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2010.03.21

CASCA IIのファインダー

久々のCASCA IIネタである。
たまに快晴になったときに、ポジで撮影している。

Casca3_20100321
CASCA II Culminar50F2.8 1/500 F=1:5,6

ポジの現像に時間がかかるので確認にかなり時間がかかるのであるが、
どうやらこの個体の調子は良いようで、写りはしっかりしている。

Casca1_20100321
 CASCA IIと同年代に存在していたドイツのレンジファインダー機

CASCA II型が登場したときに、ドイツに存在していたレンズ交換式フォーカル
プレーン機を揃えてみた。
左からライカ(残念ながらIIIcではないIIIf)、コンタックスII(1936)、CASCA II(1949)
である。
Contaxについては、1950年にIIaが発表されているので、そちらが良いのかも
しれないが、当時はII型が主力であったと思われる。
ちなみに重さ(実測)は以下の通り。
 ・Leica IIIf Elmar50F3.5    557g
 ・Contax II Sonnar50F2    747g
 ・CASCA II Culminar50F2.8 764g

並べてみて思うのは「ライカって本当にコンパクト、それに比べてCASCAはなんと
大きなことか」である。
Contax IIもかなり大きいと思っていたのだが、こうしてみるとコンパクトなサイズ
にとても1936年発売とは思えないほどのメカニズムである。

さて、この3台をなぜ並べてみたか?である。
CASCA II型で撮影してみると、以下のようなことがよく起こるのである。

Casca4_20100321

Casca5_20100321
 CASCA II Culminar50F2.8 1/500 F=1:5,6

先ほどのチョコ君の画像も足がちょっとキレている。
CASCAのファインダーで構図を取ると、どうも下が切れることが多い。
さてはて、なぜなのか?と考えると以下のようなことが原因なのでは?という
ことに気がつく。

Casca2_20100321
 Contax IIとCASCA IIのレンズ中心とファインダーの高さの違い

見た目を比較すると、Contax IIと比較してもCASCA IIの方がかなり高く見える。
レンズ中心からファインダーの中心までの高さを実測すると以下の通り。
            水平距離     高さ
 Contax II       37mm     30mm       
 CASCA II       37mm     38mm
意外にも水平距離は同じであった。
しかし、高さは8mmも高いのである。
手馴れたメーカーであれば、ファインダーの構造を微妙に工夫してレンズ中心
との違いを埋めるであろうし、CASCAはブライトフレームがあるのであるから
50mmにおいても高さ補正と近接撮影時の枠を出しておくのが筋のような
機がする。
それをしなかったというのが、やはり「初めてカメラを作ったメーカー」である
ゆえなのであろうか?

CASCA IIで撮影をしていると、他にも気がつくことがある。
 ・シャッター速度設定のスライダーが、撮影時にカメラをグリップすると
  動いてしまうことがある(意外に多い)
 ・丸っこいボディに正面の板がツルツルして手が滑りそうになるが、
  持った感触は妙に心地よい。
 ・巻き上げノブがアルミ製&ギザが浅いのでフィルムの巻上げが
  結構辛い(指の筋がジンジンしてくる)
  また、それはフィルム巻き戻し時も同様で、1本撮影して巻き戻すと
  「もう今日はこれくらいにしておいてやろう(疲労)」となる。
 ・巻き上げなどをしていると、ヘリコイドに知らないうちに手が触れてしまい
  再度撮影するときに「あれ?」となる。
こういうことについては、CASCA IIの量産が続いていれば改善されたのかも
しれないと思うと興味深い。

もう70年前の少数生産カメラの違いを、こうして検証するのは楽しい。
現物を所有しているゆえの特権であるのかもしれない。

さて、「おそらくCASCA IIで玉電を世界初撮影(笑)」の成功したものを
UPする。

Casca6_20100321
 CASCA II Culminar50F2.8 1/1000 F=1:5,6

残念ながら、逆光で撮影したせいか?空の青さがあまり出なかった。

Casca7_20100321
 CASCA II Culminar50F2.8 1/500 F=1:5,6

玉電の沿線には、古くからの住宅街もあって、公園にもこのような面白い
ものがあって楽しい。
クラカメ+銀塩での撮影を、これから桜の季節を迎えてもっと楽しもうと思う。

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