松本模型の京都N電の整備(2)
GW最後の2日は雨である。
天気が悪いので、すんなりと模型工作が出来る。
いよいよ動力装置である。
21世紀になって、さすがに車体中央にデ~ンとDV18が威容を示して
いるのは悲しいので、さてとどうするか・・と台車を確認する。
驚いたことに、な!なんと!どうやっても車輪が外せない。
車輪を入れてハンダ付けで組み立て、そして塗装をしたようである。
仕方が無いので、下回りは組みなおすこととした。
真ん中から切断したところ。
片方の台車のハンダが緩んでいたので、上下が分離してしまった。
塗装を剥離してハンダ付けをやり直す。
それで判ったのだが、コイルスプリングは真鍮ネジを使って表現している。
板バネは真鍮板をカットして上下を合わせて表現している。
エッチングも鋳物も使わない、シンプルな表現が心地よい。
動力については、昨年から地味に開発してきた吊掛モータを採用する。
数年前から「音が静かでスペース効率が良いサウンドDCC対応に向いた
動力装置が作れないか?」という研究テーマの結果できたものである。
各種テスト中であるが、まずは試験もしっかり行ってある10.5φ用の
14:28のギア比のものを採用した。
テスト用ユニットによるテスト走行はかなり行っているが、きちんとした
車両にスプレーグ式のこのタイプを本格的に搭載するのは、私にとって
は初めてである。
全て整備を終わったところ。
屋根については、再塗装をするかは思案中である。
これで一応形になった。
静かに走るので満足である。
今後、架線集電やDCCサウンド化なども試行してみる予定である。
ともかく、これで松本模型の京都N電はどこに出しても恥ずかしくない
状態に整備を完了した。
かなり満足である。
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