるのだが、軽量で牽引力のある?
車両で下り勾配を走行すると、過スピードになり脱線することがある。
このようなことがどのような状況で発生するか?ということが判ったことは良い教訓
である。

Sun2_20100124_2
 製作を待つEF58(鉄道模型社のボディだけではない)

このような振り返りをしているのも「そろそろ車両製作をしたい」という願望である。
それにしても、動力装置を変えるということは、本当に手間である。

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2010.01.23

シュタインハイル社のLマウントレンズ

Leica M9のおかげで、レンジファインダー用のレンズがフルサイズで使える
ようになると、どうも気が緩んでレンズが増えてしまうようだ。
また増えてしまった。
シュタインハイル社のCulminar85F2.8(L)である。

Fri3_20100122
 M9に装着されているのがCulminar85F2.8(L)

同じメーカーのレンズであるので、外観はなんとなく似ている。
しかし、Quinon50F2のヘリコイドは反時計回り、Culminar85F2.8は逆で
ある。
同じLマウントなのにどういうことか?
そもそも、Quinon50F2は標準レンズであるから、本来は「どこかのメーカー
のボディに標準で付くはず」のものだったはずである。
ドイツのレンズ交換式Lマウント機のメーカーといえばライツ社で、ボディを
売るときには当然自社の標準レンズを付けて売ったはずであるから、
「わざわざシュタインハイル社の標準レンズを別買いして」というのは、
あまり考えられないからである。
そうなると、この2本の関係は「統一されたシリーズとして」出たものでは
無いということが考えられるのである。

と、クラカメというのはあれこれと想像が出来て楽しい。

問題の写りはこのような感じだ。

Fri4_20100122
 室内で初ショット、M9をISO800で使用

Sat1_20100123
 デイライトで撮影、しっかりとした描写と背景のボケ味の穏やかさが良い

私が他に所有しているシュタインハイル社のレンズは、35F2.8(Ex)である。
こちらも良い写りのレンズだ。
ドイツの光学機メーカーは本当に奥が深い。

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2010.01.21

吊掛モーターのテスト車のテスト(全並列)

Wed5_20100120
 レイアウト上でテストを行う14:28と14:40のギア比の車両

ギア比の異なる吊掛モーターを搭載した車両によるデータ取りを行った。
モーターはいずれも全並列である。
(パワーがもっとも出る状態)
結果は以下の通り(数値は2%勾配登坂時(負荷最大時))。
ギア比 14:28 車輪10.5φ 
 自車(202g)のみ  4V/0.2A
 400g牽引      6V/0.4A
 800g牽引      7V/0.7A
ギア比 14:40 車輪14.0φ
 自車(200g)のみ  4V/0.2A
 400g牽引      6V/0.6A
 800g牽引      7V/0.8A

この結果はどういうことか?

車輪の径の違いを考えても14:40の方が減速比が高いはずであるし、
径が大きな車輪をゆっくり回しているのだから、空転も起こりにくい
(粘着がより良い)のだから有利なはずである。

しかし、結局はまったく優位性なし。

まったく、実際にテストをしてみないと判らないことが多い。

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2010.01.17

続いて14:28のギア比のテスト車

今日も午前中はダウンしていた。
歳を取ると、どうも体調不良が堪える。

午後になり、ようやく吊掛モーター(14:28)のテスト車両を組んだ。
動力部は既に作ってあったので、台枠を整備し、DT12(日光)を塗装して組んだ
だけではある。

Sun1_20100117
 吊掛モーター(14:28)を組み込んだ台車

Sun2_20100117
 14:40のものと同じ台枠を使用、こういうものは標準化しておくと楽。

これで2種類のギア比による牽引力測定ができる。
現地で回路変更(全並列/直並列)もできるので、テストが効率化できるはずだ。

ところで、モーター側のギア(ピニオン)の固定をハンダ付けからロックタイトに
変更をしたのは以前UPした通りだ。
これでかなり作業が楽になり、ピニオンの軸抜けも減ったのだが、それでも
4個に1個はピニオン抜けが発生する。
量産技術はそれなりになってきたので、いよいよ品質問題が課題となってきた。

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2010.01.16

カメラ関係

風邪でダウンしている。
吊掛モーターの工作は中断。

Wed3_20100113
 Summicron用のフードを装着したQuinon50F2(L)

先日購入したQuinon50F2(L)にはフィルタ装着用のネジが切られていない。
フードをどうするか?を考えた結果「この手のレンズにはSummicron用が使える」
というヤマカンで装着してみるとokだった。
クラカメやレンズを使うものは、これくらいの応用力は普通だ。

Thu3_20100114
 新規に購入したアダプタとリング

油断していると、アダプタなどが増える。
ALPA-μ4/3は近々使う予定あり。

Sat2_20100116
 改造してμ4/3用になったContarexアダプタ

以前、4/3用に作成したContarexアダプタを、Tアダプタを切ってμ4/3用に
した。
これで∞が出て使いやすくなった。

Sat4_20100116
 Zeiss Planar55F1.4(絞り開放)

使ってみると良く写る。
正直言って、4/3で使ったときはファインダーと画像エンジンが今ひとつだった
のでダメであった。

ああ、それにしてもお腹が痛い。

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2010.01.13

吊掛モーター(14:40)のテスト車両

1日遅れてUPする。
まあ、おかげで実走行(まだ慣らし運転)の結果も追加できる。

Mon1_20100111_2
 センターピンが下に出るタイプ

カツミのED58の台車(ED70と同じ)の軸距離は31.0mmである。
14:40のギア比のモーターではセンターピンに当たってしまう。

Mon2_20100111_2

Mon3_20100111
 センターピンが上に来るタイプ(MPのときに使う)

枕梁に0.6t真鍮板を貼り、センターピンを上に持ってくるようにした。

Mon4_20100111
 14:28と同じ方法でモーターを搭載

吊掛モーターの固定方法は14:28と同じである。

Mon5_20100111
 車体の台枠は上方からもアクセス出来るタイプ(テストに便利)

台枠については、既に10.0φコアレスによる吊掛モーター時に作成しておいた
ものを使用している。
台車上方は開けてあり、配線も台枠につけた2.0真鍮角線を前後に渡したもの
に直接モーターの配線を取り付けるようになっている。
そのため、ハンダコテを持参すれば、テスト現場(レイアウト)においてもモーター
交換や回路変更(全並列=>直並列)の対応が可能としてある。
こういうことは、今までの何度も行ってきたテストの経験が生きている。

車重はウェイトなしで117g、ウェイト搭載で200gとした。
吊掛モーター(スパーギア)式の動力は、空転は発生しないので、粘着確保の
ためのウェイトは不要と言っても良い。
200gにしたのは「真鍮車体の電車(20m級)」を意識した結果である。

Mon6_20100111
 400gにするには、これくらいウェイトを追加する必要がある

さて、テスト走行の結果である。
とりあえず、走るかどうか?のテストを行った。
なにせ注油も満足に行っていない状況なので、結果からすると14:28のタイプ
より結果が悪い(カッコ書きは14:28の計測値)。
 空車(200g) 6V/0.5A (5V/0.4A)
 400g牽引  7V/0.6A (6V/0.4A)
 800g牽引  8V/0.8A (8V/0.8A)

後日、きちんと整備をして、再度確認するつもりである。
しかし、この結果は私の予想していた通りと思っている。
つまり「小型モーターによる吊掛モーター方式の場合、減速比はさして問題
ではない」ということである。
やはり、実地の検証は大事である。

牽引力と電力については、ここに記載した通りである。
しかし「数字に表れない性能」が確認できた。
それは「とても音が静か」ということである。
ウォームギア(が必ずしもノイズが多い訳でもないが)を使った動力装置で、車重
200gの車両で2%~3%の勾配で800gの貨物を牽引させて登坂をさせてみれば
判ることだが、猛烈に空転して騒音もかなりである。
しかし、この吊掛式では、通常の走行音しかしない。
この「音が静か」ということは、DCCサウンドを採用するうえで大きなアドバンテージ
なのである。

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2010.01.12

シュタインハイルのLマウント用レンズ

昨日、吊掛モーターのテスト用車両を作成した。
その画像まで用意しておきながら、しっかりと違う話をする。

私の鉄道模型以外のいくつかの趣味に、クラシックカメラを使った遊ぶという
ものがある。
要するにメカ好きなのである。
もっとも、最近では銀塩よりはデジタルが手軽であるため、銀塩のボディは
もっぱら戯れ用になっており、デジカメに古いレンズを装着して、その描写を
楽しむことが多い。

ライカマウントのレンズとして、何年も探しているレンズがある。
見つけたとしても、価格の問題や手持ち金不足により買えないこともある。
無限財力でもないのであるから、優先順位もある。
私のMLマウントのレンズ購入の優先順位は、以下のような関係である。
 (1)国産Lマウント(古いもの)
 (2)海外のライカマウントレンズのうちの特定のもの
 (3)ライカのレンズ(基本的には古いもの)
まあ、実際は希望購入価格とのギャップや用途(撮影旅行など)により
変わることも多い。

それはともかくとして、長年色々とあって所有出来なかったレンズが
ようやく手に入った。

Tue3_20100112
 ドイツの中堅レンズメーカー シュタインハイル社の
 Quinon50F2(Lマウント)

一般の人にはあまり知られていないが、かつてのドイツの中堅光学機器
メーカーのシュタインハイル社のキノン50F2(L)である。
このメーカーのレンズは、ほとんどの場合が廉価なことが多いのだが、この
レンズだけは見つけるとかなり高価だ。
シュタインハイル社は、あのライカM3の前にブライトフレーム式のファインダーの
カスカIIなどを発売した割りには、その後は廉価なレンズとカメラを供給する
ようになった。
製品の中に、フランズバックの違うLマウント(39mm)などがあり、ときどき中古
で販売されているのを間違って購入してしまうケースもあり要注意なのだが、
このレンズはきちんとしたLマウントである。
しかも、近接撮影(50cm)も出来るのがなんとも不思議な存在だ。

Tue4_20100112
愛犬のチョコ君(LeicaM9+Quino50F2 距離1m)

カムに連動するのは1mまで(Lマウントだから)である。
このレンズは、ピンの来たところ(目の位置)は猛烈にピンが良く、
後ボケもなだらかで好感が持てる。

Tue5_20100112
最近接撮影(ノーファインダー撮影、50cm)

私の特技?でもあるカンフォーカス撮影で50cmの最至近距離で撮影した。
(こういう特技は、クラシックカメラを使う人間には必要な技術だ)
こちらも目の位置にカチッとピンが来ている。

ひょっとしたら、ダメダメレンズだったらどうしよう・・・とドキドキとしつつ、
テストしてみると期待通りだと大変嬉しい。

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2010.01.11

吊掛モーターの量産

なにしろ、吊掛モーターは数が必要である。

Sun4_20100110
 14:40(1:2.857)と14:28(1:2)のタイプを作成

ギア比による牽引力と電力消費の計測のため、新たに14:40のタイプを
作成した。
数はたったの4個であっても、治具を作らなくてはいけないので、手間は
むしろ14:28よりかかる。
予備も含めて、モーターブラケットを6個作成。
全部で8個を完成形にした。
テストをしてみると、新しくロックタイトで固定する方式のギア(14枚)が
2個抜けてしまった。
どうやら、切り出したギア(t0.8)を接着後、厚さを0.6mm程度に軸ごと削る
ときにムリな力がかかってしまい、接着が外れてしまうようだ。
これは改善しないといけない。

Sun5_20100110
 厚さt0.5の14枚ギアで作成した吊掛モーター

14枚のギアを切る治具を新たにt0.5のものを作成。
それを使用したモーターを2個作成した。
こちらについても、早く走行可能にしてテストをしたいと思っている。

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2010.01.10

ギア比

モーターは一応アルモータ0813(注:前の発言で1012と書いていたが、それは
間違いであった)で行く目処は付いた。
ハウジングについても、作り方がなんとなく身に付きつつある。

Sun3_20100110
 協育歯車のモジュール0.3各種をカットしたもの

いよいよ、各ギア比での走行確認を行うべきである。
しかし、仕事なんかまったくもってヒマヒマなのに、さっぱり試作が進まない。
酒ばっかり呑んでいるからである。
2010年は反省しないといけない。

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2010.01.03

吊掛モーターのケーシング

モーターにピニオンを入れただけでは吊掛モーターとは言えない。
車軸と結合して「吊掛け」なのである。

Sun3_20100103
 2009年に試作したタイプ(軸受部はモーターに接着)

14枚のギア(協育歯車)を使うと、アルモーター1012のネジ穴を使うことが
出来ない。
ギアにネジの頭が当たってしまうのである。
仕方が無いのでモーター本体に軸受を接着していた。
強度的には問題はないのだが、テスト時はともかくとして、実用に入り、かつ
長時間使用となると果たしてどうなのか?という疑問はあった。

Sun4_20100103
 量産も考慮して作成したケーシング

箱根駅伝を見ながら、あれこれと思案しながら試行錯誤して試作を行った。
結果として、10.0φ(内径)に0.3tの真鍮板を曲げ、4.0φの軸(パイプ)を
ハンダ付けするような構造にした。
そう書くと簡単に見えるが、ここに到るまで大量の試作品を作り、形が決まった
ところで精度を維持するための治具作成など大変であった。
試作第一号の感じはかなり良かった。
さっそく、10個分の部品を作り、なんとかケーシングを組んだところで時間切れ
となった(いや、体力&精神力切れ)

Sun5_20100103
 秋葉原で廉価に購入したモーターによる吊掛モーター
 どうやら並木精密宝石のコアレスモーターらしいが定かではない。

実はアルモーター1012を採用する前に試作に供した10φのコアレスモーター
が未組みのまま放置してあった。
もったいないので、これも組んで使うことにした。

ということで、結局2010年の研究課題の準備だけで年末年始休暇は終わって
しまった。
本当は、路面電車用(車輪が8.5φ、9.5φ)や機関車用(ギア40枚)のケーシ
ングも作りたかったのだが、時間切れとなってしまった。

もっと休みが欲しい!

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