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2010.03.28

KODAK EKTRA用のEktar90F3.5

私はコダック エクトラのレンズは3種類所有している。
Ektar35F3.3、Ektar50F1.9、Ektar90F3.5である。

Ektra3_20100328
 エクトラにEktar90F3.5を装着したところ。

エクター90F3.5は手に取ると軽い。
標準レンズと比較すると以下の通り。
 Ektar50F1.9 343g
 Ektar90F3.5 330g
50F1.9は手に取るとずっしりするのだが、こうして実測してみるとそれほど
違わないのにはちょっと驚いた。

さて、重さの話はともかくとして、エクトラのファインダーは1941年のカメラ
としては画期的な「パララックス補正」が付いている。
中を開けて見ると、腕儀式の枠が上下するだけなのだが、これだけでも
かなり違う。
さて、その機能を信用して2~3mの距離でチョコ君を撮影した。

Ektra4_20100328
 KODAK EKTRA Ektar90F3.5 1/1000 F=1:5.6

う~ん、やられた!という感じである。
このスキャン結果を見てからエクトラのファインダーを確認すると、どうも中の腕木が
動いていないようである。
まあ、これで気が付いたから、次回の撮影から気をつければよいだけだ。
クラシックカメラの多少の機能がダメになっているからと言って、やれこれはダメだとか
修理だ!とか騒ぐのはナンセンスである。
もっとおおらかに、楽しむ方向に考えるべきである。

Ektra5_20100328
 KODAK EKTRA Ektar90F3.5 1/1000 F=1:5.6

Ektra7_20100328
 KODAK EKTRA Ektar90F3.5 1/500 F=1:8

この日は天気に恵まれたので、「空の青が蒼く写る」の感じが実感できたのが
嬉しい。
今年になって、フジがフィルムの品種を絞ることを発表し、私が撮影結果(ポジ)を
現像に出すと3日もかかって帰ってくる・・・など、銀塩の世界はいよいよ厳しくなって
きたことを実感している。
銀塩が無くなるのを防ぐためにも、これからもクラカメの撮影を楽しんでいこうと
思っている。

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