鉄模社のクハ16の改造
吊掛モータは完全に実用化段階に入った。
今まで、なんとなく工作が止まっていた電車群について、地味に工作を開始。
そうなると、「長年気になっていた」車両がある。
何年も気になっていたもの、それは「要修理の鉄模社クハ16」
もう10年近く前に、鉄模社のクハ16”だけ”を入手した。
う~ん、良く出来ている・・・と思ったものの、中はなにやら接着剤だらけのうえに
妻が外れかかっている。
そのうえ「クハしかない」ので、簡単に修理して・・・という風でもない。
「まあ、いつかクモハも手に入るだろう」と思って、仕舞いこんで・・・・(遠い目)
実は10年近く経過して、ようやく状況が解決したのである。
クモハ+クハの「状態の良いもの」を入手したのである。
そうなれば、もう遠慮することはない。
以前から「クモハ12が欲しい」と思っていたのである。
なにしろ、私は長年南武線沿線に住んでいるのである。
17m級国電には、ちょっとこう・・・・思い入れがある。
クハ16=>クモハ12への改造なので、珍しく「全バラシ」をする
クモハ12に改造するとなると、乗務員ドアを付け、乗客用ドアもプレス製に
換えないといけない。
ということで、私にしては珍しく「全バラシ」をすることにした。
最初は100Wハンダコテでやる予定であったが、この車両は窓、シルヘッダー、
そしてリベットを表現するため、かなりの板厚であるため、止む追えずバーナー
を使うことにした。
バーナーを使うとハンダを外すのは楽なのだが、熱で真鍮板が歪んでしまったり
する可能性があるので、出来るだけ使いたくない。
とはいえ、迷っていても仕方がない。
やるのみ!である。
バラバラにして、ハンダとサビと塗装残りを落とし、歪みを取り・・・
バラすだけでも大変なのだが、ハンダ、塗装残り、接着材、サビ・・・・との
格闘である。
そして、最後は歪みを慎重に修正する。
今回は「交換するパーツ」がある。
少しでも多く部品を残したいので、アングルなどはきれいに磨く。
妻はなんと!プレス一体である。 こういう「先進性」が良い
バラして確認すると、なんと妻はリベット、ドア、窓、雨樋、通風口・・・全てを
プレスで一体で表現している。
「い~仕事してますねぇ~」である。
鉄道模型社の製品は、確かに・・・なものもあるが、一方でこのように「時代の
先端技術を惜しみなく投入したもの」も多いのである。
こういうところが、私を惹きつけてやまないところなのだ。
さて、これで「素材」としての準備は整った。
作戦を練ろう。
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