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2009年6月

2009.06.13

牽引力を出すための試み

私は、鉄道模型は「走るからこそ面白い」と考えている。
偉そうにそのようなことを言う限りには「動力装置に凝る」性格なのである。

牽引力が強いとか弱いとか言う以上は、客観的に判断できる基準が必要である。
幸いなことに、いさみやのレイアウトで計測するとことができる。

Ef662_20070325

レイアウト全景。
2%勾配のある、8字型のエンドレスである。

Ef663_20070325

1両400gのトレーラーを牽引して、レイアウトを一周すればok。
一応、計測結果は以下のランクに分類している。
 超軽量級 200gまで
 軽量級   400gまで
 中量級   700gまで
 重量級  1000gまで
これがそのトレーラー車両。
400gの他に、より詳細な牽引力を確認するために100g、200g、300gも用意。

最初は普通の車両でテストしていたものの、超軽量級(200g)でどうやって
性能を向上するか・・・と1週間ほど考えた末、「いっそギア連動を止めて
2モーター(1軸1モーター)にしたらどうなるか?」ということを思いつき、
さっそく実行することにした。
理論的には、軸数はともかく「ED級のパワー」になるはずである。

Ef661_20070325

車両終了はいずれも196g、モーターは同じながらEB58は1個、EB66は2個。

Ef665_20070325

いよいよ計測。
まずは1モーターのEB58は3.5両を牽引。

Ef666_20070325

対する2モーターのEB66は、2%勾配(一部3%?)を5両を牽引した。
EB58の約1.5倍の牽引力を発揮!

まだ少年時代、モーターは高価であったのでギア連動が主流であった。
21世紀になり、モーターの方が連動ギアより安くなってしまった。
まだまだ色々な応用方法がありそうな気がする。

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