
R430とR490という急カーブの小さいエンドレスとはいえ、工作室に運転できる
スペースがあると、すぐにテスト走行が出来て楽しい。
楽しいのだが、運転しているとどうもR430は小さい。
やはり、R550とR490の複線にした方がよいのでは?
しかし、R550で十分なのか?
変更した挙句に、なんの効果も無かったのでは悲しい。
ということで、「R490を走行出来る車両はなにか?」を確認することにした。
天賞堂の機関車を中心に確認したい機関車勢ぞろい
どう考えてもムリだろう・・というもの(大型のテンダー蒸気など)は除き、走行可能?
と思われるものを出してきた。
旧F級電機は、カーブに強そうな天賞堂のものが主力である。
動力装置はスパーのタイプでモータをMV-8をEN22(高速)に変更したもので
ある。
ウチの標準性能試験である、いさみやのレイアウトでの牽引力測定試験
(通称”いじめ”)を行い、走行装置は徹底的な調整と整備をしている
「つわもの」だ。
各機関車の通過状況(車体・台車・車輪の状況)については、画像を見て
判断してほしい(論より証拠である)。

珊瑚の8100(空制)、なぜかいつの間に増備
今年になって増備してしまった8100(空制)を走らせてみた。
どうやらプロ組のものなのだが、軽く整備しただけで快調に走る。
画像のように、R490でもあまりムリがない。
これは意外なことで「この大きさでも運炭鉄道が出来る」可能性を発見。

天賞堂のハチロク モータをLN14(高速)にしたもの
ムリかと走らせてみたら、ハチロクは快調にR490を走る。
天賞堂の金属製蒸気の走行性能恐るべし。
もっとも、先台車の絶縁強化を実は行ってあるのだが。

EF10(鋳鋼台車) 快調にR490を走行

EF57(金属) 快調にR490を走行

EF16 快調にR490を走行

EF53 ちょっと整備して走らせたらすんなりR490を曲がる
ここまでは快調そのもの
EF53は、以前走行テストをしたときに整備をしていなかったので、車輪清掃や
モータ注油などを行って調整をしたところ、快調に走行した。
要するに、R490のカーブ起因で走行出来ない車両は無かった。

EF55 前位台車が擬似的にセンターピンが後ろに移っているので
EF55もR490はすんなり走ってしまった。
ただし、猛烈なジョイントからの音がする。
この機関車、前位スカートに先台車があたらないように擬似的にセンターピン
位置が第二動輪上に移るようになっている。
そのため、急カーブを走らせるとジョイントからの音が大きくなるのである。
とはいえ、R490を走行してしまうのはさすがだ。
ここでちょっと目先を変える。

マイクロキャスト水野の古い製品のダイコン
この9200はダメだろう・・・と思ったら、なんの問題も無かった。
ダイコンも走るとなると、運炭鉄道のロマンがますます近づいて来る。

天プラのEF57はR490走行問題なし

金属製の天賞堂C11、カーブに入るとショートして止まる
ここにきて、ようやく走らない車両発見!
金属製のC11はカーブに入ると止まってしまう。
もっとも、この機関車は細かい調整をしていないので、整備すれば大丈夫なの
かもしれない。

今日テストした中でもっとも意外だったもの
これはダメだろう!と出してきた三田模型の6250.
これがなんと!快調にR490を走行する。
大発見である。
こうなると、ほんとうに運炭鉄道が!と思えてくる。
あれ?っと思い、トビーの6200(ただし、モータは機関車側の吊掛式に改造)
と珊瑚の5500を出してきて走行させたところ、こちらもあっさりと走った。
「4-4-0はカーブに弱い」などは、本で読んだか、誰かに聞いたか?
でそうだと思っていたが、なんのことはない、別にどうということもない
ことが判明。
まったく、先入観というのは恐ろしい。

締めはEF5861
これは走って当然、今年初の整備機関車=>走行テストはR490で行ったのだから。
しかも、新お召し編成もここで走らせたのだ。
ということで、R550にすればさらによくなる自信が出た。
フル編成はともかくとして、機関車+客車5両くらいで自宅走行を楽しめる
ことが判ると、工作をする意欲がわいてくる。
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