アルモデルの新モータによる吊掛モータ
私の性格なのか、どうも動力ネタが続く。
偶然、アルモデルのモータの小さい方が新タイプになったことを知り、さっそく
購入してきた話をしたような?しないような?
週末になり、ようやく工作が出来た。
長さが短くなったことで、工作が驚異的に容易になった。
構造は0813の時代と大きな違いはない。
ただし、結線のためのモータ側への工作、そのための絶縁追加などが
無いので、工作はかなり容易になった。
長さが1.5mm短くなったということだが、吊掛モータを作っていると、2mmは
短くなったように感じられる。
0813によるものとの比較。大幅に長さが短くなったことが判る。
0813と0811による吊掛モータの比較。
車輪の間の収まり具合の大きな違いに驚く。
長さ(車輪の間のクリアランス)の短縮化により、ピニオンの厚さが倍。
吊掛モータの構造上の欠陥(ピニオンが抜けてしまう)の原因となっていた
ピニオンの厚さ(0813時代は0.4mmくらい)が、0811のおかげで、一気に
1.0mmにすることが出来た。
今回の試作では、固定にジェル状のロックタイトを使っているが、いずれ
ロックタイトでも601を使うことができれば、もっと強固な固定が出来るだろう。
結線の処理は大幅に簡略化。絶縁処理も不要。
0813時代にはモータの長さと車輪間がほぼいっぱいだったので、絶縁処理
が大変であった。
また、そのためにピニオンの厚さが0.4mmあるかないか?ということにもなって
いた。
0811では、ピニオンを1.0mmにしてもまだ余裕なので、絶縁処理は不要だ。
そのため、車軸への乗せ掛け部分は、車輪幅とほぼ同等にする必要が
あった。
ここだけが、今回大きく設計が変わったところだ。
テスト用動力のベース。アルモデルの単台車を使う。
どうにか2軸作成出来たので、テストを行うための台車というか、車両を
作る。
以前、単車用にアルモデルの下回りを加工して放置していた(そんなの
ばっか)ので、それを使う。
床板を作り、集電ブラシを付ける。
0813仕様は、上に少し出っ張った。
さて、鉄道模型職人としては、図面など起こさずに(いいのか?)、カンで
t0.6の真鍮板をザクザク切ってネジ穴を開けて動力装置を組んでいく。
ブリルの単車の場合、本来はモータは内側である。
しかし、集電ブラシの取り付けや、0813仕様がモータの周りのケーシング
と固定部(ボギー台車に取り付ける際に使う)があるので、作りを共通化する
ために外側に持って行った。
とりあえず、これで走るようになった・・・・はずである。
0811仕様はかなり快調なのだが、0813仕様は、やはりグズる。
ああ、もう早くも差が出てしまっているのか?
明日にでも、基本的なテストをしてみよう。
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コメント
面白そうな動力装置ですね
投稿: 穴熊 | 2011.05.22 01:34
吊掛モータ、本物っぽくて面白いと思うのです。
元々はインサイドギアが入手できず、ギアも売ってない・・という状況で開発を始めました。
廉価に量産できるといいんですけどね、部品は少ないから可能だと思うのですが。
投稿: ム | 2011.05.22 07:51