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2012.08.23

杉山模型のダンカーク

待っていたものがようやく届いた。

Dank1_20120823
 杉山模型のダンカーク。 

今年の杉山模型さんの製品はダンカークであった。
これは驚いた。
ウチには、米国の模型屋さんが日本のメーカーに依頼して製品化した
超レアアイテムのHOのダンカークがあるが、それですらも実物を見た人
がほとんどいないという代物であるのだ。
それが、こうして日本向けに製品になるとは・・

Dank2_20120823
 手前がHOのダンカーク(先輩か?)

こうしてみると、やはり似ている。
ちなみに、重量はこんな感じだ。
 HOのダンカーク    117g
 HOn30のダンカーク  87g
意外に重量に差がないのだが、HOの方は手に取るとズッシリと重い。

Dank3_20120823
 動力装置も似ている。 どちらも凄い良い作りだ。

HOのダンカークはモータの置き方(縦置き)のために、ジョイントが
片側にオフセットしている。
HOn30の方は、モータが水平なので普通に平ギアで落としてきている。
それにしても、この真鍮材を折り曲げて作った精密ジョイントは、どちらも
凄いものである。

Dank5_20120823
 15tのクライマックスとのショット

先の製品のクライマックスと並べると、雰囲気が似ている。
それはそのはずで、ダンカークは、「クライマックスのメーカから独立した
ハイスラーさんが作ったロコ」なのだ。
ちなみに、実車はシリンダがキャブ内にあるのだが、模型では省略
されている。
クライマックスは79g。
こちらも面白いことに、両車を手に取るとクライマックスの方がずっしりと
感じる。

Dank4_20120823
 R140はしっかりと走行可能。

Dank6_20120823
 現在制作中のレイアウトで6%勾配のテスト。

R140のカーブ通過、6%勾配の登坂(ちょっと苦しいが)とも無事完了。
まあ、杉山模型さんの製品なので、心配はしてなかったが。
(いや、ちょっと心配だったか?)

実車はかなりマイナーな車種であるが、さすがは杉山模型さんの製品で
良く走る。

Dank7_20120823
 ちなみに、ダンカークは後ろのようなハイスラーに進化していく。

実物的には、ダンカーク(キャブ内にシリンダー)はキャブ前にシリンダーが
移って、ハイスラーへと進化していく。
こういう、実物の変遷(クライマックスから独立=>ダンカーク=>ハイスラー)
が模型で手に取って味わえるのは楽しい。

これを見ていると「ハイスラーとシェイを再生産してくれないかな」と思うのは
私だけだろうか?

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