「さんぴん」の意味
時代劇で、チンピラが下級武士に「このサンピンが何言ってやんで~」という
台詞を聞くことがある。
あのサンピンとは何だろう?
調べてみると「三一武士」のことなのだそうである。
もっとも下級の武士の給料が三両一人扶持だからなのだそうである。
ふむ、なるほど。
それは良いのだが、カメラにも「さんぴん」がある。
何かというと、それはローライSLシリーズのレンズの仕様なのである。
それでは、その意味を順に説明していく。

第一のピン。それは絞り込みのピンだ。
一番目のピンは、M42の自動絞りのピンである。
これは、SL35の時代からある。
M42のレンズではおなじみだ。

第二のピン。絞り値を伝えるもの(SL350,SL35E)
このピンは、開放測光が出来るようになった機種用に付いたピンで
ある。
これにより、レンズの絞り値が伝わる。

これがもっとも判りにくい「第3のピン」 開放値を伝えるピン
(SL2000F、3003、3001)
これがもっとも判りにくい。
なぜなら、「ピンはレンズ側ではなく、ボディ側にある」からである。
では、レンズ側はどうなっているのか?

ボディ側ピンに情報を伝えるため、マウント部が掘り込まれている(左側)
マウントアダプタ(右側)は掘り込みがない。
要するに、レンズ側のマウント部が掘り込まれることにより「全体でカム状態」
になっているのである。
では、f値でどれくらい違うのか?と実測してみると、
F=1:1.4 0.5mm程度
F=1:2.8 0.8mm程度
という結果であった。
それにしても、ずいぶんと微妙な寸法の違いで、重要な情報を伝えているもの
である。
最期に、「では、SL2000F(または3003)で1ピン仕様のレンズでAEをやると
どうなるのか?」という疑問である。

マウントアダプタ(1ピンと同等)を装着し、SL2000FをAEにした状態
左側がシャッター速度、右側が絞り値。全部点灯しているのに注目!
結論から言うと上記のようになる。
2ピンのレンズをSL2000F、または3003、3001を使うと右側が点灯しっぱなし
になる・・・と聞いてはいるのだが、私はまだ2ピンのレンズが無いので検証
出来ていない。
それはいずれ解決するとして、1ピンをSL2000FでうっかりAE設定すると
この画像のようになってしまう。
さらに、間違ってレリーズすると、シャッターが開きっぱなしになり、当然ミラーも
上がりぱなしだ。
これを解消するには、メインスイッチをオフ(○印)にすれば良い。
このような注意も必要なのである。
まあ、判ってしまえばどうということもない。
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