ED14(カワイ+つぼみ堂)のモータ(4)
いよいよ牽引力測定である。
ちなみに、自重は332gである。
機関車としては軽量ではあるが、吊掛モータは粘着が良い(空転しない)ので
この程度で十分であることは、過去のテストで実証済だ。
牽引力測定(通称”いじめ”)には、こういうリスクもある
さっそくテストを行うのであるが、ときどきこういうことがある。
なにしろ、重量級の貨車(1両400g)を牽引して、2%(一部3%)を全速力で
登るのである。
今回、このED14は台車の枕梁から伸びたアームにカプラーが付いている
という方式をテストしている。
ぶっつけ本番では、カプラーが外れてしまい・・・こういうことが起こる。
ああ、デッキは仮だし、塗装もしてなくって良かった。
カプラー高さを調整して、本格的にテストである。
意外にもあっさり4両(1600g)を牽引して勾配をクリア
計測結果は以下の通り。
空車 : 4V/0.1A
1両(400g) : 6V/0.2A
2両(800g) : 7V/0.2A
3両(1200g) : 8V/0.3A(0.4A)
4両(1600g) : 9V/0.4A
カプラーの調整というか、上下動を止める工夫をしないと危険なので、今日は
ここまでで止めた。
走行させてみると、スローも効くし、1台車0.1Aのはずなのに、消費電力も少なく
て驚いた。
さらに勾配(2%(一部3%))途中からの引出し試験。
2両(800g) : 8V/0.4A
3両(1200g) : 14V/0.6A
4両(1600g) : 引出し出来ず
このモータは定格は一応9Vである。
しかし、短時間であれば、この程度の電圧には耐えられる。
とりあえず、テストが可能な状態での試験なので、ここから仕上げていかないと
いけないのだが、9:45のギア比は十分以上の成果が出せた。
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