珊瑚の東洋活性白土2号(PU改良キット編)
さて、昨日疲れて組むのを断念したPU改良キットである。
前回の経験を生かして、組み方を工夫した。
1/2倍のマクロレンズの限界が・・・
まず、メインロッドとクロスヘッド部の接合部分である。
これは前回も注意したのだが少し説明。
このクロスヘッドは凄く良く出来ていて、メインロッド先端が入る部分が
非常に細かくクリアランスがギリギリである。
そのため、まずは穴(0.6φ)を開け(これも結構大変ではある)、次に
ギリギリまで削ることが必要である。
上側のロッドが未加工、下側が加工済みである。
そろそろ、私のα用の古いマクロレンズ(50F3.5)の1/2倍では撮影が厳しく
感じるサイズである。
メインロッドをクロスヘッド接合部から0.3mm上げにする
クロスヘッドの穴は0.7φである。
模型の場合、実物と異なりメインロッドは斜めにクロスヘッドに入る。
(実物でこんなことをしたら壊れる)
0.3mm隙間を取ることにしたのだが、これは本当にそれが良いことか?
は判断が難しい。
大きめに取ると動きは軽くなるが、サイドロットと干渉する可能性が当然
高まるからである。
後で出て来るが、シリンダに入れるパイプもエコーの内径0.7mmに変えて
あるので、この寸法にした。
一応、「サイドロットは今回は付けない」からという判断である。
もっとも、この改良キットの場合は、後でサイドロットをつけてもいいので
その考慮はしておこうと思う。
いさみやのt0.5とt0.3の紙を重ねて治具にしている。
クロスヘッド部の厚み(メインロッドが入り込むところ)は、実測で0.3mm
なので、こんなものか?という感じである。
(決めるまでは、結構試行錯誤したが)
脱落防止の帯板の取り付けの工夫
いさみやのt0.5の紙を2枚重ね、そこに帯板を置く。
セロテープで固定しておけば、それなりの落ち着いて作業が出来る。
こういう極小パーツは「やり直しがきかない」ので、一発勝負は慎重に
やる必要がある。
スライドバーは0.7mm(t0.3)の帯板
前回の経験を元に、最初からフクシマ模型の帯板を使う。
こういう精度の良い帯材、フクシマさんが廃業してしまって、今後提供が
どうなるのか?と思うと心配である。
フクシマ模型さんの廃業は、鉄道模型の工作を継続できるかどうかの
重要事件である。
素材や動力装置、パンタグラフは、他のディテールパーツなどとは比較に
ならない重要物資なのだ。
シリンダ側は、カッターナイフで削っておく。
今日は接着して終わり。
ハンダ付けを終わり、洗浄がまた大変である。
シリンダを接着したところで2時間である。
今日はこんなところで止めにしよう。
| 固定リンク
コメント