修理職人(2)
GWという連休なのであるから、本来はレイアウトなどを作りたい。
しかし、実際は「面倒だからず~っと着手しないでいた」ものをやることになる。
新しいモータを試そうと思う。
以前から「テストしてみたい」と思っていた、IMONの1616コアレスを購入した。
このGWに、ほとんど外出も外食もせずに、こういう高価なものを購入して、それなりに
前向きなことをやろうとしている私は偉い??
それにしても、フルイチの1630と比較すると、IMON1616はとっても小さく見える。
しかし、製造年度で20年近く差があるのであるから、高性能を期待したい。
さて、何に搭載したものか?
動力のテストは、その駆動系もなんとかしなくてはいけないので、テストに及ぶまで
の準備が大変なのである。
そういう意味では「鉄道模型職人」にふさわしい作業か?
さて、長年「やらなくては!」と思っていた作業に入る。
ちょっと前に、名鉄のミュージックホーンをDCCサウンド化する話をした。
実はそれよりも前に、地元である小田急のロマンスカーをDCCサウンド化するべく
準備をしていた。
しかし、ご存じの通りで、小田急のロマンスカーは連接車で、動力を1両に集める
のが結構面倒なのである。
3100系については数年前に実施したものの、どうも性能的にDCC化に適している
ような感じではなく、3000系(SE車)については、MIKIの動力(パワトラ4個)を
1両に集めるのが面倒で、そのまま放置した形になっていた。
そんなときに、名鉄がDCCサウンド化し、ミュージックホーンを実現した。
地元の車両を放置する訳にはいかない。
いよいよ、3000系の改造に入る。
いよいよ、MIKIの3000系の改造に入る。
この車両、3100と同じで故人の遺品なので、失敗することはできない。
かなりの覚悟のもとに作業開始だ。
さっそく難題!
MPギア(24.5mm)を使うために、エンドウのEタイプの枕梁をあてがうと、2mmくらい
不足している。
さっそく難題である。
結局、両側をカットして、t0.6の板をハンダ付けして幅を広げるのだが、これが結構
面倒な作業であった。
これで1晩費やす鉄道模型職人・・・
酒を呑みながら、次の作戦を練る。
さて、翌日。
いつものフリーハンドの図面
鉄道模型職人たるもの、正確な図面は引かない。
(おいおい・・)
これからの作業工程を考えるための略図を書く。
これをもとに、あてずっぽうに作業を進めていく。
枕梁を塗装(カラープライマー)して、ボルスターを決める。
エンドウのボルスターにt0.8くらいの絶縁ワッシャを加えた高さにする。
元々、隣の車両を載せるパーツはそのまま使う。
結果、3mmほど高くなる。
床板を作り、ボルスターもそれなり。
床板は元のものを参考に、t0.6の板から切り出す。
ボルスターの出っ張った部分は、t0.8から切り出す。
モータはエンドウEN22(高速)を使い、私にしては珍しいMP(24.5mm)を使用。
なにしろ、連接車は台車上にモータがあるインサイドギア方式は不可能である。
ウェイトは2個に分けて188gである。
8両をこの1両で走行させるため、ウェイトは多めでなくてはいけない。
ウェイトは、依然、鉛を溶かして作ったものを使用し、188gを確保。
隣の車両を改造する前に載せてみる。意外に違和感なり。
ここまでサラっと書くと簡単に見えるが、動作確認を済ませるまでに結構な
試行錯誤とやり直しがあった。
走行テストをするためには、
・隣の車両との高さ調整
・もう1両のパワトラ車をトレーラー化
という作業が必要となる。
こうして試してみると、M車の両側はとりあえずはこのままでもテストが可能な
ように思われる。
さて、パワトラ2台のM車のT車化をしないと!
まったく、鉄道模型職人のGWは忙しい。
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