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2011.06.20

珊瑚の東洋活性白土2号(PU改良キット編)

さて、昨日疲れて組むのを断念したPU改良キットである。

前回の経験を生かして、組み方を工夫した。

Toyokase21_20110620
 1/2倍のマクロレンズの限界が・・・

まず、メインロッドとクロスヘッド部の接合部分である。
これは前回も注意したのだが少し説明。
このクロスヘッドは凄く良く出来ていて、メインロッド先端が入る部分が
非常に細かくクリアランスがギリギリである。
そのため、まずは穴(0.6φ)を開け(これも結構大変ではある)、次に
ギリギリまで削ることが必要である。
上側のロッドが未加工、下側が加工済みである。

そろそろ、私のα用の古いマクロレンズ(50F3.5)の1/2倍では撮影が厳しく
感じるサイズである。

Toyokase22_20110620
 メインロッドをクロスヘッド接合部から0.3mm上げにする

クロスヘッドの穴は0.7φである。
模型の場合、実物と異なりメインロッドは斜めにクロスヘッドに入る。
(実物でこんなことをしたら壊れる)
0.3mm隙間を取ることにしたのだが、これは本当にそれが良いことか?
は判断が難しい。
大きめに取ると動きは軽くなるが、サイドロットと干渉する可能性が当然
高まるからである。
後で出て来るが、シリンダに入れるパイプもエコーの内径0.7mmに変えて
あるので、この寸法にした。
一応、「サイドロットは今回は付けない」からという判断である。
もっとも、この改良キットの場合は、後でサイドロットをつけてもいいので
その考慮はしておこうと思う。
いさみやのt0.5とt0.3の紙を重ねて治具にしている。
クロスヘッド部の厚み(メインロッドが入り込むところ)は、実測で0.3mm
なので、こんなものか?という感じである。
(決めるまでは、結構試行錯誤したが)

Toyokase23_20110620
 脱落防止の帯板の取り付けの工夫

いさみやのt0.5の紙を2枚重ね、そこに帯板を置く。
セロテープで固定しておけば、それなりの落ち着いて作業が出来る。
こういう極小パーツは「やり直しがきかない」ので、一発勝負は慎重に
やる必要がある。

Toyokase24_20110620
 スライドバーは0.7mm(t0.3)の帯板

前回の経験を元に、最初からフクシマ模型の帯板を使う。
こういう精度の良い帯材、フクシマさんが廃業してしまって、今後提供が
どうなるのか?と思うと心配である。
フクシマ模型さんの廃業は、鉄道模型の工作を継続できるかどうかの
重要事件である。
素材や動力装置、パンタグラフは、他のディテールパーツなどとは比較に
ならない重要物資なのだ。
シリンダ側は、カッターナイフで削っておく。

Toyokase25_20110620
 今日は接着して終わり。

ハンダ付けを終わり、洗浄がまた大変である。
シリンダを接着したところで2時間である。
今日はこんなところで止めにしよう。

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