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2011.05.03

修理職人(2)

GWという連休なのであるから、本来はレイアウトなどを作りたい。
しかし、実際は「面倒だからず~っと着手しないでいた」ものをやることになる。

Tue2_20110503
 新しいモータを試そうと思う。

以前から「テストしてみたい」と思っていた、IMONの1616コアレスを購入した。
このGWに、ほとんど外出も外食もせずに、こういう高価なものを購入して、それなりに
前向きなことをやろうとしている私は偉い??
それにしても、フルイチの1630と比較すると、IMON1616はとっても小さく見える。
しかし、製造年度で20年近く差があるのであるから、高性能を期待したい。
さて、何に搭載したものか?
動力のテストは、その駆動系もなんとかしなくてはいけないので、テストに及ぶまで
の準備が大変なのである。
そういう意味では「鉄道模型職人」にふさわしい作業か?

さて、長年「やらなくては!」と思っていた作業に入る。
ちょっと前に、名鉄のミュージックホーンをDCCサウンド化する話をした。
実はそれよりも前に、地元である小田急のロマンスカーをDCCサウンド化するべく
準備をしていた。
しかし、ご存じの通りで、小田急のロマンスカーは連接車で、動力を1両に集める
のが結構面倒なのである。
3100系については数年前に実施したものの、どうも性能的にDCC化に適している
ような感じではなく、3000系(SE車)については、MIKIの動力(パワトラ4個)を
1両に集めるのが面倒で、そのまま放置した形になっていた。

そんなときに、名鉄がDCCサウンド化し、ミュージックホーンを実現した。
地元の車両を放置する訳にはいかない。

Tue5_20110503
 いよいよ、3000系の改造に入る。

いよいよ、MIKIの3000系の改造に入る。
この車両、3100と同じで故人の遺品なので、失敗することはできない。
かなりの覚悟のもとに作業開始だ。

Tue3_20110503
 さっそく難題!

MPギア(24.5mm)を使うために、エンドウのEタイプの枕梁をあてがうと、2mmくらい
不足している。
さっそく難題である。
結局、両側をカットして、t0.6の板をハンダ付けして幅を広げるのだが、これが結構
面倒な作業であった。
これで1晩費やす鉄道模型職人・・・

酒を呑みながら、次の作戦を練る。

さて、翌日。

Tue4_20110503
 いつものフリーハンドの図面

鉄道模型職人たるもの、正確な図面は引かない。
(おいおい・・)
これからの作業工程を考えるための略図を書く。
これをもとに、あてずっぽうに作業を進めていく。

Tue6_20110503
 枕梁を塗装(カラープライマー)して、ボルスターを決める。

エンドウのボルスターにt0.8くらいの絶縁ワッシャを加えた高さにする。
元々、隣の車両を載せるパーツはそのまま使う。
結果、3mmほど高くなる。

Tue7_20110503
 床板を作り、ボルスターもそれなり。

床板は元のものを参考に、t0.6の板から切り出す。
ボルスターの出っ張った部分は、t0.8から切り出す。
モータはエンドウEN22(高速)を使い、私にしては珍しいMP(24.5mm)を使用。
なにしろ、連接車は台車上にモータがあるインサイドギア方式は不可能である。

Tue8_20110503
 ウェイトは2個に分けて188gである。

8両をこの1両で走行させるため、ウェイトは多めでなくてはいけない。
ウェイトは、依然、鉛を溶かして作ったものを使用し、188gを確保。

Tue9_20110503
 隣の車両を改造する前に載せてみる。意外に違和感なり。

ここまでサラっと書くと簡単に見えるが、動作確認を済ませるまでに結構な
試行錯誤とやり直しがあった。
走行テストをするためには、
 ・隣の車両との高さ調整
 ・もう1両のパワトラ車をトレーラー化
という作業が必要となる。
こうして試してみると、M車の両側はとりあえずはこのままでもテストが可能な
ように思われる。
さて、パワトラ2台のM車のT車化をしないと!

まったく、鉄道模型職人のGWは忙しい。

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