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2012年7月

2012.07.31

コダック エクトラのEktar50F3.5

猛暑である。
風邪はどうにか治ったようだ。

この風邪のせいで(やや言い訳臭い)のせいで、7月の3週間がムダになり
さらに、猛暑であれこれと停滞中である。

そんなときに、ようやく「この停滞に喝!を入れる」ものが手に入った。

Ektar50351_20120731
 10年以上探していたものを入手。 それがEktar50F3.5

私が、コダック エクトラを手にしてから17年以上になる。
苦労して使いつつ、レンズも増やして・・・・(遠い目)
そんな中で、どうしても手に入らないレンズがあった。
それが、標準レンズでも暗いタイプのEktar50F3.5である。
Ektar50F1.9は面白いレンズなのだが、重いし、1/1000のシャッター速度で
普通に使う(って、EKTRAが普通なのか?)ときには、もうちょっと軽い
ものがあっても・・・と思っていた。
Ektar50F3.5というレンズがあるのは知っていたが、ライカやコンタックス
ではエルマーやテッサーがあるのに、エクトラは高級志向なのか?
どうも暗いタイプのレンズは極めて珍しい存在であった。
ず~っと使ってみたかったのだが、10年以上どうしても手に入らなかった。
それがようやく使えるのだ。

Ektar50352_20120731
 左が50F3.5、右が35F3.3 フランジ内のカバーが実は・・

Ektar50F3.5には面白い特徴がある。
それは、Ektar35F3.3にある「フランジ内の反射防止?」が付いている
ことである。
正直言って、私は現物を入手するまで、この事実を知らなかった。
さらに確認していくと、35mm用はこの50F3.5用よりカバー?が1.5mm
長いのである。
Ektar35F3.3のカバー?は、シャッター直前までの長さがあるのだが・・・
焦点距離によって、変更する必要があったのか?

入手してすぐにNEX-7で撮影してみたが、猛烈に良く写るレンズであった。
さっそく、猛暑の中、Ektraで撮影(ネガ)する。

Ektar50353_20120731
 Ektar50F3.5 絞り開放

Ektar50354_20120731
 Ektar50F1.9 絞り開放

同じ標準レンズ同士の比較(?)
この50F3.5は凄いカッチリとした写りをする。
50F1.9は、ほんわかとした写りで、絞っても適度に柔らい描写で、どっちも
どっちで味がある。
ところで、チョコ君が微妙に左よりなのは「エクトラのファインダーの
パララックス補正の効きが甘い」のを忘れていただけである。

Ektar50355_20120731
 Ektar50F3.5 絞り開放

Ektar50356_20120731
 Ektar50F1.9 絞り開放

このくらい描写で差が出てくれると、クラカメ遊びというか、レンズグルメを
やる立場としてはうれしくて涙が出る。
50F1.9の写りは私は見慣れているのだが、こうやってEktar同士で比較できる
というのは、なんとも楽しいことだ。

Ektar50357_20120731
 オマケと言うには「大きな成果」 Ektar-NEXアダプタの試作

これは偶然に判ったことなのだが、NEX-7でテスト撮影をしていると
「これはアダプタが作れるのではないか?」ということに気が付いた。
で、やってみると、m4/3ではかろうじて装着出来るだけだったエクトラの
レンズが、NEXではなんと!無限遠が出るアダプタが作れることが判った。
試作品を作ってみると、制限なしに撮影出来る。
さらに良いことは、Ektra用のレンズにある「45cmまで寄れる機能」が
デジカメで使うことにより、しっかりと使えるのである。

う~む、これは10年以上夢だったことが、一気に2つも実現したということか。

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2012.07.28

吊掛モータのテストをカワイ157系で(1)

それにしても暑い。
朝から27度超えで、昼間は35度を超える。

ところで、吊掛モータももうすぐ製品が発売になる。
今のところ、量産試作4個しかなく、あれこれとテストをするのも、やりくりして
やっているので、多少ストレスを感じているのだが、それからもうすぐ解放
されるのだ。

ああ、思いっきり走行テストをしたい。

そうなると、今までのように「床板に台車を付けただけ」のようなテスト車両
では、どうも実用テストをしている気分にもなれない。
きちんとした車体、きちんとした編成にしなくてはいけない。

Sat2_20120728
 カワイの157系(準急時代)の車体を整備中

私は実はロコ派なのである。
電車のボディがあまりない。
ということで、廉価にテスト用車両を入手し、改造して使うことにした。

そういえば昔から欲しいと思っていた157系を入手。
まずは車体に3x3のアングル材を入れて補強中。
床下は吊掛モータ用にあれこれと試行錯誤できるように、新規に作成
することにした。

暑いので、どうも捗っていないが、息抜き程度の工作には丁度いいか?

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2012.07.22

祖師谷軽便鉄道のプランを試みてみたい(3)

いよいよ実際に線路を敷いてみる。
今まで作ってきた(といえるか?)レイアウトの中では、線路配置が複雑なので
路盤から作るのも結構大変である。

Sun3_20120722
 結構手間だった。

朝から始めて、夕方まででこんな感じである。
今日は涼しいのだが、やはり風邪から完全に復活出来ていないのか?
段取りがどうも悪い。

実際に路盤を敷いていると、一部カーブをR180=>R200に緩くしたりした
結果、駅からの登りが3.5%、時計回りの方向で3.9%、交差部からの下りが
6%が気持ち緩くなった勾配である。

Sun4_20120722
 交差部46.5mm。 杉山模型のクライマックスOK!

Sun5_20120722
 ダックスは当然OK

交差部は46.5mmである。
これだけあれば、ウチにあるロコ(非電化)は全てOKである。

Sun6_20120722
 リバース線部分は+10mmの勾配なし。手前の勾配で隠れる。

リバース線は勾配はないが、ポイント部分が+10mmなので手前の登坂路線で
15mmくらい隠れてしまう。
この辺り、これは良しとするのか?なにか処理を考えるのか?

今日はこんなところで・・・・
あ、まだやることがあった。

Sun7_20120722
 スナップトラックのポイントの通過試験

小型ロコ(ショートホイールベース)によるPECOのスナップトラックの
通過試験をしなくてはいけなかった。
小型ロコで一番ホイールベースが短いのは、コンさんのポーターなので
通過試験を実施。
無事に走行したので、このままのプランで行こう!
(って、今頃テストしてるのか?=>自分)

根性ないので、今日はこんなところで。

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2012.07.21

思川鉄道のプランを検証してみる

昨日から涼しい。
風邪はようやく治りつつあるが、まだ本調子という感じでもない。

それはともかく、いよいよ祖師谷軽便鉄道のプランを元にした線路の
敷設を開始する。

となると、なぜか「思川鉄道のプランを確認しておこう」という気になる。

Omokawa2_20120721
 やはり微妙な線路配置なので、実地にポイントを置いて確認

TMS('80年4月号)の図を見ただけでは、勾配の具合や交差部分の
高さがはっきりしない。
ポイントを置いて、微妙な線路配置を確認する。
カーブはほとんどがR150、一部にR180とR200があることが判った。

Omokawa1_20120721
 実寸を元に、おおざっぱな図を描くとこうなる。

実寸図を元に、TMSにある「5%勾配」という情報を元に、線路交差部が
どのくらいの高さになるのか?を計算した。
できるだけムリがない勾配の付け方で、寸法を出すと交差部は39mmに
なることが判った。

う~ん、39mmはちょっと厳しい。
線路の高さをさらに引くと、35mmくらいしかない。
ダックスはもちろんムリ、珊瑚のDC12もダメである。

とはいえ、線路プランを書いてみると、運転は結構楽しそうである。
私だったら、もっと線路を積極的に見えるようにするのだが・・どうか?

ということで、検証は終わったので、やはり祖師谷軽便鉄道のプランで
いこう。

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2012.07.18

ロンビックイコライザ(3)

いよいよ実走行テストである。
それにしても暑い。

Wed4_20120718
 フィーダより3m以上遠いところでもスロー運転が可能に

吊掛モータは、ギア比が9:30なのでスロー走行時には、どうしても低電圧を
使うことになる。
大きなレイアウトの場合、フィーダから3m以上遠く、しかもレールに継ぎ目が
あって洋白レールであると、電圧降下が激しい。

アルモデルの単台車を改造したリジットの足回りでは、ちょっとレールの
歪みやレールの継ぎ目などがあると、すぐに集電性能が低下して車両が
止まってしまう。
それが、3V~5Vくらいで走行させようとすると厳しい。

今回のテストでは、さすがはロンビックイコライザの効果で、3Vで走らせて
もしっかりと走行した。
考えてみると、2軸の台車では、「4輪がしっかりとレールを捉える」ので
あるから、ボギー車と同等なのである。
いやはや、さすがである。

Wed5_20120718
 もちろん、牽引力はバッチリ!

当たり前のこと(既にボギー車で同じモータでテストしているから)とはいえ、
単車で2%勾配(一部3%)においても、よどみなく鉛貨車x2両(800g)を牽引して
しまう。
リジットの単車では、重い貨車に引っ張られて集電低下して止まってしまう
ことがあった。

ロンビックイコライザ、これからも実用向けに研究していく。

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2012.07.16

祖師谷軽便鉄道のプランを試みてみたい(2)

風邪はようやく回復傾向になるが、ぜんぜん本調子にならない。
そんなときに限って、猛暑がやってくる。
外に出ると31度超えしている状況に、風邪の回復もなにもあったもの
ではない(ここまで来るとかなり言い訳臭いが)

さて、夕方になってようやく少し気力が戻ってきたので、往年の銘作の
線路プランを試すための作業に入る。

Sosigayafu2_20120716
 線路配置を台枠上に書いて、実際のカーブと勾配を出す。

台枠の大きさは910x600.
カーブは全てR180、ポイントはPECOのスナップトラックである。
奥のほうの白い部分がトンネル内に隠れるところになる。
(実際はもうちょっと大きいが)
この部分とループ線の部分が+10mmの高さになる。
(つまり、ループ線は勾配なし)

Sosigayafu1_20120716
 低い位置から見てみる。

低い位置というか、実際にレイアウト上で車両を走らせたときの視線を
確認する。
なるほど、祖師谷軽便鉄道では、ループ線の一番エンドレス側に近い
ところを、ティンバートレッスル?にしたのは、この位置の車両が見えにくい
ことを微妙に見え隠れするようにしていたのか・・・と、実際にやって
みるとその巧みさに気が付く。

Sosigayafu3_20120716
 一番高い位置は+46.5mmである。

この高さは、ダージリン風レイアウトを作るときに「もっとも背が高い非電化
車両」である杉山模型さんのクライマックスに合わせたものである。
この車両が通れば、高さとしては十分である。

線路配置、高さ関係、トンネルで隠す部分・・・
だいたい確認出来たので、あとは地味に線路を敷こう。

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2012.07.15

ロンビックイコライザ(2)

まだ風邪は全快とはいかない。
少し良かったり、また不調になったりする。

さて、昨日試作したロンビックイコライザの台車を元にして、吊掛モータを
搭載するように、今までの単台車の寸法に合わせたり、各部を見直して
もう1台の台車を組んだ。

Lonbic21_20120715
 寸法を見直して、吊掛モータを組み込んだ。

一番の元になっている台枠部分をt0.8=>f0.6にして軸端がより出るよう
にして、台枠幅も21.5=>21.0にした。
イコライザのアームの厚さはt0.8のままである。
後は吊掛モータ(今までテストで使ってきた9:30のもの)を組み込んだ。

ここで失敗に気が付く。
笑ってしまうことに、台枠幅を21.0mmにしたのは間違いで、実は21.5mm
のままで良かったことが判明(というか、22.0mmでも良かったかも)。
まあ、微々たる差なので、あっさり修正。

集電シューはベリリウム銅t0.1を使用、イコライザの動きを妨げないように
した。
こういう基本的な構造は単台車とさして差はない。

Lonbic22_20120715
 テスト走行はスムーズ。

自重は40g。
このままでもさすがはロンビックイコライザのおかげで、集電は極めてよく
スローでも快調に動く。
単台車時代にはレールの継ぎ目でちょっと車輪が持ち上がっても、低電圧
では止まってしまっていたが、ロンビックイコライザーでは、すんなりと
走ってしまう。

さて、問題は長い距離のエンドレスにおける電圧降下の影響である。
期待できそうだ。

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2012.07.14

ロンビックイコライザ(1)

ある方がボギー車の足回りの改良について発表されたのを見て、私もそういえば?
と思い出し、やってみようか?ということになった。

最初は、そのままボギー車・・・と思ったのだが、よく考えると、吊掛モータの
テストを行ったときに、単車の調子が良くなかったのである。
さんざん調べてみると、それは吊掛モータが悪いのではなく、低電圧(3V~
6V)で走行させようとすると、洋白レールで3m以上フィーダーから遠い位置では
そうでなくても電圧降下するのに、固定軸の単車ではどうも集電の効率が
低くすぎるのである。
そのときは結局ボギー車にしてやり過ごしたのであるが、将来的に路面電車
の動力として吊掛モータをやるためには、この問題は克服しないといけないと
思っていた。

それで、数年前にある方のブログでロンビックイコライザのしくみについて
話をしているのを思い出し、さらにTMS2001年9月号の記事を見て、
試作を行うことにした。

Lonbic1_20120714
 ザクっと真鍮板をカットして作ったロンビックイコライザの台車

Lonbic2_20120714
 下側からみると、4つのイコライザで支えていることが判る。

Lonbic3_20120714
 各イコライザはシンプルな形

TMSの記事を見て、アルモデルの単台車をじ~っと見て作成したのが
この走り装置である。
軸距離は26mm、各イコライザの関係は画像の通りである。

Lonbic4_20120714
 さっそく、t0.5の板を不規則にレールに貼って追従テスト

Lonbic5_20120714
 まったく固定軸の台車。 右側の車輪が浮いている。

Lonbic6_20120714
 ロンビックイコライザの台車。 車輪はしっかりとレール面にある。

不規則に真鍮帯(t0.5)の帯板を貼ったレールを用意し、走行させてみる。
ガタガタと揺れるのは固定軸でもロンビックイコライザでも同じように見える
が、細かく確認すると、固定軸の方は車輪が浮いてしまっているが、ロンビック
イコライザではしっかりと車輪がレール面に密着している。

これならば走行性能(集電)を高められるかもしれない。
この線で進めてみよう。

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2012.07.09

祖師谷軽便鉄道のプランを試みてみたい(1)

このところ、吊掛モーターの試行やら、大判デジカメやら・・・トドメは
夏風邪でダウンなどして、さっぱり「今年はレイアウトの年」を守っていない
ような感じである。

しかし、実は地味にタイトルのようなウランを暖めていた。
実は、この企画をやってみるために「原作者の方に了解を取った方がいいか」
と思い、連絡を取る方法がないものか?とあちこち聞いていたのである。
結果的には「そんなに堅苦しく考えなくてもいいと思うよ」というアドバイスを
受けて、では始めるか!・・・となったら、そんなこんなの状況になっていた。

Layout_20120709
 結構苦労してプラン図を引いた。

以前、900x600の大きさでループ線のプランでレールを敷いてみたが、
なるほど、連続運転をするにはこれでもいいが、駅が欲しいとなると入り
きらないのである。
そういえば?とレイアウトモデリングの祖師谷軽便鉄道の記事を読み返して
みると、同様のことが書かれている。
さらには、「駅を出た列車は駅に”戻ってくる”のがいい」ということで、
リバース線が入っているという、なるほど・・ということも書かれている。

では!やってみるか!(台枠はもう作ってあるし)

しかし、実際はこの線路配置で勾配をどうつけるか?ポイントはどう配置
するか?は難しい。
 ・勾配は厳しいところでも6%に収めたい
 ・レールがクロスしているところは40mm以上の高さを確保したい
 ・ポイントはPECOのスナップトラックを使用
 ・カーブはR180(急カーブにするとむしろ勾配がきつくなる)
などなどの条件がある。

結局、原寸大の図面を引いて、ポイントを実際に置いてみて、そのうえで
勾配をあ~でもない、こ~でもない、と週末2日かけてプランを作成した。
(ちなみに、ここにUPした図面はそれをさらに小さく書いたもの)

ポイントのところは10mm上がったところで平面、ループ線のところはその
まま水平にする。
ループ線中央は田んぼか?
レールは出来るだけ囲ってしまわずに、見えるようにしたい・・・

風邪が治ったら、いよいよ始めるか?

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2012.07.08

大判デジカメの間接方式(2)

動作確認は出来たので、いよいよデイライトによる撮影である。

Oobankansetu1_20120708
 一番問題であったキャリブレーションは無事動作することを確認。

LiDE70を直接方式にしたときには、通常の日照ではキャリブレーションが正常に
行われなかった。
さて、間接式ではどうか?
結果的には、あっさりと問題なく動作。
曇天時でもOKなので、悩みは解消。

Oobankansetu2_20120708
 Congo210F4.5 F=1:16 

Oobankansetu3_20120708
 Congo210F4.5 F=1:16 IR/UVカットフィルタ

室外での撮影。
なかなかいい画像である。
直接式の場合に発生するスジが飛ぶ現象もない。

意外だったのは、室外でIR/UVフィルタがなくても、それなりの画像であること。
ピント面がスリガラスなので、ガラス1枚でIR/UVが多少反射しているのかも
しれない。

大判デジカメの操作や注意事項について、HPにUPを開始した。
http://mitaka.or.tl/choco_kun/

しつこいようであるが、実践する人は「自己責任」において行うこと!

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2012.07.07

大判デジカメの間接方式(1)

七夕だというのに雨である。
さらに、私はというと、火曜日から風邪でダウンしている状態。

昨日と今日と半日以上寝ていたので、少し体調も戻ってきたので、なにかやろう・・
ということで、大判デジの再トライをしてみることにした。

Oobank1_20120707
 以前にもやって今ひとつの結果だった「間接方式」をLiDE70で再トライする

以前にも間接方式(スリガラス面に像を結んでそれをスキャンする)をやったの
だが、真っ暗にしか写らずに実質失敗であった。
そのとき使用したものはLiDE40なのだが、直接式では感度が十分すぎるもの
が、間接方式では感度が不足していたのだ。

英国大判用にLiDE70を改造(直接式)したときに「感度が高すぎる」という結果
だったのだが、しばらくして「それならば、間接式なら使えるのでは?」と
気が付いた。

間接式は、スキャン部の光伝道部分を外し、LEDをカバーするだけだ。
スキャン面にスリガラスを固定して完了。

Oobank2_20120707
 さっそく撮影

撮影の操作自体に差はない。
テストの結果、室内光+若干の補助光が必要なことが判った。

Oobank3_20120707
 プレビューを確認。 きっちりと「全面」写っている。

テストをしてみると、直接式での悩みである「よく判らないゴースト」がない。
像もきっちりと結んでいる。

Oobank4_20120707
 撮影画像。 まだピント面調整をしていないので後ピンになっている。

まだ直接式のままのピントグラスなので、やや後ピンである。
細かい調整はこれからだ。

LiDE70を使うには、キャリブレーション問題(かなり明るい白色光が必要)などを
克服しなくてはいけない。
まだまだ遊べそうだ。
(その前に風邪を治さんと・・)

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2012.07.01

大判デジカメは続く(4)

今回は小ネタ(になってしまった)

Sun2_20120701
 運搬用のケースを作る。

外観はきれいだし、ちょっと華奢な気がするので、運搬用のケースを
ダンボールで作成。
さて、またあじさいを撮影・・・と思ったら外は雨(う~ん)
まあ、カメラをお返しする際の梱包と考えればいいか。

Sun3_20120701
 PROTARによる室内撮影(スキャナは天地を逆にしてみた)こちらは全景

Sun4_20120701
 スキャン範囲を限定。(天地逆なので右下に影)

外光を使いつつ補助照明を点けての撮影テスト。
スキャナも天地を逆にしたら影(左上)が消えるかと思ったが、結果的には
もっとダメになった(う~ん)。
外光(曇天)による撮影は、結局は補助光がないとダメであった。

Sun5_20120701
 これだけ補助光を使った。

外光があっても、このくらい補助光がないとダメであった。
F=1:18では仕方が無いか。
室内撮影時には、LiDE70を使う方のが正しいことがはっきりした。

ということで、英国大判カメラによるデジタル化はこれで一応完了。

ところで、ここまでの大判デジカメへの試みをHPにまとめてみた。
http://mitaka.or.tl/choco_kun/

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