大判デジタルカメラを試みる
ちょっと前に、古いレンズを修理した。
大判用の古いレンズである。
整備したのにはもちろん意味があった。
ある方に「こんなものがあるのですよ」と見せてもらったのだが、なんでも、米国では
フラットベットスキャナを改造して、大版カメラの撮影をしているというのである。
う~む、これは面白い!
そう思うと、すぐに・・・と言いたかったのだが、名鉄ミュージックホーンで1週間ほど
時間が開いた。
素材は某社の古いスキャナ。
ライト部分、レンズ部分を撤去する。もちろん「自己責任」である。
USBのバスパワーを使えるタイプを使用する。
ここでしつこく書いておく。
製品を改造して使うことは「自己責任」である。
このブログを読んでマネしたとしても、それは読んだ人の自己責任である。
メーカーも私も責任を負わないし、質問も受け付けない。
保障なんて、もちろんありえないことを理解するように!
改造はあっさりと終わった。
大変かと思っていたが、30分くらいで終わってしまった。
スキャナの上にSuper-Komura45F4.5を置いて撮影。絞り解放。
テスト撮影は「お!良いではないか」という感じであった。
よし、次はカメラだ!
ダンボールで2時間。
ダンボール箱をもらってきて、2時間かかってカメラを作成。
被り物にピントグラスの板もダンボール。
気合一発で作ったのだが、ピントはスキャナ/ピントグラスも一発でok!
なんという素晴らしさ!
撮影風景。
さっそく、人形を置いて撮影してみる。
こういうところは、デジタルでも銀塩でもあまり変わらない。
CONGO210F4.5 F=1:6.3
なにせダンボールカメラであり、スキャナも密着していないので光線漏れして
いるが、結構いい像を結んでいる。
これはいいなぁ。
ということで、きちんとした大判カメラの激安品を物色してみるか。
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コメント
段ボールカメラって、自分はトレイン誌を元にして、ピンホールカメラ(レンズ部分)を作りました。
結局は、接写の効くコンデジに取って代わってしまいましたが……。
投稿: 美男(備南鉄道) | 2011.04.14 22:31