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2010.03.05

KODAK EKTRAの話(1)

うやむやのままに、Rollei SL2000Fシリーズの撮影をしないまま、この話題へと
移行していく。
要するに、ブログなのであるから「気分次第」なのである。

田中長徳さんの名著「銘機礼賛」を読んで、クラカメの世界に落ちた人は多いと
思う。
私は、Leica IIIf、Contax IIを実用品?をして購入してから、この本を購入し、
ALPAを買ったのである。
この本の中で、私がハマってしまったものは以下のようなものだ。
 ALPA
 KODAK Ektra
 Rollei SL2000F
 
実際に入手したのも、この順番である。
KODAK Ektraは確か1993年くらいに入手したはずである(やや曖昧)

Ektra2_20100305
 今でもしっかりと稼動しているEktra。しかし、その道は苦難の連続。

私が最初に使ったEktraは友人のものであった。
銘機礼賛を読んだ友人が、海外から購入したものの「そのあまりに違う
使い勝手」に驚き、届いてすぐに私のところに持ってきて「使ってみて
ください(涙)」となったのだ。
そして、彼の予想は的中し、試験撮影時に・・・・
(この話は凄く面白いのだがやらないことにする)
このような苦難の少し後に、私のエクトラはやってきた。
しかし、受け取った時点で故障して動作しなくなっていた。
そんなとき、私は仕事では決して見せないパワーを発揮し、巡り巡って
修理名人に「私はやってあげられないが、貴方なら出来る!」というドラマ
のような逸話が展開し、徹底的にエクトラのしくみを教わることで自分で
トボトボと修理しながら使用し、故障しては修理、また壊れては修理・・
という修行がなんと!5年以上も続き、そして最期に「エクトラ修理名人」
の最終メンテが入ることにより「真の快調さ」を手に入れたのである。

そして、それから10年以上・・・
今も快調である。
長く続いた平穏な日々。
本当に、コダック エクトラは私を鍛えてくれた。

さて、思い出話はともかく、KODAK Ektraにまつわる各種の話について、
私の知識と経験を元に話をしていきたい。
なお「正しい歴史」を学びたい人は、海外の文献を見るか、日本国内でも
きっちりとした書籍を探した方が良い。

まずは「Ektar50F1.9のグルングルンぼけ」である。
たまに「Ektar50F1.9の特徴は後ボケがグルングルンになる」ということが
述べられているものを見かける。
それはそれで正しいことなのだが、後ボケが暴れるタイプのレンズは、別に
Ektar50F1.9には限らない。
タンバールやノクチルックス50F1.2だって結構グルングルンである。

たとえば、このような例がある。

Ektra3_20100305
 定番モデルのチョコ君。Ektar50F1.9 絞り開放

このように撮影するとエクター50F1.9でも後ボケはおとなしいものだ。
要するに「グルングルンボケはレンズの個性というよりも、撮影にシチュエーション
により発生」するのだと思っている。

では、Ektar50F1.9でグルングルンボケを再現してみよう。
私がレンズテストをするときに「これは後ボケが暴れる」というテストを行うために
選ぶシチュエーションはこのようなものである。
 ・被写体はやや暗めになっている
 ・背景は細かくチラチラしたものがある(木漏れ日など)
実践してみるとこのような感じだ。

Ektra4_20100305
 KODAK Ektra Ektar50F1.9 絞り開放

Ektra5_20100305
 KODAK Ektra Ektar50F1.9 絞り開放

このようになる訳である。
ボケ味をどう使いこなすか?はレンズ選択もあるが「特性を生かした背景を
選ぶ」というのは、私のような素人が口にしなくても言われていることである。
私自身は、Ektar50F1.9を含むエクトラのレンズは、ボケ味というよりも「快晴の
ときに空の蒼さがクッキリとする」だと思っている。
もっとも、日本の気候でその状況にうまく出くわすのが難しいのだが。

Ektra1_20100305
 17年を経過し、KODAK Ektra軍団が強化された。

快調な私のEktraではあるのだが、製造されて約70年が経過、私の手元に
来てからも17年近くが経過、考えてみると、私の手元にある期間だけでも
現代の電気カメラでも寿命になるくらいの年月だ。
さすがに1台では不安なので、もう10年前くらいから2台目を探していたが、
ようやく廉価なものを入手することができた。
2台あると、あれこれと比較も出来る。
今後、マガジン着脱の話やシャッターの話、レンズの話をしていく予定で
ある。

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コメント

検索から来ました。。。
コダックのEKTRAは、すばらしいですねー
一度は、使ってみたく狙っています。でもうわさどうり気難しいのですね。
それでは。。

投稿: MoBlue | 2010.04.15 09:56

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