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2011年8月7日 - 2011年8月13日

2011.08.13

マルシンのP-08の部品交換

本当は今日は模型工作をする予定であった。
来週末の予定として、ちょっと車両整備も必要なのだ。
しかし、昨日暑い中あれこれとやった結果としてダウンしていた。
このまま、何も書かずにいるのもなんなので、またしてもモデルガンねた
である。

日本におけるモデルガンの販売は、中田商会(アメヨコ、現在も盛業)が
初なのだそうである。
最初は米国からの輸入だったそうだが、日本でも製造するようになった
とのこと。
マルシンさんは、その頃からの老舗である。

日本軍の拳銃の「元になった拳銃」の研究用に、マルシンさんのP-08を
購入した。
'90年代に「ほとんど実物通りの構造」になったP-08が決定版?として
発売になったそうで、なるほど、フィールドストリッピングをしてみると、
うっとりするくらいに実物の構造を再現している。

Sat2_20110813
 シアーが折れた6インチモデルの交換パーツ到着

先に購入した6インチモデル(ネービーモデル)のシアーが折れて
しまっていた。
マルシンさんに電話して聞いたところ、ロッキングブロックごとでパーツ代金
は1,000円とのこと(送料140円)
さっそく、郵便為替(って、まだあるのか)を送ったところ、パーツが到着した。
比較してみると、マガジン側(下側)が金メッキ後に切削した跡がある。
なにかの改良なのだろうか?
オリジナルのものにはこの切削跡はない。

Sat3_20110813
 交換は簡単

実物と違って(注:実物は細かいパーツまでフィッティングして刻印がある)
パーツ交換は簡単である。

さて、装着してみると・・あることに気が付いた。

Sat4_20110813
 エキストラクターが付いていない!

組んでみると、ダミーカートが排莢されない。
なんで?・・・・あれ??
そう、エキストラクターが付いていない。
ロッキングブロック、「組み済」のはずなのだが・・・
元のものからこのパーツを外す。
この部品、装填済だとドイツ語の文字が見えてとってもおしゃれである。
とても「武器とは思えない」優雅さだ。
なるほど、欧米の銃砲マニアが収集したくなる訳だ。

ところで、モデルガンでも「部品を単純に移植するだけでは動作しない」
のである。
キサゲで微妙にバリというかエッジを落として調整をする。
こういう工作を、若者は出来るのだろうか?
ヤスリをかけると、どうしても傷が出来る。
キサゲで微妙にエッジを落とす作業は、鉄道模型でもそうだし、カメラの
整備でもときどきやることなのだが、こういう工作の妙を伝える人は少なく
なっているのではないだろうか?

Sat5_20110813
 なるほど、P-08はなんとも優雅である

ちょっとした調整で組立完了。
結局、ダミーカート装填時には激発しにくいのだが、これは発火式モデルを
そのままダミーカート仕様にしたからであろう。
ムリにトリガーを引くと壊れることも判ったし、カートなしならしっかりと激発する
ので、これはこれで良しとしよう。

それにしても、P-08はこうやって眺めるとなんとも優雅な姿である。
ContaxI型、II型もそうだが、ドイツ人の作る機械は、機構にもその容姿にも、
美学があるものだと感じる(うっとり)

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2011.08.12

26年式拳銃

Japang1_20110807
 ようやく書籍を購入

ちょっと時間がかかったが、ようやく米国から本が届いた。
この本は、1972年に初版が出たそうだが、この中には膨大な量の日本軍の拳銃の
資料が記載されている。
趣味については、欧米人の執念を感じさせる。
まあ、テーマがテーマなだけに、日本ではこういう研究はされないのであろうが、
私のメインの趣味であるところの鉄道(模型)でもクラカメでも、ここまでやる人の
なんと少ないことか。
それはともかく、この本が出た結果として、それまではほとんど古物でしかなかった
日本軍の拳銃が一気にコレクターアイテムとして珍重されるようになったそうである。
そういえば、クラカメでもALPAなどはこの類かもしれない。

さて、このようなものを入手してしまうと「たとえモデルガンでも一応揃えてみたい」
と思うものである。

Japang2_20110807
 日本軍(というか日本製)初の正式拳銃、26年式

実は、昨年の「竜馬伝」から気になっていたのだ。
「あの拳銃はどこのものだ?」
あの時代にしては、妙にクラシックな形をしているし、お龍さんが、いちいち
ロータリー弾倉に火薬と鉛玉を入れてギュ~ギュ~するのだろうか?

結果、あれはS&WのNo.2で金属薬莢のタイプだと判った。
さらに、NHKの「タイムスクープハンター」で、郵便配達人などの官庁系の
護身用にも、No.1やNo.2が配布されたことも判った。

そうなると・・「じゃあ、日本軍初の拳銃は?」となる。

NF文庫の「有坂銃」を読むと、どうやら日本軍はWWIIまで一貫してサイドアーム
を重視していなかったようである。
なので、明治になってからは、積極的に小銃の開発を行っている。
それに比べて、どうも拳銃の話は地味である。
ネットで調べると、S&WのNo.1とNo.2の後、かなり経過してから海軍がNo.3を
採用したことが判った。
このNo.3は、改良されたものがスコーフィールドという名前で1875年にあの有名な
SAAの補助として米軍に採用されたシングルアクションタイプの拳銃である。
そのまま、この26年式拳銃が採用される1893年(明治26年)まで、正式として
使われた。

Japang7_20110807
 比較用?に購入しておいたウェブリー(ダブルアクションオンリー)と

拳銃の本場の米国でも、シングルアクションの拳銃を使っていたのだから、
ほとんど拳銃を使うこともない(実際は大陸側であれこれと紛争はあったものの)
日本であるから、S&WのNo.3でも十分であったはずである。
これも資料を読んでいくと、26年式研究(当時は”開発”という言葉はなく、研究と
言った。開発という言葉は戦後出来たもの)のきっかけは、騎兵の登場である。
騎兵は、手綱を持っていたり揺れる馬の背から攻撃をするため、片手で連射
出来る拳銃が求められ、各国でも同様に開発が始まっている。
米国では、1892年にダブルアクションのコルトが正式採用されている。
このウェブリーの正式採用時期は不明であるが、たぶんほぼ同じ時期であろう。

こうしてモデルガンを並べてみると、この2丁はほぼ同じ大きさである。
考えてみると、人間の手の大きさは同じだから、よほどの理由がなければ
大きさや重さはどこの国で作っても変わらないのだろう。

Japang6_20110807
 中折れ式

26年式はいずれハートフォードが製品化するから・・と思っていたのだが、
どうしても欲しくなったので、運よく頑住吉氏の製品を入手できた。
中折れ式の仕組みを比較するとそっくりであるが、大きな違いは薬莢の
リムの部分がぴったりと収まるように、シリンダにカウンター・ボアードが
施されている。
現代の目から見ると、この単純な構造の拳銃の開発に、6年もかかった
国が、銃の本場の欧米ですらやらなかった凝った構造をしたのはなぜ
なのだろうか?

さて、26年式にはさらに?なことがある。

Japang3_20110807
 トリガーガードがなぜか回転出来る・・

Japang4_20110807
 トリガーガードを前方に回すと、サイドプレートがオープン出来る

頑住吉氏の26年式でも、この構造は再現されている。
トリガーガードをグッと押して回すとロックが外れ、サイドプレートが後方に
回って開くことが出来る。

おお!便利!!

しかし・・・この機構はなぜこうなっているのか?
さして銃に詳しくない私でも疑問なのは「リボルバー拳銃の機関部は、
頻繁に調子を見る必要などない」ということである。
どの国の拳銃でもそうだが、サイドプレートはネジ止めである。
これまたそうなのだが、26年式の製造に大変時間のかかった国が、さして
必要と思われないこの機構を採用したのは謎である。

Japang5_20110807
 実物構造との比較

26年式は、その用途(騎兵用)のためにダブルアクションオンリーである。
さすがに、このモデルガンは完全にその機構をそのまま採用はしていないが
この銃の話でよく聞く「ちょっと触っただけでも弾倉が回ってしまう」も、しっかり
と再現されている。
まったく、見事にくるくると回ってしまう。
この辺りが、ハートフォードの製品でどう再現されるのか?が楽しみであるが
前述の2点の「妙に凝った機構」などやらずに、もっとこの点を改善すべきでは
なかったのだろうか?
しかも、26年式はいろいろとあって昭和になっても作り続けられたが、外観的
な違い以外は、なんの改善もされなかった。

Japang10_20110807
 銃握の形

26年式を手に取っていて気が付いた。
「この銃の握りは変わっている」
そう、この画像の通り真ん丸なのである。
94年式もそうなのだが、どうも日本軍の拳銃のグリップは変わっている。
これは、単に好みの問題なのであろうか?

Fri1_20110812
 さらに「文鎮」を入手

まったく未稼働のモデルガン、通称「文鎮」である。
中田商会から、このようなものがかつて発売されていたそうである。
頑住吉氏の稼働モデルガンと比較しても、まあ当たり前といえば当たり前だが
プロポーションは同じの製品である。
一体の鋳物(アルミダイキャスト?)のため、手に取るとそれなりにずっしりと
来るのが心地よい。
鋳込まれているシリアルNo.が75523なのは愛嬌である。

今年の年末には「坂の上の雲」の最終編が放送される。
あの秋山好古大佐は、この拳銃を持って作戦を行うのだ。
その拳銃が「ああ、こういうものなのか」と思ってみると、またドラマの味わいが
少し違ってくるかも?と思っている。

ところで、この拳銃の最大の謎は「設計者が誰だか判らない」ことである。
日本軍初の国産拳銃の設計者が不明。
なんともミステリアスな出来事である。
読み人知らず・・の、防人の歌のようで情緒がある。

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2011.08.09

乗工社の雨宮5tと珊瑚のDC12(2代目)

それにしても猛暑である。
気温は36度を超えた。

さて、モデルガンネタは私の本来の趣味ではない(のか?)
模型工作も、せっかくなのでやることにする。

Jamam1_20110809
 ある意味、組立が憂鬱な乗工社の雨宮5t

珊瑚のDC12から行くのが本来なのだが、私の性格として「もっとも憂鬱なもの
から着手する」のがあるので、乗工社の雨宮5tから行く。

このキット、動力装置は「いかにも乗工社」である。
蒸気機関車だとおおよそ標準的な「下の板で動輪を押えて」でななく、下から
おにぎり型?の金具2つ(左右)を入れ、それを上にそのまま上げて大きなギア
を固定するピンを入れ、それを絶縁ネジで集電ブラシごと止める・・・という、
なんともややこしい構造なのである。

Jamam2_20110809
 大苦戦!このややこしい構造にさらにロッドを入れる

このややこしい構造でなんとかクランクの位置合わせをするのに30分以上
かかった。
ああ、憂鬱。
さてとちょっと回して・・・・
あれ?固い・・・
ダメだこりゃ、せっかく黒染めしたおにぎり型金具やら台枠にヤスリ仕上げする。
これって、「金メッキされたモデルガンをヤスリで削って」と似てないか?
さらに30分かけて調整をして、ようやくクランク角を合わせてロッドを・・・
あれ?固くなる・・・って、クロスヘッドがロッドピンに当るではないか!
さらに、クロスヘッドとスライドバーの位置がおかしい。
このキット、困ったことにシリンダを最初から台枠に固定してしまうので、調整が
猛烈に面倒だ。

Jamam3_20110809
 ようやく調整を終わったのに・・・・

1時間ほどかけて、スライドバーを調整し、クロスヘッドが落ちないようにして、
ロッドピンは4度ほど植え替えをして・・・
ようやく、ちゃんと動くようになった。

そのとき・・・ちょっと手を滑らして・・・
5cmほど落下・・・
このくらいで壊れる・・・は?
もっとも心配していた、硬くて車輪になじまない集電ブラシがピ~ンと折れた・・

絶句(遠い目)

Jamam4_20110809
 もう疲労困憊なので、今日はここまで

まあ、どうせ集電ブラシは構造を変えないとダメだとは思っていた。
今日はここまでにしておこう。
ところで、このキットにはダミーのバルブギアー(たぶんホワイトメタル)を
表現するパーツが欠品であった。
このキット、マイナーな製品であったろうから、IMONさんに問い合わせをしても
予備パーツはないであろう。
これは諦めるしかないか。

さて、気を取り直して、珊瑚DC12(2代目)の動力組みである。

Jamam5_20110809
 モータが横置きになったことで、床板部が複雑になり・・・

DC12(初代)であれば、集電ブラシを作ったことがある。
しかし、2代目はモータが横置きになり、台枠に切欠を入れてモータを寝かせて
いるので、簡単に集電ブラシを作れない。
3mm帯板(t0.3)を曲げて、ベリリウム銅(t0.08)をカットして、集電ブラシを作る。
これまた面倒である。

Jamam6_20110809
 こちらは正常に走行

1時間ほど、あれこれとやってあっさり出来た。
こういう「クラシックでオーソドックスな作り」のものは、私の得意範囲だ。
あっさり動いた。

まあ、今日はこれくらいにしておこう(疲れたので)

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ハドソンの14年式の話(3)

ハドソンの14年式の話がなぜか続く。

40年以上ハドソンで製造されてきた日本の拳銃のモデルガン、14年式は
3バリエーションある。
'90年代にそれまでのN-1からクオリティ向上したN-2が発売になった。

私も21世紀になってからそれを入手したのだが、どうも調子が今一つである。
(というか、モデルガンは入手当初から不調のものがほとんどのような気が?)
何が不調かというと、こんな感じである。
・ボルト(コッキングピース)を引くと重い
・マガジンが空の状態でボルトはホールドオープンするがガッチリ噛みこんで
 マガジンが抜けなくなる(=どうしようもなくなる)
・バレルを押すとショートリコイルっぽく動くのに、ボルト(コッキングピース)を
 引いてもショートリコイルしない
どうせ中を見たかったので、フィールドストリッピングしてみる。

Japang9_20110807
 分解は簡単

当たり前のことだが、分解(フィールドストリッピング)は簡単ではある。
しかし、N-2からはどうも「かっちりと組み合わせる」ようになったせいか?
各部のかみ合わせが固く、結構バラすのは大変であった。
具体的には、バレル+エクステンションを抜くためにはトリガーガードを外す
だけでいいのだが、
 ・実物にはないピン(トリガーガード脱落防止)が曲がってしまうほどに
  強く打ち込んであるのでなかなか抜けない
 ・マガジンキャッチを強く推してトリガーガードを下に抜くのだが、そのマガ
  ジンキャッチの形状が悪い(バリがそのまま)まま入れてあるので、うまく
  押し込めない。
という状況なのだ。
それをだましだまし、メッキ(なんと金メッキ!)を痛めないようにジワジワと
抜くのに20分ほどかかった。
(ああ、この時間を模型工作に使いたい・・・)

バラした後で、あちこち確認すると、またしてもファイアリングピンが(N-1の
ときに問題になった)エキストラクターに噛みこんで(上側に厚すぎる)いたり
する。
トリガーガードの組み付け部分を削って調整する(金メッキなのに)。
あちこち削り、組み付けを確認し・・・・地味な作業である。
(ああ、模型工作が・・)

Japang11_20110807
 N-2の特徴であるショートリコイルの機構

さて、一番?の問題のショートリコイルしない件である。
N-2でこの機構がやっと追加になった。
ロッキングブロックとその取付部分である。
もっとも、N-1もどうももともとはその機構をつけようと考えていたフシがあって、
エクステンション部に「それを切り落とした跡」とおぼしきものがある。
ということは、これがあると不調になるから?(ブローバックを阻害する)なの
ではないか?と気が付く。
しかし、N-2ではわざわざつけたのだから、なにかそれを克服しているはずなの
だが・・・・

あれこれと組み付けを確認したり、ロッキングブロックの動きを調整したり・・・
(ああ、ほんとにまったく模型工作が・・)

Japang12_20110807
 衝撃の事実発覚!

実物の本を持ってきて「なんでショートリコイルしないんだろう??」と
考えていると・・・・
あれ?これって・・・・
ロッキングブロックは、ブローバック開始時はボルトの切欠き部分に入った
状態になっている。
しかし・・・このN-2のロッキングブロックは・・「長さが足りない!」
う~ん、これはひょっとしてダミー??(かなりの脱力感)

Japang13_20110807
 改めて実物の機構を見る

実物のロッキングブロックは、この通りボルトに入った状態である。
これがショートリコイルして少し下がる(5mmくらい)と、フレーム側の切欠き
(外から見ると穴が開いている)に落ち込んでロックを解除する。
このしくみ、決して日本の考えたものではなく、モーゼルミリタリーの機構を
取り入れたものである。
(ちなみに、ハドソンのモーゼルミリタリーはこの機構を省略(う~ん))

考えるに、マジメにこの機構を組み入れたものの、ブローバックさせようとすると
このバネの力がさらに加わってブローバックが阻害されるため、結局は「見た目
だけ」の機構にしたのであろう(遠い目)
まあ、バレルを押すと微妙にショートリコイル(3mmくらい)するし、外側から見ると
それらしいものが見えるから満足感はそれなりである。

モデルガンも「模型なんだなぁ」と思うのであった(すごく遠い目)

それにしても、この整備で金メッキに一部汚れが出てしまった。
なるほど、それでメーカーは「作動を確認して出荷」は出来ないのか・・と納得
するのであった。

あれこれと「鉄道模型と似たところがあるもんだ」と感心。

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2011.08.07

IMONの温根湯ボールドウィン(5)

Sun1_20110807
 暑い日はなぜかトイレで寝るチョコ君

暑い日はなぜトイレでチョコ君は寝るのか?
どうも、うちの犬だけではないらしいのだが。
やはり涼しいのか?

それはともかくとして・・

Sun2_20110807
 暑いのにメゲつつ塗装

組み立て終わってから1週間。
ようやく、温根湯ボールドウィンを塗装した。
黒のカラープライマーは、これだけで蒸気機関車は済んでしまうので便利だ。

さて、塗装はこれで一段落。

Sun5_20110807
 珊瑚のDC12(2代目)の組み立て開始

順番からいってDC12から始めるのがスジである。
DCC+サウンド化するので、絶縁処理はしっかりとやらないといけない。
プラ板とセル板で絶縁をして・・・・今日はここまで!

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