シュタインハイル社のLマウントレンズ
Leica M9のおかげで、レンジファインダー用のレンズがフルサイズで使える
ようになると、どうも気が緩んでレンズが増えてしまうようだ。
また増えてしまった。
シュタインハイル社のCulminar85F2.8(L)である。
M9に装着されているのがCulminar85F2.8(L)
同じメーカーのレンズであるので、外観はなんとなく似ている。
しかし、Quinon50F2のヘリコイドは反時計回り、Culminar85F2.8は逆で
ある。
同じLマウントなのにどういうことか?
そもそも、Quinon50F2は標準レンズであるから、本来は「どこかのメーカー
のボディに標準で付くはず」のものだったはずである。
ドイツのレンズ交換式Lマウント機のメーカーといえばライツ社で、ボディを
売るときには当然自社の標準レンズを付けて売ったはずであるから、
「わざわざシュタインハイル社の標準レンズを別買いして」というのは、
あまり考えられないからである。
そうなると、この2本の関係は「統一されたシリーズとして」出たものでは
無いということが考えられるのである。
と、クラカメというのはあれこれと想像が出来て楽しい。
問題の写りはこのような感じだ。
室内で初ショット、M9をISO800で使用
デイライトで撮影、しっかりとした描写と背景のボケ味の穏やかさが良い
私が他に所有しているシュタインハイル社のレンズは、35F2.8(Ex)である。
こちらも良い写りのレンズだ。
ドイツの光学機メーカーは本当に奥が深い。
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