カツミのモハ30(揺れ枕式)への吊掛モータ搭載(3)
せっかくカツミのモハ30を吊掛モータ化したのであるから、編成で走らせて
みたくなる。
ところで、オリジナルの動力装置はどのような性能なのか?
カツミ純正の動力装置
ということで、やってしまった(遠い目)
これで一気にモハ30は編成化である。
ありがたい?ことに、3連の中に純正の動力装置のモハ30がある。
この車両、この複雑な構造の台車に、シャフト付で小型のギアボックスが
組み込まれている「MP方式」なのである。
当時は「ああ、凄いなぁ(憧)」であった。
実際に組まれたものを見て気が付いた。
このギアボックス「分解出来ない」のである。
ギアボックスは”横からネジで組む”方式である。
車輪は11.5φの打ち込み・・・・
さらに、台車の揺れ枕はピンではなく段付ネジで組んで接着剤で固定、
各部は「これが量産?」という現物合わせで調整してある。
これでは・・・・分解出来ない=整備出来ない。
ま、いいか(そうなのか?)
さて、いよいよ編成によるテストである。
ところで、モハ30は動力装置が2種類あるので、以下のように表記する。
モハ30MP : カツミ純正動力装置 282g
モハ30M : 吊掛モータ 294g
ちなみに、トレーラーの重量。
サハ36 : 236g
モハ30(T) : 254g
他の車両といっしょに走行テスト
モハ30MPによる牽引力測定(通称”いじめ”)
さっそく、カツミ純正動力装置の牽引力測定を行う(カッコ内は勾配時)。
空車 8V/0.3A
1両(400g) 9V/0.3A
2両(800g) 10V/0.4A 勾配引出し10V/0.4A
3両(1200g) 10V/0.5A (12V) 勾配引出し14V/0.6A
4両(1600g) 12V/0.5A
5両(2000g) 14V/0.6A 勾配は登れず
この動力装置、結構侮れない。
吊掛動力より1両多く牽引出来る。
さすがは「高級車」である。
いよいよ、モハ30の3連による走行(画像はモハ30M)
憧れのモハ30による編成である(さらに遠い目)
・モハ30M : 7V/0.2A (9V/0.2A)
・モハ30MP : 9V/0.4A
勾配時に、同じ電力消費であるのが面白い。
違う動力装置(モハMPとモハM)の協調テスト
違う動力装置で、協調運転のテストを行った。
結果はもちろん「問題なし」
やはり、吊掛モータは「どんな車両(動力)とも仲良くできる」ようだ。
ちなみにデータは以下の通り。
7V/0.6A 勾配引出し7V/0.6A
協調運転は、勾配時にしっかり効果が出ているようだ。
ああ堂々の4連走行!
Wルーフの電車が4連、迫力ある姿である。
こうしてみると「あと2両あるキットを組むか」という気になる。
モハ30はDT11に仕様変更になった車両が実は多いので、残り2両を
その仕様にしても良いかもしれない。
さて、もうちょっとで11月も終わり。
12月は・・・車両工作もいいが、2012年のレイアウトの取り組みを総括するか?
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