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2014年1月

2014.01.31

珊瑚の初代沼尻ガソの修理

このところ、家にいると雑用で忙しい。
まとまった時間がないと鉄模社の阿里山シェイの工作が出来ない。

何もしないのは悔しいので、気になっていたことをやる。

Fri3_20140131
 珊瑚のガソの改修をする。 DCC化したのだが不調だったのだ。

今年の模型のテーマは3点。
 ・鉄模社 阿里山シェイに挑戦する
 ・DCCサウンドをやる
 ・レイアウト

DCCサウンドについては、16番はもちろんだが、軽便についてもサウンド化を
試みるのである。
SLは割と誰でもやるのであるが、電車(こちらはもう花巻で対応済)やDL、DCは
あまりやった人を聞かないので、積極的にやるつもりである。

この珊瑚の初代沼尻ガソについては、DCC化までは行ってあった。
しかし、どうも走行性能が悪いのである。
勝手に加減速したりする。
まあ、DCCだけならそれはそれで洒落?になるのかもしれないが、サウンドが
付くとそんなことも言ってはいられない。

そんなときに、ふと気が付いたのである。
「このガソの車輪とアルモデルの6.4φは交換出来るのではないか?」
珊瑚の車輪はメッキが剥がれて集電性能が悪そうである。
踏面も「まだ日本のナロー模型が試行錯誤していた時代」なので狭く、このまま
ではやはり走行性能に疑問を感じる。

やってみると簡単であった。
珊瑚の車輪は7.0φで、軸穴は1.6φだったので、アルモデル(軸穴1.5φ)の
車輪はちょっと穴を広げてやるだけだった。
(打ち込みにはちょっとコツが必要だったが)
左側がオリジナル、右側が打ち換えたものだ。、
ほとんど差はない。

Fri4_20140131
 さらにあちこち調整するとスムーズに走るように・・

軸受穴をちょっと面取りしたり、ギアを清掃したり・・すると、走行性能が
凄く良くなった。
案外、こういう簡単なことが効いてくるものである。
DCC化のコツは「絶縁とスムーズな動力」なのは当たり前のことである。
ディテールうんぬんより、大事なことである。

え?後ろに何かあるぞ?って・・・
忘れてないです、阿里山シェイ・・・(ああ、時間が欲しい)

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2014.01.25

軽便蒸気用サウンドカー(1)

鉄模社シェイのジョイントについては、あれこれと細かく試行中。

さて、そんなときに「軽便の蒸気をサウンド化するために、サウンドカーを連結」
という試行を見て「これは面白い!」と思った。

しかも、苦労されているようなので、少しでもお役に立てたらよいか?という
こともあり、私もやってみることにした。

Sat2_20140125
 テスターの段階でトラブったので、逆に原因特定か?

こういうときに嬉しいことに、ついに!あの赤箱がWIN7/8を正式サポートした。
さっそく、Win7のTPにインストールし、しばし苦労して・・・dllを更新して無事に
動作するようになった。
さっそく、デコーダテスターにLenzの0511(1個だけなぜか持っていた)を接続
して・・・・あれ?読み出しがエラーになる。

2時間ほどかかって原因が判った。
この画像の通り、デコーダとフィーダはラグとラグの間に銅線の細いのが
あって接続されている。
どうやら、この「微妙な接続」が悪さをしているようで、フィーダと直結する
とあっさりとデコーダの設定の読み出しが出来た。

なんなんだ?

この後、モバイルデコーダとサウンドデコーダもこの関係にすると・・になる
ので「別車両にモバイルデコーダとMRC Sounderは接続が不安定になって
動作不良になるかも?」という予想が出来た。
まあ、ここまで判れば、「トラブったときにはこれが原因」とすぐに解決?
出来る自身が付いた(そうなのか?)

Sat3_20140125
 モバイルデコーダ側の準備も進める

機関車は乗工社のポーター(PU101仕様)をDCC対応にした。
モータはIMON小型に変更、デコーダはLenzのLE0511(なぜか在庫)を
使用した。
絶縁チェックもして、こちらは快調な車両になった。

Sat4_20140125
 ここで時間切れ。サウンドカーの準備は日を改めて・・・

サウンドカーは頸城の客車を使うことにした。
そうなると、車輪を集電用に金属のものに換えて・・・などの工作をしなくては
いけない。
残念ながら、明日ちょっと用事があるので、今日はここまで。

いずれにしても、「MRC Sounderはモバイルデコーダと電気的にカッチリ
接続しないとダメ」という結果になりそうな予感。
まあ、そうなったらそうなったで、ちょっと考えている方法もあるから、あれこれと
試してみよう。

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2014.01.19

鉄模社の阿里山シェイを組む(4)

この週末はますます寒く、それなのにセンター試験の日だったりして・・

さあ!鉄模社シェイだ!・・・・と思いつつ・・・・

Sun4_20140119
 DigitraxのSFX用にPR3Xtraをセットアップする

昨年末に「2014年はサウンドを久々にガンバルぞ!」ということで、Digitraxの
資材を購入したのだが、ウィークデーに作業することが出来なかった。
それを土曜日にようやくセットアップ。
(実際は結構苦労した)
これで、ウィークデーは「サウンド作って遊べる」ようになった。

さあ!鉄模社シェイだ!・・・・と思いつつ・・・・

Sun5_20140119
 花園のクラウスの整備

そういえば?と購入した花園のクラウスの整備をする。
バルブギアがいい!と思ったのだが、実際に整備してみると、う~ん、こんな
にプラギアをしかも複雑に使っていて大丈夫?という気になった。
分解にも制約があり、整備に結構時間がかかった。
(絶縁強化なども行ったこともあって)

さあ!鉄模社シェイだ!(今度は本当)

いよいよジョイント部作成である。
色々と考えた結果、カツミの阿里山シェイのジョイント構造を見習うことにした。

Sun6_20140119
 まず、内側の角棒(1.2mm角)のジョイント分のパイプを切る

内径0.8mmのパイプを発掘してきて、それに0.8φの穴を開ける。
正確に穴を開けるため(と老眼)に、ボール盤に補助光を付ける作業も結構時間が
かかった。
穴を開けてから、正確にカットする治具も作成。

Sun7_20140119
 角棒(1.2mm角)の先を削り、ジョイントのもう片方をアングル材から

0.8φの穴に入るように角棒の先を削る。
長く切って、採取的にカットして使う。
(このぐらいしないと、単純なハンダ芋付けではジョイントにならない)
3x3x3mmチャンネルをカットして、ジョイントのもう片方を作る。
シャフトは1.0φである。

Sun8_20140119
 とりあえず組んでみた

とりあえず組んでみた。
結果的に「寸法間違えている」ことが判明。
そもそも、5.0φのパイプの幅も2mmでカットしているところから間違っている。
(1.5mmだった。 古いTMSの記事が2mmだったのをそのままやってしまった)

まあ、「この要領でいける」ことが判ったところで週末が終わり(遠い目)
ジョイント組みは、これからさらに修行を積まないとダメなようだ。

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2014.01.13

鉄模社の阿里山シェイを組む(3)

iいよいよ「最難関のジョイント作成」と言う…展開だったのだが・・

Mon2_20140113
 問題はジョイントの長さ、特に後部が短すぎる

シェイの厄介なところは、ジョイントが台車の外側にあることである。
ジョイントがカーブ外周側にあるときと、内側にあるときで繰り出し量が大きく
異なる。
急カーブを切らせるときには、この長さを決めるのが難しい。
画像のものは、これでも鉄道模型社オリジナルよりは若干ボギーセンター
間を開けているのだが、これでも後部側が短すぎて、これでは十分な長さが
取れない。
要するに「抜けてしまう」のである。

検討のために、この「組みかけキットのオーナが組んでくれたボディ」を
床板を作って載せて、シリンダ位置、台車の位置を見直す。

Mon3_20140113
 シリンダを2mm前側に出してカツミシェイと比較

カツミのシェイは、どうやら1/76くらいなのだが、1/80の鉄模社のシェイとは
寸法的にはほぼ同じである。
比較すると判るだろうが、台車のセンターピン位置がかなり内側にある。
しかし、鉄模社シェイは車輪径が大きいので、どのくらい外側に出すか?が
思案のしどころである。

Mon4_20140113
 結果、前後とも2mm外側に出した

結局、なんとか2mm外側に出して、ボギーセンタ間は60mm=>64mmに
した。
ジョイントの設計のため、さらに魚腹台枠と灰箱も付けたところで、
今日の作業は時間切れである。

ああ、もっと休みが欲しい。

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2014.01.12

鉄模社の阿里山シェイを組む(2)

本当に寒い。

それはともかく、嬉しいことに3連休である。

Sun1_20140112
まずは大晦日運転で活躍した運転スペースの整備

鉄模社シェイの前に、まずは運転スペースの整備である。
DC時の低電圧を使ったときやDCC走行で信号が伝わりにくい?状態になる
ことがあるので、エンドレスの反対側にもフィーダを付けた。
DCCサウンドのテストを行う際には、小型であってもエンドレスがあると作業が
捗るので地味な努力は欠かせない。

ということで翌日。
いよいよ、鉄模型社シェイである。

Sun2_20140112
 台車(ボルスター)、シリンダの取り付け位置を決める

書くと簡単だが、実は結構難しい。
United合同、カツミなどのシェイを調べると判るが、シェイのセンターピンの
位置は結構微妙な位置にある。
というのが、模型では「実物よりさらに急カーブを通過させたい」のであるが
このセンターピーンの位置を単純に台車の真ん中にすると、今度はジョイント
が外れてしまうのである。
ウチにあるUnited合同とカツミのシェイなどを出してきて、さんざん考えた結果
 ・車輪の中心は当たり前だが車体センターの位置
 ・センターピンはドライブシャフトと反対側の車輪フランジとの間の中心
にするようにした。
(注:ちなみに、カツミの阿里山シェイはもっとシャフト側寄り)

それに合わせて、シリンダも固定。

これで最難関への準備は済んだ。
いよいよジョイント作成である。

まずは「偉大な先人」を確認する。

Sun3_20140112
 United合同のジョイント、ガッチリとしたパーツを組んで構成

Sun4_20140112
 カツミのシェイ、さすがは量産メーカー! 構成に工夫がある

United合同のものは、さすがは高級品!ということで、ジョイント部は
凝った構造で細かいパーツを組み合わせてある。
カツミについては、さすがは量産メーカー(ちなみに、実はカツミさんはギアードロコ
の輸出メーカーとしては老舗)で、パイプ?を使ってジョイント部を構成したり・・
など、生産性を上げつつ強度を確保する工夫がされている。

どちらを見習うか?なかなかに悩ましい。

Sun5_20140112
 シェイのジョイントの特徴の「リング部」を切り出す

さんざん考えた挙句、5.0φのパイプに4ケ所精度を確保して穴を開けてカット
する治具を作成して、パーツを作ったところで今日の作業は終わり。

いよいよ明日は「ジョイントの試作」である。

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2014.01.05

DCCサウンド用のスピーカーのテスト

久々の長い年末年始休暇も今日で終わり。
この休みに何をやったのか?と思い出していたら、DCCサウンド用のスピーカーの
テストをしたことを思い出した。

Sun1_20140105
 小口径スピーカーを中心に各種サウンドをテスト

 サウンドの音データ
  ・MRC Sounderの蒸気用
  ・SFX004による電車(トロリー)の音
  ・SFX004によるDC12(自分で調整)の音
  ・SFX004によるDD13(自分で調整)の音
 使用したスピーカー
  ・Soundtraxx810130 27mm径 純正エンクロージャーあり
  ・Soundtraxx810089 15mm径
  ・QSI 16.5mmx11.7mm オーバル
  ・QSI 12.7mm径
  ・MRC 10mm径
  ・MRC 13mm径

テストの結果は以下の通り。
(1)どのスピーカーもエンクロージャなしでは音が小さい。
  メガバス(27mm)でも音量不足であったのは面白い。
  =>Soundtrax(810089)でも音量が低くてそのままでは使用はムリで
     あることを確認
(2)試しに、各スピーカーとも「振動面側をエンクロージャの前に出して」テスト
  をしてみたが、(1)と結果は同じ。
  =>完全に「背面側を表に出す仕様」になっていることを実感
  =>蒸気用の音では、QSIのオーバルが一番相性が良いように感じる
(3)エンクロージャを付けると「今まで(エンクロージャなし)はなんだったんだ?」
  というくらいに音量も増し、低音がグッと出るようになる。
(4)超小径(10mm)についても、エンクロージャーが付くとQSIの12.7mmに
  負けないくらいの音になるのには感心した。
(5)電車用(DigitraxのSFXシリーズ用のトロリー音)についても、エンクロージャー
  付きであればどのスピーカーでもかなり良い。
  =>相性的にはSoundtrax(810089)が良いように思われる
(6)DL用(DC12とDD13)については、どの小径スピーカー(エンクロージャー有)
  でもエンジン音は小さく聞き取りにくい感じ。
  =>MRC28mmやメガバスであれば良い。

ということで、今年はDL(DCも)用の音を少し工夫してみよう。
そのための資材は発注済である。

さて、DCCサウンドとしては、このようなことも判った。

Sun2_20140105
 天プラのC11 サウンド化断念

大晦日にDCC運転をしようとすると、天プラのC11の動きがおかしい。
モバイルデコーダがダメになったようである。
新年になり、DZ125(モバイル)を交換してテストしても、動きがおかしくなる。
具体的には以下のような状態。
 ・スピードが出ない
 ・走り出すと暴走する
 ・モバイルの不良状況を確認すると、1つは一応動作、もうひとつはモータの
  回転が上がらない(実質使用不可能)ようになっていた。
ということで、とりあえずはDCC化を断念した。
それにしてもこの車両、デコーダを納めるスペースが確保しにくいだけでなく
8ピンのソケットの位置が「丁度コールバンカーの段がある下」なので、
Digitraxの8ピンコネクタ(厚みがある)を使うとボディが閉まらなくなったりする。
(結果的に、デコーダ側のコネクタを薄いものに交換)
トラムウェイC12でもそうなのだが、DCC化の保障をしてくれとは言わないが

 市場にあるサウンドデコーダの大きさや仕様を考慮してくれても
 良いではないか!

とは言いたい。

追記
ディーゼルの音・・・といえば、MRCのSounder(DL)があった。
これを試さなくては!

Sun5_20140105
 Sounder(DL)のテスト実施(って、SLとなにも変わらん風景)

まずは、ホーンで「日本でもありそうな音」を探す。
ホーンタイプ(CV50)
 ・5 : 割と機関車っぽい
 ・6 : 自動車のホーンに近い新型っぽい機関車のホーン
 ・12 : 新型のDCっぽい
まあ、要するに「ピッタリ日本型はない」のである(当たり前か)

で、テスト結果。
 ・Soundtraxx(810089) : まあまあの感じ
 ・MRCの10mmと13mm : 低音が抜けてエンジン音がシュシュシュになる
 ・QSIのオーバルは少し物足りない感じ
ということで、「やはりDLの音はMRCの28mmだなぁ」という実感であった。
考えてみると、これら小径スピーカーは「蒸気のサウンド用に特化(高音部に強い)されて
いるのかも」ということを実感した。
=>MRCの10mm,13mm、QSIのオーバルなど
それは欠陥なのではなく「特性」なのである。
実際に使って用途を決めていくのが正しいやり方なのである。

ということで、沼尻DC12にSounderを載せてみようかな?(思案中)

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2014.01.04

DCCサウンド化後の牽引力測定

今日からいさみやが営業開始したので、DCCサウンド化した車両による
牽引力測定(通称”いじめ”)を行った。

Sat2_20140104
 トラムウェイC12(DZ125+MRC Sounder)

DC時(2013.10.18の本ブログでも公開)
 2両(800g) 16V/0.2A
DCC時(2014.1.4)
 2両(800g) 勾配途中で止まってしまう
 1.5両(600g) OK 勾配途中からの牽き出しもOK

なお、この機関車の自重は202gである。

Sat3_20140104
 113系(なぜか3両編成(涙) DZ125+SFX004)

DC時は計測していなかったので、箱根登山(2012.9.26に計測、やはりブログ公開
の値 自重249g の参考値)
 2両(800g) 6V/0.2A
 4両(1600g) 9V/0.4A

Sat6_20140104
 吊掛モータ車をDCC化するにあたって、モータの接続を変更

大晦日に紅白でももクロを見ながらDCC化を試行錯誤した結果、「DCC化する
際にはモータを台車内で直列にした方が良い」ということが判った。
4個全並列にしてDCCで使うと、28stepのコントロールで3stepにした段階で
通常走行速度になってしまい「制御が荒く」なってしまうからである。
画像の手前のEB10(天賞堂のものを改造、ギア比は10:36)で直列のテストを
行ったうえで、113系モハでは2個直列x2(要するに直並列)にしてある。
この結果、28stepフルに使って走行制御が出来るようになった。
もっとも、この回路にすれば「出力は1/2になる」はずである。
そうなると、平坦線では良いとしても、勾配線ではどうなるのか?

今回の計測レイアウトの勾配は2%である。

DCC化後(113系)
 2両(800g)  OK 勾配途中からの牽き出しもOK
 (ちなみに、モハの自重は278g)

コントロールはLenz。
最大電圧はおそらく16Vである。

こうしてみると、以下のようなことが判る。
(1)C12はDCC化後に牽引力が3/4になっている。
  それにしても、このクラスの機関車としては1.5両(600g)でも良い値ではある。
(2)当たり前のことなのだが、吊掛モータを4個並列=>2個直列x2にすれば
 出力は1/2になるはずだが、DCC化して計測すると、なるほど牽引力は1/2に
 なっている。
 ちなみに、この113系(カツミだったか?エンドウだったか?)のクハは各210g
 の自重で、M車がこの1両だけであっても、あと1両モハ(パンタなし)を
 加えても2%勾配でも十分に走行可能であることが判る。

これらのテストから、「DCCサウンド化しても走行性能的に問題はない」ことが
判ったので安心した。

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2014.01.03

鉄模社の阿里山シェイを組む(1)

今年は第10回の記念すべき軽便祭りの年である。
となると「少しは努力しないとなぁ」と思ったりする。

そこでついに決心した。
そう、あの超難関モデル「鉄模社の阿里山シェイ」である。
これに着手することにした。

ついに「鉄道模型のボスキャラ」に挑戦である。

Tshay1_20140103
 オークションで入手した品を使う

まっさらのキットも持っているのだが、あまりに神々しくて着手出来ないでいた。
2012.9.3に、オークションで「前オーナーが途中まで組んだもの」を入手した。
これを改修する。
車体側はかなり組んでくれているので、動力装置に集中できる。

Tshay2_20140103
 まずは前オーナーが組みかけたものを仮組みしてみる

前オーナーもかなり頑張ったようである。
しかし、台車が途中になっていた。
とりあえず仮組みしてみると・・・・台車の組みが間違ったいた。
 ・後位の台車のギアの位置が逆
 ・ベベルギアのかかりが甘くて回らない
ああ、結局は最初からやり直しか(溜息)
とはいえ「なにが間違っているのか」が判ったのだから良しとしよう。
これで1/2は5時間ほどかかった。

Tshay3_20140103
 ベベルギアのかかりが甘いのは台車側のギアの取付位置

仮組み(とはいえ、かなりカッチリやったのだが)の結果、ベベルギアを軸心側に
0.5mm寄せないといけないことが判明。
こうやって画像で見るとあまり感じないが、実際には小さいギアなのでカットする
のは大変であった。
(というか、かなり勇気が必要だった)

Tshay4_20140103
 台車を組むためには治具が必要

なにしろ特殊な台車なので、組み立てるのには治具が必要である。
今までもシェイを何両か修理した経験を生かして、治具を作って調子を見ながら
組んでいく。

Tshay5_20140103
 シェイの軸受けはシャフトの受けにもなっている

シェイの軸受はシャフトの軸も通る。
まあ、考えてみると当たり前なのだが、シェイのモデルでも実は”ベベルギアを
使っている”ものは案外少ない。
コストの問題もあるのだが、精度が良くないとスムーズに動作しない。
まあ、そういう意味ではクラウンギアの方が、使用時の整備のときにも
実は楽なのであるが・・・
この部分をハンダ付けするのであるから、結構しんどい。

Tshay6_20140103
 前オーナーがギア位置を間違えた台車を組みなおした

ベベルギアの位置を直して、後位台車を組みなおした。
調整をした結果、まあまあ良く動くようになった。
ここまでで2日目・・・・道のりは長い。

しばし休息して、前位側の台車も組みなおす。

Tshay7_20140103
 さすがに2日もやっていると慣れてくる

昨日も今日も「どうやったらいいか」を考えに考えてきたので、前位側台車の
組み直しは案外さっぱりと済んだ。
人間、努力すると良いことがあるものだ。

Tshay8_20140103
 前後の台車が出来たので、いよいよジョイントのプランを考える

前後の台車が出来たので、これで”もっとも難しい”ジョイントのプランを
考えることが出来る。

さてはて、どうやったものか。

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2014.01.01

元日2014

Wed6_20140101

あけましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願いします。

今年こそ!・・・といつも年始には思うこと多数ですが、さてはてどうなることか?

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