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2013.06.09

模型の気動車用の液体クラッチ

梅雨のはずなのに暑い。

先日、面白いものを手に入れた。

TMSの1973年4月号に、気動車に液体クラッチを搭載する記事が出ている。
子供心に「これは面白い」と思ったのだが、それに続くものがあった記憶がない。

それから少し経過して、あるところで「こんなものを製品にしようと思っている
んだけどね」という話を聞いた。

Ekitai4_20130609
 鉄道模型用の液体クラッチの試作品

先の記事の液体クラッチはかなり大型のものであった。
それを直径10mm以下の大きさで作動するようにしたものであった。
おぼろげな記憶では、鉄模連のショーでテスト車が走ったような気がする。

それから30年くらいか?

先日「これ使ってみない?」と譲ってもらった。
私は鉄道模型については「ディテール工作より動力に凝りたい」という方である。
さっそく走行可能にする作業に入る。

Ekitai2_20130609
 液体クラッチが生きているか?を確認するためには?

なにせ30年以上経過しているものである。
この液体クラッチは、オイルを封入してガッチリと蓋が圧入されている。
従って「中を見ることは出来ない」のである。
となれば、動かして確認するしかない。
まずは、クラウンギアによるギアユニットの組み直し作業である。
この部分をクラウンギアかベベルギアにしないと、せっかくクラッチを入れて車輪を
フリーにした意味が無くなってしまうのだ。
まあ、そのせいで結構面倒になってしまうのだが。

この装置用のクラウンギアは、確認の結果プラ製であった。
(いや、ダイキャストか?)
慎重に分解・脱脂して接着をやり直す。

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 組みあがったディファレンシャルギア

単軸に入る構造で、いざとなればインサイドギアに組み込める構造にしてある。
こういうタイプのものを作るのは初めてなので、結構時間がかかった。
まあ、これはいずれ鉄模社のシェイの工作にも役に立つだろう。

Ekitai3_20130609
 仮組みして試験を行う

つぼみ堂のキハニ5000の足回りを使ってテストを行った。
結果的に、この液体クラッチはしっかりと動作することが確認出来た。

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 テスト走行のため、一応の形に組む。

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 モーター軸から流体クラッチ=>ディファレンシャルギアへと

まずは試験走行用に、吊掛モータ化することで余った小田急SEの床板を改造して
キハニ5000の足回りと組み合わせて走行可能にした。
結果としては、まあまあ走るのだが、どうも液体クラッチをブラリと下げたような
形にすると微妙に切れが悪くなるようで、もうちょっと考えないといけないことが
判った。

まあ、これでとりあえずはテスト走行させてみるか?

Ekitai1_20130609
 本格的テスト用に鉄模社キハ10の整備を開始

単車が良いのか?は判らないので、鉄模社のキハ10もテスト用に供せるように
塗装を剥離して整備を開始した。
この車両は、オリジナルの鉄模社の台車も付いているので楽しみである。

どうも私は性格的にディテールに凝る気が希薄である。
こうやって、動力装置を考えて作っているときが楽しい。

このような楽しみ方が'70年代にはいっぱいあったような気がする。
21世紀になって、モータなどは良くなったが、こういったしくみに凝るのは流行らない
ことなのか?

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