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2012年9月

2012.09.30

鉄模社のクハ16の改造

吊掛モータは完全に実用化段階に入った。
今まで、なんとなく工作が止まっていた電車群について、地味に工作を開始。

そうなると、「長年気になっていた」車両がある。

Tetsumo1_20120930
 何年も気になっていたもの、それは「要修理の鉄模社クハ16」

もう10年近く前に、鉄模社のクハ16”だけ”を入手した。
う~ん、良く出来ている・・・と思ったものの、中はなにやら接着剤だらけのうえに
妻が外れかかっている。
そのうえ「クハしかない」ので、簡単に修理して・・・という風でもない。
「まあ、いつかクモハも手に入るだろう」と思って、仕舞いこんで・・・・(遠い目)

実は10年近く経過して、ようやく状況が解決したのである。
クモハ+クハの「状態の良いもの」を入手したのである。

そうなれば、もう遠慮することはない。
以前から「クモハ12が欲しい」と思っていたのである。
なにしろ、私は長年南武線沿線に住んでいるのである。
17m級国電には、ちょっとこう・・・・思い入れがある。

Tetsumo2_20120930
 クハ16=>クモハ12への改造なので、珍しく「全バラシ」をする

クモハ12に改造するとなると、乗務員ドアを付け、乗客用ドアもプレス製に
換えないといけない。
ということで、私にしては珍しく「全バラシ」をすることにした。

最初は100Wハンダコテでやる予定であったが、この車両は窓、シルヘッダー、
そしてリベットを表現するため、かなりの板厚であるため、止む追えずバーナー
を使うことにした。
バーナーを使うとハンダを外すのは楽なのだが、熱で真鍮板が歪んでしまったり
する可能性があるので、出来るだけ使いたくない。

とはいえ、迷っていても仕方がない。
やるのみ!である。

Tetsumo3_20120930
 バラバラにして、ハンダとサビと塗装残りを落とし、歪みを取り・・・

バラすだけでも大変なのだが、ハンダ、塗装残り、接着材、サビ・・・・との
格闘である。
そして、最後は歪みを慎重に修正する。

今回は「交換するパーツ」がある。
少しでも多く部品を残したいので、アングルなどはきれいに磨く。

Tetsumo4_20120930
 妻はなんと!プレス一体である。 こういう「先進性」が良い

バラして確認すると、なんと妻はリベット、ドア、窓、雨樋、通風口・・・全てを
プレスで一体で表現している。
「い~仕事してますねぇ~」である。
鉄道模型社の製品は、確かに・・・なものもあるが、一方でこのように「時代の
先端技術を惜しみなく投入したもの」も多いのである。
こういうところが、私を惹きつけてやまないところなのだ。

さて、これで「素材」としての準備は整った。
作戦を練ろう。

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吊掛モータとパワトラとの比較テスト

快晴である。
しかし、あとちょっとで台風が来て大荒れになるのかと思うと、気分は複雑で
ある。

電車用の動力装置を吊掛式にするとして、パワトラとの性格の違いを
はっきりさせておいた方が良いだろう・・ということで、走行テストを行うことに
した。

Sat4_20120929
 といいつつ、まずは東急デハ5000の走行テスト

パワトラと吊掛モータ・・・といいつつ、まずはピノチオの東急デハ5000の
走行テストを行う。
目的は、この後に作成する(だろう、たぶん)デハ・サハ・デハの3両編成を組む
ときに、1M2Tで良いか?2M1Tが良いか?の検証である。
テストについては、デハ・クハ+牽引力測定貨車x1両(200g)で測定を行った。
 平坦地            :  8V/0.4A
 勾配(2%(一部3%))連続走行: 10V/0.4A
 勾配途中からの牽き出し : 12V/0.5A
結果としては、「勾配途中で停車した状態を考慮」して、2M1Tが良さそうだ。
こういう検証は、なんとも「実車的」でよろしい。

さて、いよいよ本題である。

Sat5_20120929
 パワトラ(2個)の代表選手は叡電デナ21である

パワトラを2個積んだ車両・・・
そういえば、以前DCCでパワトラx2個で大丈夫か?と勾配試験(最大12%!)
のテスト用に叡電デナ21があったので、DCCを解除して車重を249gにして
テストを行った。
結果は以下の通り(カッコ内は勾配時)。
 空車      11V/0.4A
 +1両(400g)  12V/0.4A(0.5A)
 +2両(800g)  12V/0.5A(14V/0.8A)
 +3両(1200g)  14V/0.6A ただし、平坦カーブ時に止まってしまった
意外に思ったのは、意外に電力(アンペア)が必要なことである。
パワトラは1両1器で使用することが多いので、気が付かなかった。

続いては、吊掛モータの車両である。

Sat6_20120929
 カプラー取付を大幅に補強して牽引力測定!

箱根登山は前回計測済ではあるものの、一応当日のMax値(計測のタイミングで
最大値は結構変化する)を一応参考に計測した。
 +4両(1600g) 9V/0.3A(12V/0.4A)

結果としては、牽引力はやや勝り、消費電力はやや少ないということが
判った。

注意!
 この計測値は、あくまで筆者の個人的所有の車両を、ある条件でテスト
 して得た数値であって、個人的経験を公表しているものである。
 各メーカの製品の絶対的性能の評価でもなく、だれがやっても同じ性能が
 出ることを保障している訳でもない。
 参考値であり、結果に対して一切の責任を負わない。

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2012.09.28

ピノチオの東急デハ5000(6)

先日、走行テストを行ったが、自重が不足しているせいか集電が悪く、
成果が得られなかった。

やはり、手を抜いてはいけない。

Deha51_20120928
 機器の隙間に鉛板を入れて重量を稼ぐ涙ぐましさ

東急デハ5000の床下機器は、普通には売っていないので、
どうしよう?と考えた結果、カツミの廉価な床下(103系用)を切り継いで
作ることにした。
(注:細かいことは気にならない性格)
隙間を見つけて、フレキシブルウェイトを地味に入れて、なんとか重量を
稼ぐ。
自重を250g程度にするのである。
せっかく吊掛モータで「床板がフラット」になっているので、露骨にウェイト
を積む(いい加減な性格だから、いつもはそうしている)訳にもいかない。

Deha52_20120928
 なんだかんだで、床下の重さは60gになった

かなり苦労して、どうにか60gまで持ってきた。
結果、デハは244gになった。

さて、塗装して、また走行テストをしなくては。

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2012.09.26

ピノチオの箱根登山と東急デハ5000の走行テスト

せっかく動力を装備したので、走行テストを行う。

Wed4_20120926
 揃って走行テストである。

まず、箱根登山からである。
結果は以下の通り(カッコ内は2%(一部3%)勾配時)。
 ・空車: 4V/0.05A
 ・1両(400g)  5V/0.15A (6V)
 ・2両(800g)  6V/0.2A (8V)
 ・3両(1200g) 9V/0.3A
 ・4両(1600g) 9V/0.4A(12V)
250g程度の小型電車の性能としては立派なものである。

で、ここでアクシデント発生!!

Wed5_20120926
 なんと!あまりの重量級の牽引をしたために・・

驚いたことに、想定外(という言葉を最近よく聞く)の重量を牽引したために、
運転室下の床板が丸ごと外れてしまった!
まあ、この小型電車に勾配線で1600gを牽引させることは想定せんわなぁ・・・

帰宅してから、しっかりと真鍮板+ネジで運転室下の床板を固定した。

Wed3_20120926
 東急デハ5000は、M車の調整不足(主に補重)で成果出ず

東急デハ5000については、現在完成しているデハ+クハに、さらにサハを入れて
「1M2Tが可能か?」を試したかったのだが、デハの補重をしないでテストに臨んだ
ために、集電性能が今一つで性能計測をするに至らなかった。

吊掛モータ、まだまだ楽しめそうだ。

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2012.09.23

ピノチオの箱根登山と東急デハ5000

ようやく涼しくなった。

Sun1_20120923
 9:30の吊掛モータの量産?

本格的製品が入手出来なかったので、とりあえずパーツを自分で組む。
今回はモータ本体をグレーに塗って「横から見たときにチラっと見える」
を狙った。
デハ5000は前から(スカートがないから)チラっと見えるとカッコいいかも
しれない。
(注:東急デハ5000は吊掛ではなく、直角カルダンです)

Sun2_20120923
 箱根登山のブリルは軸距24.5だが余裕

Sun3_20120923
 デハ5000は軸距28.5mmなので、ある意味吊掛モータ向き

ブリルの24.5mmでも吊掛モータは特に問題なく組み込めた。
東急デハの台車は、軸距28.5mmで「パワトラがない」
そういう意味では、この吊掛モータがあればこそ、廉価に動力を搭載
出来るというのは、やってみて気が付いた。

そう、「軸距の制限がない」のが、吊掛モータの良いところなのである。

Sun4_20120923
 東急デハを下から見ると、なんとなく満足感あり

Sun5_20120923
 ピノチオの電車x2種に吊掛モータの搭載を完了した!

これで両車両の動力化が完了。
 ・箱根登山   : 249g
 ・東急デハ5000: 181g
先のテストの結果から、箱根登山はこの重量でもok、東急デハはこれから
作成する床下機器などを工夫して、補重しないといけない。

まあ、なにはともあれ走るようになったのはうれしい。

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2012.09.17

量産型の吊掛モータ(ギア比9:40)

続いては、新型電機用の動輪のギア比でのテストを行う。

Turikake7_20120917
 協育歯車の40枚(モジュール0.3)をスライスしたものを使う

今のところは、製品では30枚のギアのみが提供される。
機関車用のギアについては、私が協育歯車のモジュール0.3をスライス
したものを使用する。
軸受は、標準添付の6角パイプに、t0.8を2枚間に挟んで接着すればよい。

Turikake8_20120917
 台車への組み込みは同じである。

Turikake9_20120917
 床板はフラットだが、機関車用としてウェイトを追加搭載する。

床板がフラットであること、配線の手際などは、クモハ157系と同じである。
今回は機関車としての性能計測をするため+90gの補充を行っている。
このED100(懐かしい!)の重量は、332gである。
吊掛モータは、粘着がいい(空転しない)ので、むやみに補重する必要はない。

Turikake10_20120917
 牽引力測定(通称”いじめ”)を行う。

牽引力テストの結果は以下の通り。
 ・空車     : 4V/0.1A 10分連続走行でモータ微小な熱
 ・1両(400g) : 5V/0.15A  10分連続走行でモータ微小な熱 
 ・2両(800g) : 平坦部 5V/0.2A
           勾配(上り) 7V/0.2A
           勾配(下り) 4.5V/0.2A  
     10分連続走行でモータ微小な熱
 ・3両(1200g) : 9V/0.4A 
          勾配途中での引出し 13V/0.6A 
 ・4両(1600g) : 10V/0.4A  
 ・5両(2000g) : 12V/0.4A  
 ・6両(2400g) : 13V/0.6A  
 ・7両(2800g) : 勾配途中で動けなくなる
2両(800g)牽引時以外は、計測のための短時間走行(エンドレス1周)で
ある。
このモータの定格は、9V(無負荷時)であることを忘れてはいけない。

計測結果は、テスト車を組んだ私も驚くほどの牽引力であった。
2%勾配(一部3%)のあるレイアウトを、332gの小型機関車が、700gクラスの
大型機関車並みの性能を出すのである(短時間ではあるが)
大したものである。

9:30の仕様、9:40の仕様を試した結果、以下のような教訓を得た。
 ・1台車2モータ(並列)は、0.1Aの消費電力になる。
  =>車両数や台車数を決めるときの目安
 ・4個モータ(2台車_並列)の場合、車重は250g~350gが良い。
 ・通常走行電圧は4V~7V(勾配時)

吊掛モータでは、低電圧で走行をさせる。
そのため、洋白レールで距離の長いエンドレスのレイアウトを走行させる
ためには、集電性能向上を考えないといけないことが判った。

まあ、これから続けてこのモータ搭載の車両を作っていくので、あれこれ
考えてみよう。

注意!
 このブログに掲載している内容は、筆者の個人的経験である。
 ここを参照してなにかを行ったにしても、その結果を保障するものでもなく、
 筆者は一切の責任を負わない。
 「自己責任」という言葉を良く理解して、大人の礼儀をわきまえること!
 また、内容についての問い合わせにも対応しない。

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量産型の吊掛モータ(ギア比9:30)

ようやく、量産品が販売になる。
その製品のバラ状態(現在販売のため組立中とのことなので)を入手し、
本格的に性能テストを行うことにした。

Turikake1_20120917
 製品はこのパーツ構成+α

モータ(モジュール0.3で9枚のギア打ち込み済)に、6角パイプ(軸受)
30枚ギア打ち込み済(日光の車軸)、1.4φネジ(長さ1.4mm)、
モータ固定用のラグ、細い電線(この画像には写っていない)が
セットになっている。
私の場合は自分で6角棒を接着しているが、製品版は軸は固定済に
なるとのことであった。

Turikake2_20120917
 モータの取り付け方法(上から)

Turikake3_20120917
 モータの取り付け方法(横から)

モータの取り付けは、ラグ板を画像のように曲げて、枕梁につけた
真鍮線(0.4φくらいで十分)に軽く通しておくだけで大丈夫である。

Turikake5_20120917
 配線の例(あくまで私のやり方)

配線は別にどうということもないが、1両に載せるモータが多く、回転方向を
合わせる手間もあるので、エンドウの集電シューセットのプリント板を使って
上に配線を出して止めている。
まあ、この辺りは人それぞれだろう。

Turikake6_20120917
 恒例の牽引力測定(通称”いじめ”)

動力装置である以上、性能計測を行う。
カワイ157系に、以下のように吊掛モータが搭載されている。
 クモハ157(2) : 2個搭載 自重222g(当初) =>254g(補重)
 クモハ157(4) : 4個搭載 自重227g(当初) =>259g(補重)
補重を行ったのは、当初の状態で走行テストを行ったところ、牽引力が
今一つ(過去のテスト経験と比較して)だったからである。

計測してみると、以下のような結果になった。
 クモハ157(2) : 2両(800g) 12V/0.2A
 クモハ157(4) : 2両(800g) 9V/0.2A
            3両(1200g) 9V/0.3A
この結果は面白い。
モータが多い方が電圧が低くて済むのである。
仕事量(牽引するもの)が同じであれば、モータが多い方が効率が良い
のである。
これは、この吊掛モータを使って編成ものを組むときの参考になる。

Turikake4_20120917
 フル編成(って、4両しかない)での連続走行

クモハ157はモータを4個と2個搭載で、フル編成(4両しかない(涙))で連続
走行を行った。
 ・平坦地 :         4.5V/0.2A
 ・勾配(2%、一部3%?) :  7V/0.3A
という感じである。

注意!
 このブログに掲載している内容は、筆者の個人的経験である。
 ここを参照してなにかを行ったにしても、その結果を保障するものでもなく、
 筆者は一切の責任を負わない。
 「自己責任」という言葉を良く理解して、大人の礼儀をわきまえること!
 また、内容についての問い合わせにも対応しない。

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2012.09.13

ピノチオの東急デハ5000(5)

Thu4_20120913
 デハとクハの車体の塗装を完了

ということで、先行で組んでいるデハとクハの車体塗装を完了した。
う~ん、なんか懐かしい(遠い目)

あとは、床下をなんとかして、吊掛モータでデハを動力化することである。
楽しみだ。

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2012.09.11

ピノチオの東急デハ5000(4)

Tue1_20120911
 極めてスローな進捗

ピノチオの東急デハのベンチレターは、プレス製の大きいものである。
(たぶん、押しベンをまんま使っている)
さすがに、それでは・・・なので、ホワイトメタル製の東急デハ用のものを
接着した。

まったく、進捗が遅い。

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2012.09.09

ピノチオの東急デハ5000(3)

CMCのスタームルガーに手を出した(修理)私がバカだった・・(ち~ん)

Sun1_20120909
 来るべき吊掛モータ搭載のため、ピノチオの箱根登山の改修開始

来るべき吊掛モータ搭載テストのため、「やはり単行があるといい」という
気になった。
結果として、頑丈で車重も十分にあるピノチオの箱根登山のパンタを交換
することにした。
この車両、DCCのテスト用にオークションで落札したときから、パンタが前
オーナー作成の「壊れて作動しないもの」だったのだ。
いずれ、ちゃんと修理(塗装やり直し)と思って放置していたのだが、結果
として、今回もお手軽に動力変更して使う。
そういう意味では、ほんとうに働き者の電車だ。

Sun4_20120909
 ピノチオの東急デハx2両も車体工作をほぼ終えた。

続いては、東急デハ+クハの工作を完了させる。
手すり、パンタ台+ランボード、そしてベンチレターをホワイトメタル製に
交換するための屋根の穴塞ぎ(これが一番手間だった)を行った。
下回り(床下機器をどうするか?吊掛モータ搭載の台車の扱いなど)は
まだどうしたもんか?と思っているが、車体を塗装してしまえば後はなん
とかなるだろう。

と、ここで気が付いた。
両方ともピノチオ模型の製品(しかもかなり古い)。
この年代の製品が、私の好みなのだろうか?

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2012.09.03

阿里山シェイの工作計画(前途多難)

さて、いよいよ本格的にこの難物に取り組む。

すぐにかかれるほどやさしいものでもなく、本格的に制作する技術もない
ので、まずは計画を練る。

Mon3_20120903
 上段が構造を参考にするUnited合同のシェイ、下段が鉄模社のシェイ

動力装置、伝動装置はUnited合同のものを参考にする。
昔、パーツ取り用に購入したUnited合同のシェイのパーツがあるので
並べて構造を分析する。

Mon4_20120903
 台車はほとんど同じ構造。 それにしても動輪が大きい。

United合同のシェイは、しっかりとスケール?で8.0φである。
鉄模社のシェイは10.5φか?
まあ、そのようなことはどうでもいい。
参考にしているUnited合同のシェイは、初期タイプなのでクラウンギア
仕様である(その辺りの話もいずれ解説しよう)
鉄模社のシェイは作りのいいベベルギアを使っている。
こういうところが、ギヤードロコマニアを刺激する。

Mon5_20120903
 軸箱が伝動軸の軸受けも兼ねている。

当然のことながら、ベベルギアの中心線は動輪の軸と合っていなくては
いけない。
そのため、軸箱が兼用になっている。
オリジナルのキットでは、親切にも組立済になっている。

Mon6_20120903
 最大の難関!ジョイントはこのような構造である。

シェイの特徴であるこのジョイント、5.0φ外径と結構大きく、肉厚で
あることがこの画像で判る。
これに、角パイプを組み合わせてジョイントを作る。

Mon8_20120903
 United合同のシェイは、後台車が絶縁になっているので・・・

United合同シェイは、後位の台車がなんと!ギア側が絶縁になっている。
そのため、ジョイントも絶縁構造になっている。
この画像のものは、旧タイプ(やはりいつか説明せんといかんか)なので、
ジョイントの角棒がポリ製の角材になっている。
これが弱点で、この後構造が変わっている。
幸いなことに、鉄模社シェイはギアの反対側が全部絶縁になっており、
ジョイントを絶縁構造にする必要はない。
(カツミの阿里山シェイと同じに、集電シューを付ける)

Mon9_20120903
 United合同シェイのクランクはこういう風になっている。

Mon7_20120903
 このスチーブンスン弁のロッドが結構大変そうだ。

Mon10_20120903
 鉄模社シェイはウォームが無くなっているので、手持ちのギアで?

鉄模社シェイはクランクとシリンダは組み済になっている。
しかし、ここで問題がある。
ウォームギアが無いのである。
手持ちのモジュール0.3(得意のストックパーツ)で組みなおせばいいのだが、
そうするとクランクをバラさなくてはならない。
う~ん・・・・
また、スチーブンスン弁のロッドは新規作成になる。

と、一応なんとなくやるべきことが見えてきたか?

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2012.09.02

ピノチオの東急5000系(2)

今週末は天気が不安定である。
晴れ間が見えたかと思うと豪雨である。

Sun1_20120902
 未組みの3両を箱にした

今週末は、なんだかんだとあって進捗が悪い。
とりあえず、未組みのキットのままの3両について、箱組みした。
これで安心だ(なにが?)
とりあえず2両は吊掛モータ用にあと2週間でなんとかしないといけない。
パーツ類は購入してあるのだが、さてはて、どうしたものか?

ところで・・・・

Sun3_20120902
 ついに「運命の車両」が来た!

来年で50歳になる。
40歳代最後に「今までを超える」ことをしなくては!
そう思っていたところ、ようやく狙っていたものを入手した。
そう「鉄道模型社の阿里山シェイ」である。

実は完品のキットは数年前から所有していた。
しかし、あまりに完全すぎるので、手を付けられないでいた。
「もう1両あれば・・」と思っていたのだが、これでついに言い訳できなくなった。
手持ちのUnited合同とカツミのシェイの整備経験を生かし、技術的課題を
解決していこうと思う。

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