量産型の吊掛モータ(ギア比9:30)
ようやく、量産品が販売になる。
その製品のバラ状態(現在販売のため組立中とのことなので)を入手し、
本格的に性能テストを行うことにした。
製品はこのパーツ構成+α
モータ(モジュール0.3で9枚のギア打ち込み済)に、6角パイプ(軸受)
30枚ギア打ち込み済(日光の車軸)、1.4φネジ(長さ1.4mm)、
モータ固定用のラグ、細い電線(この画像には写っていない)が
セットになっている。
私の場合は自分で6角棒を接着しているが、製品版は軸は固定済に
なるとのことであった。
モータの取り付け方法(上から)
モータの取り付け方法(横から)
モータの取り付けは、ラグ板を画像のように曲げて、枕梁につけた
真鍮線(0.4φくらいで十分)に軽く通しておくだけで大丈夫である。
配線の例(あくまで私のやり方)
配線は別にどうということもないが、1両に載せるモータが多く、回転方向を
合わせる手間もあるので、エンドウの集電シューセットのプリント板を使って
上に配線を出して止めている。
まあ、この辺りは人それぞれだろう。
恒例の牽引力測定(通称”いじめ”)
動力装置である以上、性能計測を行う。
カワイ157系に、以下のように吊掛モータが搭載されている。
クモハ157(2) : 2個搭載 自重222g(当初) =>254g(補重)
クモハ157(4) : 4個搭載 自重227g(当初) =>259g(補重)
補重を行ったのは、当初の状態で走行テストを行ったところ、牽引力が
今一つ(過去のテスト経験と比較して)だったからである。
計測してみると、以下のような結果になった。
クモハ157(2) : 2両(800g) 12V/0.2A
クモハ157(4) : 2両(800g) 9V/0.2A
3両(1200g) 9V/0.3A
この結果は面白い。
モータが多い方が電圧が低くて済むのである。
仕事量(牽引するもの)が同じであれば、モータが多い方が効率が良い
のである。
これは、この吊掛モータを使って編成ものを組むときの参考になる。
フル編成(って、4両しかない)での連続走行
クモハ157はモータを4個と2個搭載で、フル編成(4両しかない(涙))で連続
走行を行った。
・平坦地 : 4.5V/0.2A
・勾配(2%、一部3%?) : 7V/0.3A
という感じである。
注意!
このブログに掲載している内容は、筆者の個人的経験である。
ここを参照してなにかを行ったにしても、その結果を保障するものでもなく、
筆者は一切の責任を負わない。
「自己責任」という言葉を良く理解して、大人の礼儀をわきまえること!
また、内容についての問い合わせにも対応しない。
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