杉山模型のダンカーク
待っていたものがようやく届いた。
杉山模型のダンカーク。
今年の杉山模型さんの製品はダンカークであった。
これは驚いた。
ウチには、米国の模型屋さんが日本のメーカーに依頼して製品化した
超レアアイテムのHOのダンカークがあるが、それですらも実物を見た人
がほとんどいないという代物であるのだ。
それが、こうして日本向けに製品になるとは・・
手前がHOのダンカーク(先輩か?)
こうしてみると、やはり似ている。
ちなみに、重量はこんな感じだ。
HOのダンカーク 117g
HOn30のダンカーク 87g
意外に重量に差がないのだが、HOの方は手に取るとズッシリと重い。
動力装置も似ている。 どちらも凄い良い作りだ。
HOのダンカークはモータの置き方(縦置き)のために、ジョイントが
片側にオフセットしている。
HOn30の方は、モータが水平なので普通に平ギアで落としてきている。
それにしても、この真鍮材を折り曲げて作った精密ジョイントは、どちらも
凄いものである。
15tのクライマックスとのショット
先の製品のクライマックスと並べると、雰囲気が似ている。
それはそのはずで、ダンカークは、「クライマックスのメーカから独立した
ハイスラーさんが作ったロコ」なのだ。
ちなみに、実車はシリンダがキャブ内にあるのだが、模型では省略
されている。
クライマックスは79g。
こちらも面白いことに、両車を手に取るとクライマックスの方がずっしりと
感じる。
R140はしっかりと走行可能。
現在制作中のレイアウトで6%勾配のテスト。
R140のカーブ通過、6%勾配の登坂(ちょっと苦しいが)とも無事完了。
まあ、杉山模型さんの製品なので、心配はしてなかったが。
(いや、ちょっと心配だったか?)
実車はかなりマイナーな車種であるが、さすがは杉山模型さんの製品で
良く走る。
ちなみに、ダンカークは後ろのようなハイスラーに進化していく。
実物的には、ダンカーク(キャブ内にシリンダー)はキャブ前にシリンダーが
移って、ハイスラーへと進化していく。
こういう、実物の変遷(クライマックスから独立=>ダンカーク=>ハイスラー)
が模型で手に取って味わえるのは楽しい。
これを見ていると「ハイスラーとシェイを再生産してくれないかな」と思うのは
私だけだろうか?
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