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2010.03.07

61年ぶりに

エクトラのことをUPするために、あれこれと確認するついでに、CASCA IIと戯れ
ていたときにそれは起こった。

Casca1_20100306
 なんと!後蓋の皮が剥離した!

あれ?なにかゴワゴワするぞ・・・と思っていたら、あっさりと皮が剥がれた。
なんとも簡単に・・・である。
撮影中に剥離したら大変なことになっていたかもしれないが、室内でいじって
いてなら問題はない。
どうやら、接着材はエマルジョン系のものを使っていたようである。
要するに「木工ボンド」だ。
これでは、金属との接着はやや心もとない。
ただし「再度剥がすつもりであれば」この接着剤の方が皮を痛めないので
有効ではある。
ゴムのり系のものは昔からある(シャッター幕などはこれで固定)ので、なぜ
この接着剤を使ったのかは??であるが、CASCAの作りのほんの一部が
理解出来て楽しい。

Casca2_20100306
 これでダイキャスト部がしっかりと確認できる。
 カシメ止めだれた部分が良く判る(ヤスリ仕上げの跡もの残る)

CASCA IIは1949年製とのことである。
敗戦から4年で、よくもまあこれだけカッチリとしたダイキャスト製品を製造
したものだ・・・と感心する。
裏側からカシメ止めされている部分が良く判るのだが、なぜか一部分だけ
仕上げのヤスリ目が残っているのが面白い。
当時の職工さんは、どんな工作をしたのだろう?と想像が膨らむ。

Casca3_20100306
 カシメ止めの表側。

ヤスリ目があるのは、どうやらフィルムマガジンを押さえる部分である。
他の部分は綺麗になっているのに、ここだけなぜヤスリ?
まあ、どうでも良いことなのであるが、製造から61年が経過して、こういう
ところが見られたことが楽しい。

たかがカシメの一部をヤスリで修正したところが気になるくらいに、CASCA
のダイキャスト成型は優れているのだ。
同じ時代の他のカメラの作りと比較すると、今までと違ったクラカメの楽しさ
が発見できそうな気がするのである。

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