ContaxI型のケースを使えるようにする
久々のカメラねたである。
以前、「ContaxI型用のケースをようやく購入できた」という話をした。
ただし、大ネジ用であったため、ウチの2台あるI型では使用できずにいた。
私はコレクターではないので、なんとかこれを使用出来るようにしたい!
とず~っと思っていた。
ついに文化財破壊を決意!
どのような方法で小ネジ対応をするか?と思案していたのだが、外側の
ツマミ部分の真鍮の色合いが素晴らしいので、これを残してやる方法として
ネジ部分のみを交換することにした。
そのため、ちょっと心苦しいがケースのネジ部をカットした。
ホイールカッターで切ってみると、材質が柔らかくてあっさりと切れた。
この時代、快削真鍮は無かったはずだが・・??
1個目のネジ。あっさりと失敗。
ジャンクで購入していた三脚ネジをカットして、真ん中に軸を通した・・のだが
ネジ部分だけにしてから真ん中に穴を開けたので、センターが大きくズレて
しまった。
完全に失敗である。
やり直し。今度は穴開けから開始する。
前回の失敗経験を生かし、今度は最初に穴を開けた。
これなら、しっかりと真ん中に穴を開けることができる。
パーツ。ネジ部、3.0φ真鍮棒、4.0φパイプ。
ネジ部が出来たので、3.0φの真鍮棒と4.0φ(外形)のパイプを用意する。
これらをハンダ付けして、いよいよケースのツマミに接着する。
接着したところ。
エポキシで接着。
実は4.0φの軸をカットしたとき、2mmほど短めになってしまった。
まあ、カメラ装着時にグイグイ回さなければ大丈夫だろう。
見た目は、案外いい感じだ。
ContaxI型(Ver.7)に装着。かなり上がはみ出す。
後ろのホックが閉まらない。
エポキシが固まったところで、長年の夢であったI型を装着してみる。
まずは良く使う方であるVer.7を入れてみると、ちょっと収まりが悪い。
ボディがガタ付くのである。
しかも、前カバー(フタ?)が閉まらないのである。
これはひょっとして・・
続いてVer.2を収める。こちらはしっかりと入る。
かっちりとホックも止まる。
こちらはしっかりと入る。
ケースの中でもボディがガタつかない。
前カバーもしっかりと閉まる。
ということは・・・・ひょっとして・・
「このケースはContaxI型 ver.1~3用である」ということなのか?
スローなしの初期ContaxI型用の皮ケース・・・・しかも大ネジ!
これはどうやら、かなりのレアアイテムだったようである。
う~ん、しかしこんなレアなボディのタイプの皮ケースって・・・・
私は、全バージョンで共通に使えると思っていたのに・・
この番号に何か秘密があるのだろうか?
レアアイテム、しかも限られたバージョン用のケース、こうなってみると
改造しないでおいた方が?
いやいや、やはり使ってやった方がカメラもケースも喜ぶであろう。
このケースには、しっかりと刻印が入っているのだが、この番号にこうした
製品としての情報が隠されているのだろうか?
なんにしても、ContaxI型の皮ケースについては、Ver.5~7用を探す楽しみが
残された訳である。
まあ、急ぐものではないので、気長に探すこととしよう。
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