« 電機の動力装置の話(4) | トップページ | Leica R8で撮影 »

2010.06.22

電機の動力装置の話(5)

いよいよ、EH10の登場である。

Hh_move1_20100622
 1軸1モータ式の「ある意味」の究極

EH10の改造に着手したのは、2007.12.18からである。
1軸1モータ式のテストに着手したのが2月であるにもかかわらず
EH10に到達したのは年末も押し迫ってからである。
もっとも、大した理由がある訳ではない。
種車の調達に時間がかかっただけである。
どうせ動力装置は抜いてしまうのだから・・と、京都模型のEH10を
探すのに時間がかかったのだ。
入手したものについては、台車を塗装したり、車体の一部破損
部分の補修などから着手している。

Hh_move2_20100622
 元の姿。片方の台車しか動力が入っていない。

京都模型のEH10は、ご存知の通り、片方の台車がインサイドギア
で動力化されているだけである。
つまに「1個しかモータが入っていないものに、4個入れる」という
作業を行うわけである。

Hh_move3_20100622
 これがなんと1両分なのだから驚く

モーターブラケットを8個まとめて作成したのは、12/24であった。
クリスマスイブに夜なべした成果がこれである。
このときは、さすがにゲンナリした。

Hh_move4_20100622
 苦労の末、組み付けを完了したところ

ボルスター、床板の切り欠きを入れた。
なにしろ、単に組めばいい訳ではない。
全軸、同じ調子で動くように調整しながら組んでいくのだ。
まったく疲れる作業である。

Hh_move6_20100622
 唯一変更が必要であったドローバー取り付け部

この1軸1モータ式では、車体に改造が必要ないのが良いところ
なのであるが、EH10については、全軸にモータが付くことによって
モーターブラケット部がオリジナルのドローバー位置では当たって
しまうことが判った。
結局、車体を少しカットしてドローバー位置を上に上げた。

Hh_move5_20100622
 ずらりとモータが並び、走行可能になった状態

これで走行可能になった。
今回も牽引力測定のランクは中量級にしたため、超大型のEH10
も700g以内(685g)とした。
そのため、ウェイトは車体内部にフレキシブルウェイトを貼った
だけである。

Hh_move7_20100622
 ずらりと揃った1軸1モータ仕様機関車(後ろのEF57を除く)

さて、モータの数が倍になった結果はどうであったか?
 ・EH10 : 18両(7.2kg)
残念ながら、20両牽引は果せなかった。
(注:いさみやの牽引力測定貨車(400g)は20両ある)

EF81,EF66,EF62(後出)、EH10とも実は685gなのである。
これで「同じ車重の場合、パワーが倍になっても牽引力が倍に
なる訳ではない」ということが判った。
倍のパワーになって、牽引力は1.33倍である。
なるほど、面白いものである。
ちなみに、電力は0.1A/16Vであった。
モータが倍になって、なぜか電力消費はまったく増えず。

ところで、ここでまた面白い話がある。
後日、友人達と合同で牽引力測定を行ったときのことである。
その結果は、以下の通りであった。
 ・EH10 : 18 => 16両(6.4kg)
 ・EF62 : 15 => 14両(5.6kg)
なぜか減少してしまったのである。
今に到るも原因は不明である。
まあ、18両が16両になったからと言って、別に何も困りはしないので
はあるものの、不思議ではある。

さて、新性能機(あれ?EH10は違うか)における動力性能の追求
はこれで一段落である。
ここで本題に戻らなくてはいけない。

そう「FABのサウンドデコーダを生かす動力装置」である。

                       この話、続く

|

« 電機の動力装置の話(4) | トップページ | Leica R8で撮影 »

コメント

こんばんは。
先月、横浜のランドマークタワー内のショッピングモールで偶然鉄道模型の専門ショップを見付け、中に入ってみました。
鉄道模型ってまったく知識がないのですが、販売されている個々の売価を見てたまげました。
価格が6桁なんてざらに有るのですねぇ・・・。鉄道模型の趣味も奥が深そうです。

投稿: KONDOH | 2010.06.22 23:50

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 電機の動力装置の話(5):

« 電機の動力装置の話(4) | トップページ | Leica R8で撮影 »