KODAK EKTRA用のEktar90F3.5
私はコダック エクトラのレンズは3種類所有している。
Ektar35F3.3、Ektar50F1.9、Ektar90F3.5である。
エクトラにEktar90F3.5を装着したところ。
エクター90F3.5は手に取ると軽い。
標準レンズと比較すると以下の通り。
Ektar50F1.9 343g
Ektar90F3.5 330g
50F1.9は手に取るとずっしりするのだが、こうして実測してみるとそれほど
違わないのにはちょっと驚いた。
さて、重さの話はともかくとして、エクトラのファインダーは1941年のカメラ
としては画期的な「パララックス補正」が付いている。
中を開けて見ると、腕儀式の枠が上下するだけなのだが、これだけでも
かなり違う。
さて、その機能を信用して2~3mの距離でチョコ君を撮影した。
KODAK EKTRA Ektar90F3.5 1/1000 F=1:5.6
う~ん、やられた!という感じである。
このスキャン結果を見てからエクトラのファインダーを確認すると、どうも中の腕木が
動いていないようである。
まあ、これで気が付いたから、次回の撮影から気をつければよいだけだ。
クラシックカメラの多少の機能がダメになっているからと言って、やれこれはダメだとか
修理だ!とか騒ぐのはナンセンスである。
もっとおおらかに、楽しむ方向に考えるべきである。
KODAK EKTRA Ektar90F3.5 1/1000 F=1:5.6
KODAK EKTRA Ektar90F3.5 1/500 F=1:8
この日は天気に恵まれたので、「空の青が蒼く写る」の感じが実感できたのが
嬉しい。
今年になって、フジがフィルムの品種を絞ることを発表し、私が撮影結果(ポジ)を
現像に出すと3日もかかって帰ってくる・・・など、銀塩の世界はいよいよ厳しくなって
きたことを実感している。
銀塩が無くなるのを防ぐためにも、これからもクラカメの撮影を楽しんでいこうと
思っている。
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