« 2011年3月 | トップページ | 2011年5月 »

2011年4月

2011.04.29

大判デジカメ、野外撮影(2)

先週から腰が痛いのだが、とうとうGWに入っても同様の状態である。
私の腰が痛い!というのは、よく聞くギックリ腰のようなものではなく、坐骨神経痛
の系統であるため、動くことはできるのだが、長く同じ動作(かがんだり、座ったり)
をしたり歩いているとだんだんと脚が動かなくなり、最後は腰が痛くなってにっちも
さっちも・・になるである。
この病気、ナメていると脚がまったく動かなくなるのだ。
数年前に右足(くるぶしから下)がまったく動作しなくなり、治るというか、回復に
半年かかった(実際は今も完全に戻ったとはいえない)。

病気の話はこのくらいにして、前回の野外撮影のときに、遠景というか、無限遠の
撮影をやっておかなかったので、GW初日に重い腰(ほんとうに)を上げてテストを
することにした。
カメラはもっと良いものにしておきたかったのだが、残念ながらまたしてもダンボー
ルカメラである。

Fri1_20110429
 相変わらずの怪しい姿。

Fri2_20110429
 装備は前回とほぼ同じ。少し手馴れてきたか?

撮影機材はほとんど変わらない。
三脚がハスキー4段改(4段を3段にして少し低くしている)に変わったくらいだ。

Fri5_20110429
 遠景を撮影(しようと)する。IR/UVフィルタなし。F=1:45

快晴でやりたかった(赤外線写真を堪能するため)のだが、薄曇りの状態である。
実際はそれでも明るすぎて最大絞りでもこのように飛んでしまっている。
もっとも、赤外線が入るからこそこうなるのかもしれない。

Fri6_20110429
 その画像の副都心の部分をトリミング。残念ながら・・・

副都心が写っているはずのところをトリミングした。
露出オーバーだからか?赤外線込みだからか?何も見えない。

Fri4_20110429
 IR/UVフィルタ(透過65%) F=1:32

こちらはなんとか写っている。
赤外線カットのおかげか?透過65%のおかげか?

Fri3_20110429
 副都心の部分をトリミング

なるほど、こちらは写っている。
しかし、こうしてみるとデジタルなのに妙に古代の画像に見えるのが面白い。

無限遠撮影はどうも明るすぎて厳しいことは判った。
また、お寺の日陰のところに移動して撮影。

Fri7_20110429
 フィルタなし。F=1:22

Fri8_20110429
 IR/UVフィルタ使用。F=1:16

Fri9_20110429
 フィルタなし。F=1:22

Fri10_20110429
 IR/UVフィルタ使用。F=1:16

前回撮影の画像をしみじみと確認し、今回撮影してまたしみじみと確認すると、デジカメ
や普通の銀塩撮影では「ほんとうに赤外線はカットされているのだな」と思う。
背景の草木の葉が、なるほどずいぶんと違って見えるし、石材についても、その
光線の具合で調子が変わる。

ここでパソコンのバッテリーも、私の腰もヘバったので撮影完了。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011.04.24

大判デジカメ、ついに野外撮影!

先週から腰が痛い。

週中の天気予報では「週末は天気が荒れる」ということだったので、ひょっとしたら
撮影は出来ないのか?と心配していた。

今日、起床すると晴れ!
これは大判デジカメで撮影をしろ!という天のおぼしめしに違いない。
(違うような気もするが)
腰が痛いことが心配ながらも、そんなことも言っていられない。

Sun1_20110424
 まずは室内から野外を撮影するテスト。

まずは外の風景を撮影する。
室内ならば、絞り解放でも撮影ができるが、快晴の場合はF=1:45でも明るすぎるくらいだ。
その感覚からすると、このスキャナはISO400くらいでシャッター速度は1/30という
感じだろうか?

機材を確認し、撮影地に向かう。
重くはないのだが、体積が多いのが大判デジの特徴である。

Sun2_20110424
 ついに野外にダンボールデジカメが出撃!

まずはお墓を掃除してから、いよいよ撮影開始である。
野外に出してみると、なるほど、このダンボールカメラはかなり怪しい。
快晴のためか、いつもは静かな場所なのだが、妙に人が多い。
通りかかる人が、ことごとく「こいつなんだ?」という目で見ていく。

Sun3_20110424
 ピントを合わせ、ついにデジタル撮影開始!

ダンボールカメラ、スムーズに動作しない(笑)のでピント合わせはちょっと面倒なうえに
腰が痛いのでかがんでフォーカシングするのがかなり辛い。
こうやって撮影していると、いろいろな人が「ピンホールカメラですか?」と聞いてくる。
なるほど、鉄腕ダッシュとか他のバラエティでそういうのをやっているな(遠い目)
「いや、これはスキャナ使って大判カメラのレンズを使っているんですよ」と説明すると
「パソコンになにやら高度な機器を使っているからなんだろう?と思ったんですよぉ」と
言われたのは笑ってしまった。
で、「その割にはダンボール箱なんですね」と言われて、そりゃ怪しいよなと思った。

Sun4_20110424_2
 大判デジカメ F=1:32 IR/UVカットフィルタなし

Sun5_20110424
 大判デジカメ F=1:16 IR/UVカットフィルタなし

記念すべき、野外初撮影。
そんなに日当たりがいい場所でもないのに、絞りは最大近くでぎりぎりであった。
照明機器用のIR/UVカットフィルタが、透過率65%であるのを心配していたのだが、
むしり、野外ではこの値に救われて撮影ができることも判った。
やはり、こういうことは実戦してみないと判らない。

Sun6_20110424
 大判デジカメ F=1:45 フィルタなし

Sun7_20110424
 大判デジカメ F=1:11 IR/UVカットフィルタ

野外撮影には、この廉価で効果のあるIR/UVフィルタは効果絶大である。
65%の透過率が、こんなところで生かせるとは。

さて、20数枚を撮影したところで、パソコンのバッテリー残量が50%を切ったので、
撮影を止めた。
というか、腰が限界だったのだが・・・
今回の撮影での教訓は以下のようなものだ。
・パソコンを置いて撮影する場所がほしい。
 保存や回転(時計方向90度)の操作が、パソコンを手に持ってではやりにくい。
・スキャナを外し(USBケーブル)、再度撮影(画像取り込み)をしようとすると、
 スキャナを認識しないエラー(前のUPに書いたもの)が出て焦った。
 結果的に、パソコンを再起動すればよいことが判った。
 電源の問題さえなければ、USBケーブルは抜かずに作業をしたい。
・ピントグラス(4X5くらいの大きさのスリガラス)は、やはりもっと大きいものにしない
 と撮影が辛い(そりゃそうだ)
・ダンボールカメラ、やはりフォーカシングがやりにくい。
 ダンボールの摩擦で持たせているのだから仕方がないが、引っかかってフォーカ
 シングがやりにくい。
・いい加減にダンボールカメラに押し付けているスキャナ部なので、やはり光線漏れ
 でどうしても像の両側が乱れる。

などという教訓を得た。

これで撮影が出来ることは判った。
さてはて、ここからどうしたものか?
もっとちゃんと撮影するなら、やはりきちんとした大判カメラ(ジナーFがいいな)が
欲しいのだが、8X10カメラを買う資金は無い。

もうちょっと考えてみよう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011.04.23

復活の大判デジカメ

あれから、それなりの日数が経過。

Sat2_20110423
 機種を変えて、また改造。

しつこいようだが、製品を改造して使うということは自己責任である。
メーカーはもちろん、この件について問い合わせも受けないし、責任も負わない
し、私もそれは同様である。
「自己責任」が判る人にしか、この遊びは出来ない。

さて、この前までの機種より新しいものに変えて再トライである。
改造方法は、まったく同じである。

Sat3_20110423
 右側が今回の改造機。

なんということもなく改造は完了。
1機種新しいだけなのだが、構造的にはよりカッチリしているように感じる。

Sat4_20110423
 さっそく撮影。レンズはもちろんCONGO210F4.5(絞り解放)

とりあえず写った。
確認は出来たので、野外撮影をするまで温存しよう(ここで壊れたのでは元も子もない)

ところで、前のスキャナとの画像の違いはどうなのだろうか?

Sat7_20110423
 前のスキャナによる画像の中央。レンズと絞り値は同じ。

Sat5_20110423
 その一部をUP(等倍画像)

Sat8_20110423
 今回改造のスキャナの画像の中央。レンズの条件はもちろん同じ。

Sat6_20110423
 一部分をアップ。

こうしてみると、少し暗めに写っている。
これで、壊れるまでの時間が長くなっているとうれしいのだが・・

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2011.04.17

大判デジカメ、トラブルに遭遇

Oodigital14_20110417
 ダンボールカメラ部、改良を実施。

ダンボールカメラ部分は、フォーカシングがやりやすいように取っ手を付け、
ピントグラスも脱着をやりやすくしたり・・・と改良をした。

Oodigital17_20110417
 IR/UVフィルタは照明機器用の安いものを調達。

エプソンのスキャナを改造してデジカメを作成されている方の結果を参考に
させて頂き、廉価にフィルタを調達した。
これでいよいよ野外撮影・・か・・・

Oodigital19_20110417
 ところが・・・突然に・・・

いよいよ野外で撮影を!というところで、このようになってしまった。

教訓としてHPに今までの経過をUP。
http://mitaka.or.tl/choco_kun/index.html

新しいことをやると、あれこれと試練にぶつかるものである。
どうしたものか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011.04.13

大判デジタルカメラを試みる

ちょっと前に、古いレンズを修理した。
大判用の古いレンズである。
整備したのにはもちろん意味があった。

ある方に「こんなものがあるのですよ」と見せてもらったのだが、なんでも、米国では
フラットベットスキャナを改造して、大版カメラの撮影をしているというのである。
う~む、これは面白い!
そう思うと、すぐに・・・と言いたかったのだが、名鉄ミュージックホーンで1週間ほど
時間が開いた。

Odigital1_20110413
 素材は某社の古いスキャナ。

Odigital2_20110413
 ライト部分、レンズ部分を撤去する。もちろん「自己責任」である。

USBのバスパワーを使えるタイプを使用する。
ここでしつこく書いておく。
製品を改造して使うことは「自己責任」である。
このブログを読んでマネしたとしても、それは読んだ人の自己責任である。
メーカーも私も責任を負わないし、質問も受け付けない。
保障なんて、もちろんありえないことを理解するように!

改造はあっさりと終わった。
大変かと思っていたが、30分くらいで終わってしまった。

Odigital7_20110413
 スキャナの上にSuper-Komura45F4.5を置いて撮影。絞り解放。


テスト撮影は「お!良いではないか」という感じであった。
よし、次はカメラだ!

Odigital3_20110413
 ダンボールで2時間。

ダンボール箱をもらってきて、2時間かかってカメラを作成。
被り物にピントグラスの板もダンボール。
気合一発で作ったのだが、ピントはスキャナ/ピントグラスも一発でok!
なんという素晴らしさ!

Odigital4_20110413
 撮影風景。

さっそく、人形を置いて撮影してみる。
こういうところは、デジタルでも銀塩でもあまり変わらない。

Odigital6_20110413
 CONGO210F4.5 F=1:6.3

なにせダンボールカメラであり、スキャナも密着していないので光線漏れして
いるが、結構いい像を結んでいる。
これはいいなぁ。

ということで、きちんとした大判カメラの激安品を物色してみるか。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2011.04.09

名鉄パノラマカーのサウンド化

いよいよ、名鉄パノラマカーにサウンドを搭載する。

Sat1_20110409
 久々のサウンドの調整。

ずいぶんと久しぶりにDigitraxのSFX004のサウンド調整である。
定義体?はDigitraxのHPにリンクされている、一番新しい路面電車のものを
使う。
なにしろ、主たる市場が米国なので、電車の定義体は少ない・・というか、路面
電車しかない(ちょっと悲しい)。
定義体の作り方を、日本に公開してもらえないものか?

名鉄パノラマカーのサウンドと言えば、見どころ(聞きどころ)はあの独特な
ミュージックホーンである。
この音、フルでは19秒もある。
色々とテストした結果(これだけで1時間かかった)、前半の10秒までを収める
ことが出来た。
それも、ドアの開閉音のOPEN側を使うしかなかった(ファインクション3)。
そのため、停車していないと使えない(これは少し悲しい)
さらに工夫して、走行中に鳴らすことができる、降車ベル(って、米国のものって
こういう音なのか?)にさらに短くしたもの(4秒くらい)を連続音で登録すること
ができた(ファンクション4)
さらに判ったことは、走行音(7段階)を新型電車の音に変えると音が出なく
なってしまう(全ての音が)も判明。
どうにか、コンプレッサは新型のものに変更できた。

ここまでで2時間以上・・・いつものことながらサウンドの定義体を作るのは
大変だ。

モバイルデコーダは昔在庫処分で安くなっていたLE110をいくつか買ってあったので、
それを使うことにした
いずれ、室内灯を点けるときに、ファンクション(紫コード)を使うので、このデコーダを
選択したのだ。
さすがに、このクラスの車両では往復運転はしないので、GOLDシリーズである
必要は無いだろう。

Sat2_20110409
 スピーカーは今回はこれを使う!

スピーカーについては、MRCの28φでいくつもりだったが、ふと「そういえば
こんなものを作ったんだな」と気がついたものにした。
鉛のエンクロージャ(手前)を2連にして、背中合わせで16φ(16オーム)を
2連にしたものだ。
SFX004のスピーカーは32オームなので、これがいいか?という判断である。
もっとも、普段は平気で8オームを使っているのだが。
(注:あくまで私の勝手な判断なので、お勧めはしません、自己責任です)

Sat3_20110409
 このように搭載する。結構場所を食う。

まずは8800に搭載した。
こうしてみると、サウンドは結構場所を食う。
考えてみると、よくもまあ1/87の沼尻DC12にサウンドが載ったもんだ。

Sat4_20110409
 まずは名鉄8800を赤箱でテスト。

Sat5_20110409_2
 続いて、名鉄7000もテスト。

何が違うというほどでもないので、同じように搭載。
赤箱でアドレスを変更し、テストをするとしっかりと音が出る。
ああ、ミュージックホーンに満足。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2011.04.05

大判用レンズ修理

模型工作は思いっきり停滞中。

さっさと何か始めればいいのに、なぜか違うことをしてしまう私。

Lens1_20110405
 レンズ内ゴミだらけ、絞り固着かつ捻じれたレンズ。

ちょっと思いついたことがあって、大判用のレンズを購入。
しかし、なにしろ貧乏なのであるから、少しでも安いものを探し、レンズ内
ゴミだらけ、絞りは油がグリスのようになって固まり、絞りがそのせいで
捻じれて固着・・という、とっても気の毒なレンズを廉価で購入。
レンズは前・後群を外し、絞りはバラバラにして洗浄する。
絞り枚数が多いので、バラすのはいいが組み立てるのは大変。
なにしろ、絞りは捻じれて変形しているので、普通に組むと外れて
しまうのだ。

Lens2_20110405
 どうにか直ったCONGO210F4.5.

まあ、なんだかんだとあっても修理完了。
次はこれをどうやって使うかなのだが・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2011年3月 | トップページ | 2011年5月 »