CAWのパパ南部
久々の「日本軍の拳銃」ねたである。
私は兵器マニアではないが、「拳銃はその設計・生産した国の性格
が出る」と思っている。
そのため、地味に調べものをしている。
まさか!と誰もが思ったと思うが、CAWからパパ南部が製品になった。
それが先日届いたのである。
CAWの箱はいつも地味だな・・と思いつつ
非可動モデルは持っていたのだが、やはり「可動モデル」は素晴らしい。
初ロットであるためか、ちょっと引き金を引くと気持ち重く感じるが
いずれ当りがついてスムースに動くようになるだろう。
「Japanese Military Cartridge Handguns 1893-1945」と
可動モデルがあると、資料に書かれているものがどういう意味なのか?が
はっきりして楽しい。
南部自動拳銃は14年式とはフィールドストリッピングの方法が・・
説明書に従ってフィールドストリッピングを行う。
しかし、14年式と同じ説明の「マガジンラッチを押し込んでトリガーガードを
下げる」は出来ないことが判明。
で、文献を調べると、この部分の構造は南部自動拳銃と14年式では
違っている。
14年式はマガジンラッチとして1個の部品であるが、南部自動拳銃は
マガジンラッチはボタンとボディに分かれており、ボタンを外してボディを
抜かないとトリガーガードは下げられない。
この構造では、野外でやるときっと部品を無くすかこわすかするであろう。
分解方法は、説明書にある通りであるが、なかなかバネのボタンの穴に
はまっている部分が抜けているのかどうかが??であり、ボタン自体も
180度回しても「これって外れるのか」という感覚であった。
ちなみに、この構造は文献によると「実物通り」である。
さすがはCAWさんだ。
分解してみると「部品は少ないが作りにくそう」という実感
それにしても、日本軍の自動拳銃は・・・部品が少ない。
そして「なんとも作りにくそうな構造」である。
こういうことは、自分でいじってみると満足がいく。
トリガーを板バネで押すやり方は・・ボーチャートを参考?
ず~っと疑問に思っていたのだが、トリガーを板バネで押す構造は、
どの銃を参考にしたのか?
P-08もモーゼルミリタリーも違うのである。
で、ふとボーチャートを見ると、なんとそっくりである。
なるほど、こういうものを参考にしたのか、と思うと面白い。
3丁の南部自動拳銃
豪華に3丁になり、パパ南部とベビー南部と揃ったので、他のモデルガンと
ともにあれこれと比較したり、資料を調べたりするのは面白い。
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