ボルシーCで撮影
先日、久々の快晴を生かしてボルシーCで撮影した。
ようやくボルシーCで撮影が出来た
WOLLENSAK 44F3.2 1/200 F=1:9(くらい)
撮影していると、ボルシーCの手ごたえは正直言って頼りない。
それは、ボルシー自体の操作性による。
ボルシーのレリーズはシャッターから延びたレリーズレバー
を押し下げるという頼りない操作だ。
コストの関係もあったのだろうが、ボルシーのレリーズはシャッター
から延びたレバーを押し下げることにより行う。
それがまた妙にストロークがあり、レリーズしているときに「どこまで
下げればいいのだろうか?」と疑問を感じつつ操作することになる
から、なんとも心細い。
カメラがぶれないようにしずしずとレリーズしていると、どこでどう
シャッターが切れているのか?果たして手ブレしていないのか?
となんとも頼りないのだ。
「きっとダメだろう(手ブレしている)」と思っていると、現像が上がって
きたときに「あれ?ちゃんと写ってる」というギャップがまた楽しい。
WOLLENSAK 44F3.2 1/50 絞り開放(F=1:3.2)
このようなケースでは、低速シャッターを使うのでかなり不安だ。
しかし、結局はまあまあの写りをしているのだから面白い。
ところで、ボルシーCはウェストレベルファインダーがあるので、明るい
ところではそれを使って撮影を行っている。
ピントフードはワンタッチで開く
ファインダーはこんな風に見える
ピントグラスでピントを合わせるのは辛いのでルーペを起こす
ピントフードはちょっと爪をかけて起こせばワンタッチで立つ。
ときどき「bolsey」のマーク(通称”赤玉”)が外れて落ちたりするので
注意が必要である。
(注:これが無くなると価値が半減する)
2眼レフとはいえ、35mm版のサイズでのファインダーなので、見え
は結構頼りない。
ピント合わせは、ピントルーペを起こして行う。
これで明るいところであれば大丈夫だ。
WOLLENSAK 44F3.2 1/200 F=1:9(くらい)
明るいところは2眼のファインダーでも良いが、ちょっと日陰になると
厳しい。
そうなると、レンジファインダーを使うことになる。
無口なオヤジさんを思わせるボルシーの背面
ボルシーの距離計はスプリットタイプである。
ファインダーはほぼ素通しである
ボルシーCの距離計は左側の穴である。
スプリット式の距離計は、ハーフミラーが薄くなって見えなくなってしまう
合致式よりは年数が経ったボルシーのような大衆機では頼りになる。
とはいえ、撮影対象によっては切れ目が判らずに困ることがある。
ファインダー(右側の穴)は、まあそれなりの見えである。
WOLLENSAK 44F3.2 1/25 絞り開放(F=1:3.2)
このような被写体であれば、レンジファインダーでどうにか撮影出来る。
明暗部がこれだけはっきりしてしまうと、ウォーレンサックでは少し
厳しいのかもしれないが。
以上、久々のボルシーCによる撮影であったが、色々な機能がある
ボルシーCで撮影することは意外に楽しい。
| 固定リンク
コメント