古典蒸気+幽霊(吊掛モーター)の効果を検証する(1)
NEX-7にマクロ30F2.8を追加した。
標準ズームが、あまりに寄れないので暴れそうになったからである。
ウチには、フルサイズデジが何台もあるが、どうやらこれからはミラーレスの
高性能機の時代だよなぁ(遠い目)と思うようになった。
それはともかく。
古典蒸気は、その軸配置やらそもそもの性能(大きさ、重さ)から、どうも牽引力
に問題がある。
たとえば、ウチにある「古典客車(トビー)」である。
荷物車 76g
一等車 68g
二等車 71g
三等車 71g
合計 286g
これは、かなり重量のある真鍮製の20m級客車の1.3倍くらいある。
対して、これを牽引する客車はというと・・・・
珊瑚の5500
本体 : 167g
テンダー: 89g(ウェイトなし68g)
まあ、牽引力というのは自重だけで語るものではないが、果たして
客車を牽いて2%の勾配を登れるか?
模型としても、元々の性能としても「手助け」が必要であろう。
そうなると、鉄道模型の古典的手法「幽霊」である。
これは、今までは速度を同調させるために、動力のギア比などの課題が
あった。
しかし、これが吊掛モーターであれば「ギア比同調bの悩みが無くなるの
ではないか?」という気持ちになる。
思いついたら、試してみないといけないだろう。
さて、ウチにあるはずの車両を発掘。
珊瑚5500とトビーの古典客車4両
牽引力の悩みがあって、忘却の果てにあった車両達を発掘してきた。
古典客車の重量を確認する。
さて、テストのために重量を確認する。
トビーの古典客車
荷物車 76g
一等車 68g
二等車 71g
三等車 71g
合計 286g
ついでに、カワイの古典客車も計量する。
一等車 73g
三等車 56g
もっとも、この車両達はもうちょっと改修しないと使えない。
まずはテンダーから改修
まずはテンダーから改修する。
なにしろ転がりが悪いことから改修して、重量を89gから79gに軽減した。
続いては本体。 棒モーターではさすがに性能計測は出来ない。
動力を確認する。
まあ、面倒だから放置されてきたのだが・・・・
少し整備したとはいえ、棒モーターで性能計測でもないだろう。
他にも、あれこれ気になることはある。
モーターは悩んだ末に、IMONの小型モーターにした
本当は、足回りは本格的に改造したいのだが、それには時間がかかるし、
この形式の足回りで吊掛式の動力車を足すとどうなるのか?を計測する
ことに意味はあるだろう、ということで、モーター交換をすることにした。
交換モーターについては、マシマの1024をあてにしていた。
しかし、実際にはここ数年入荷して来ない。
(マシマさん、このモーターはいいので再生産してください!)
無いものは使えないので、あれこれと探した挙句、大きさの制約でIMONさんの
小型モーターを使うことにした。
このモーター、軸が1.0φなので、こういう「スラスト方向に力がかかる」
動力では、ロックタイトでは軸が外れてしまう(United合同のギヤードロコ
で経験済)。
ネジで固定する方式にして、どうにかモーター交換完了!
標準のドローバーがユルユルで・・・
さて、走行テストである。
これでいいか・・・と思ったら、あれまあ、標準のドローバーがユルユル
でぜんぜん通電しないし(怒)
ということで、今日はこんなところで終わり。
サクっとテストするはずだったのに、案外手間だ。
とはいえ、こんなことをテストする「物好き」は、私くらいだから、やらんといけない
のだろう。
鉄道模型は、車両を牽引することが宿命なので、動力装置の性能については、
きちんと検証しないといけないのであるから。
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