吊掛モータとパワトラとの比較テスト
快晴である。
しかし、あとちょっとで台風が来て大荒れになるのかと思うと、気分は複雑で
ある。
電車用の動力装置を吊掛式にするとして、パワトラとの性格の違いを
はっきりさせておいた方が良いだろう・・ということで、走行テストを行うことに
した。
といいつつ、まずは東急デハ5000の走行テスト
パワトラと吊掛モータ・・・といいつつ、まずはピノチオの東急デハ5000の
走行テストを行う。
目的は、この後に作成する(だろう、たぶん)デハ・サハ・デハの3両編成を組む
ときに、1M2Tで良いか?2M1Tが良いか?の検証である。
テストについては、デハ・クハ+牽引力測定貨車x1両(200g)で測定を行った。
平坦地 : 8V/0.4A
勾配(2%(一部3%))連続走行: 10V/0.4A
勾配途中からの牽き出し : 12V/0.5A
結果としては、「勾配途中で停車した状態を考慮」して、2M1Tが良さそうだ。
こういう検証は、なんとも「実車的」でよろしい。
さて、いよいよ本題である。
パワトラ(2個)の代表選手は叡電デナ21である
パワトラを2個積んだ車両・・・
そういえば、以前DCCでパワトラx2個で大丈夫か?と勾配試験(最大12%!)
のテスト用に叡電デナ21があったので、DCCを解除して車重を249gにして
テストを行った。
結果は以下の通り(カッコ内は勾配時)。
空車 11V/0.4A
+1両(400g) 12V/0.4A(0.5A)
+2両(800g) 12V/0.5A(14V/0.8A)
+3両(1200g) 14V/0.6A ただし、平坦カーブ時に止まってしまった
意外に思ったのは、意外に電力(アンペア)が必要なことである。
パワトラは1両1器で使用することが多いので、気が付かなかった。
続いては、吊掛モータの車両である。
カプラー取付を大幅に補強して牽引力測定!
箱根登山は前回計測済ではあるものの、一応当日のMax値(計測のタイミングで
最大値は結構変化する)を一応参考に計測した。
+4両(1600g) 9V/0.3A(12V/0.4A)
結果としては、牽引力はやや勝り、消費電力はやや少ないということが
判った。
注意!
この計測値は、あくまで筆者の個人的所有の車両を、ある条件でテスト
して得た数値であって、個人的経験を公表しているものである。
各メーカの製品の絶対的性能の評価でもなく、だれがやっても同じ性能が
出ることを保障している訳でもない。
参考値であり、結果に対して一切の責任を負わない。
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