吊掛モーター(14:40)のテスト車両
1日遅れてUPする。
まあ、おかげで実走行(まだ慣らし運転)の結果も追加できる。
センターピンが下に出るタイプ
カツミのED58の台車(ED70と同じ)の軸距離は31.0mmである。
14:40のギア比のモーターではセンターピンに当たってしまう。
センターピンが上に来るタイプ(MPのときに使う)
枕梁に0.6t真鍮板を貼り、センターピンを上に持ってくるようにした。
14:28と同じ方法でモーターを搭載
吊掛モーターの固定方法は14:28と同じである。
車体の台枠は上方からもアクセス出来るタイプ(テストに便利)
台枠については、既に10.0φコアレスによる吊掛モーター時に作成しておいた
ものを使用している。
台車上方は開けてあり、配線も台枠につけた2.0真鍮角線を前後に渡したもの
に直接モーターの配線を取り付けるようになっている。
そのため、ハンダコテを持参すれば、テスト現場(レイアウト)においてもモーター
交換や回路変更(全並列=>直並列)の対応が可能としてある。
こういうことは、今までの何度も行ってきたテストの経験が生きている。
車重はウェイトなしで117g、ウェイト搭載で200gとした。
吊掛モーター(スパーギア)式の動力は、空転は発生しないので、粘着確保の
ためのウェイトは不要と言っても良い。
200gにしたのは「真鍮車体の電車(20m級)」を意識した結果である。
400gにするには、これくらいウェイトを追加する必要がある
さて、テスト走行の結果である。
とりあえず、走るかどうか?のテストを行った。
なにせ注油も満足に行っていない状況なので、結果からすると14:28のタイプ
より結果が悪い(カッコ書きは14:28の計測値)。
空車(200g) 6V/0.5A (5V/0.4A)
400g牽引 7V/0.6A (6V/0.4A)
800g牽引 8V/0.8A (8V/0.8A)
後日、きちんと整備をして、再度確認するつもりである。
しかし、この結果は私の予想していた通りと思っている。
つまり「小型モーターによる吊掛モーター方式の場合、減速比はさして問題
ではない」ということである。
やはり、実地の検証は大事である。
牽引力と電力については、ここに記載した通りである。
しかし「数字に表れない性能」が確認できた。
それは「とても音が静か」ということである。
ウォームギア(が必ずしもノイズが多い訳でもないが)を使った動力装置で、車重
200gの車両で2%~3%の勾配で800gの貨物を牽引させて登坂をさせてみれば
判ることだが、猛烈に空転して騒音もかなりである。
しかし、この吊掛式では、通常の走行音しかしない。
この「音が静か」ということは、DCCサウンドを採用するうえで大きなアドバンテージ
なのである。
| 固定リンク
« 吊掛モーターの量産 | トップページ | カメラ関係 »
コメント