吊掛モーターのケーシング
モーターにピニオンを入れただけでは吊掛モーターとは言えない。
車軸と結合して「吊掛け」なのである。
2009年に試作したタイプ(軸受部はモーターに接着)
14枚のギア(協育歯車)を使うと、アルモーター1012のネジ穴を使うことが
出来ない。
ギアにネジの頭が当たってしまうのである。
仕方が無いのでモーター本体に軸受を接着していた。
強度的には問題はないのだが、テスト時はともかくとして、実用に入り、かつ
長時間使用となると果たしてどうなのか?という疑問はあった。
量産も考慮して作成したケーシング
箱根駅伝を見ながら、あれこれと思案しながら試行錯誤して試作を行った。
結果として、10.0φ(内径)に0.3tの真鍮板を曲げ、4.0φの軸(パイプ)を
ハンダ付けするような構造にした。
そう書くと簡単に見えるが、ここに到るまで大量の試作品を作り、形が決まった
ところで精度を維持するための治具作成など大変であった。
試作第一号の感じはかなり良かった。
さっそく、10個分の部品を作り、なんとかケーシングを組んだところで時間切れ
となった(いや、体力&精神力切れ)
秋葉原で廉価に購入したモーターによる吊掛モーター
どうやら並木精密宝石のコアレスモーターらしいが定かではない。
実はアルモーター1012を採用する前に試作に供した10φのコアレスモーター
が未組みのまま放置してあった。
もったいないので、これも組んで使うことにした。
ということで、結局2010年の研究課題の準備だけで年末年始休暇は終わって
しまった。
本当は、路面電車用(車輪が8.5φ、9.5φ)や機関車用(ギア40枚)のケーシ
ングも作りたかったのだが、時間切れとなってしまった。
もっと休みが欲しい!
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