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2014年6月

2014.06.28

花巻風レイアウトの工作を再開する

すっかり梅雨である。
湿度が高くと不快である。

それはともかくとして、今年も半分が終わろうとしている(遠い目)
今まで何をして来たのか(さらに遠い目)・・・と考えると、なんだかんだと反省して
いろいろやろう!と思ったりするのだが、冷静に自分を見つめなおす(ち~ん)

で、結果。

Sat5_20140628
 とりあえず、放置プレイだった車両を整備する

まずは反省?して「買っただけ」になっている機関車をさらに選抜して整備する
ことにした。
まずはいつ買ったのか?も忘れたカツミの古い一号機関車を走るようにすること
にした。
動輪がすっかりメッキが剥がれてしまっているので、交換用の動輪は?と探した
結果、おそらくはカワイモデルのものと思われるもの(C型)を発掘したので、
ロッドピンなど工夫して交換してみた。
・・・・カウンターウェイトが違う・・・・ま、いいか(ご~ん)
一号機関車の他に、アダチの廉価シリーズのD51(全流)がモータがDH13のまま
放置されていたので、この2両は整備することになった。

今年「やらんといかんだろう」というものは、結局「花巻風レイアウト」ということ
になった。
というのが、
 ・架線のポール/その他の集電装置との共存を実現しようと決起したのだが、
  考えてみると軽便(しかも花巻)はポールしかなく、それでは・・と16番で
  架線テスト(ポイント)をしていたのだが、いざ作ってみるとスペース問題で
  満足なテスト線路が敷けずに不完全燃焼だったのである。
  で、結局、元に戻って花巻風レイアウトで確認することに。
 ・新しい架線柱のテストは、やはり固定レイアウトでないと出来ない。

まったく・・・寄り道の多い人生だな(ふっ)

Sat6_20140628
 軽便のパンタ車両を起死回生で投入!

花巻風レイアウトが「飽きてしまって」放置された理由の一つが「だって、車両が
馬面しかないし」だったのである。
「このままでは人間がダメになる」と思い、あれこれ探した結果、急遽、乗工社の
デハ45を投入することにした。

しかし、問題はあるのである。

Sat7_20140628
 架線にパンタが届かないのでカサ上げする

パンタについては、アルモデルのものを加工して使用する。
架線にときどき引っかかっていたのは、シュー部分の素材と銅1.0φを半分にして
取り付ける方法であっさり対応した。
それはいいのだが、いざ使ってみると(架線高さ60mm)ぜんぜん高さが足りない!
のである。
う~ん、なんでだ・・・
で、かなり試行錯誤した結果、高さ4.5mmのゲタを履かせて対応した。

Sat8_20140628
 架線柱も新型に交換する

実は以前から試作していた「高さ調整が出来る架線柱」を試すことにした。
とはいえ、実は架線固定用のスリーブを入れる穴(6.5φ)を開けるドリルがない
ので・・・とりあえずは台枠(暑さ12mm)に挿すだけで、高さ調整にスリーブを
使っている。
この辺りの研究はこれからである。

Sat9_20140628
 調整して「パンタとポールが共存」出来る架線システムを実現

まだまだ調整中ではあるものの、パンタとポールが共存出来る架線システム
になった。
なにはともあれ、少し前進した。

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2014.06.21

R610対応の車両

今月は母の特養入りの手続きやらなんやらで忙しい。
とはいえ、ようやく「介護問題で安心出来るようになった」ことは嬉しい。

そのような訳で「なにか記念になるものを買おう」と思ったりした。
クラカメ関係はEktar50F1.9を買ったので、では鉄道模型は?と考えた結果、
マイクロキャスト水野の9700にすることにした。
要するに、イリサワの6600とセットにするためである(ああ、ロコ組みたい)

Sat2_20140621
 モータをIMON1616に交換して、あちこち調整

それにしても、最終期のマイクロキャスト水野のロコは・・・う~ん。
かつての4110や9200の「ちょっとヤボったいが頑丈で良く走って模型と
していい感じ」な面影はない。
動輪押え板がバネの押されてしなる・・・などなど「それでいいのか?」と
いう疑問符満載であった。
少し考えて「モータは交換しておいた方がいいだろう」ということで、
IMON1616に交換した。
その他、あれこれと改修した結果、どうやら快調に走るようになった。
それにしても、このモータは高価だが蒸気機関車を調子よく走らせるという
意味ではほんとうに素晴らしいものである。
このロコ、R610を普通に走るのが嬉しい。

Sat3_20140621
 ついでに・・と思ったのだが・・鉄模社E10は悲惨

久々に動かしてみるか?と出してきた鉄模社のE10。
かなり前に徹底的に直して、狂いまくっていた動輪の位相も直して・・の
車両だったのだが・・・久々に走らせてみると・・・ああ、また位相が狂って
しまった。
これはかなり悲惨なので・・・時間があるときにまた直そう(かなり遠い目)

Sat4_20140621
 天賞堂D50もR610対応に直して結構満足

天賞堂のD50についても、先台車と台枠部分を修正してR610対応した。
このTPシステムの足回りのD50、少し前の本ブログにも書いたように
IMON1616で走行性能を改善した機関車である。

運転スペースをR610対応にした結果、楽しみの範囲(走らせる車両)の幅が
広がって楽しくなった。

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2014.06.15

運転スペース拡張工事(2)

いろいろとあって、結構疲れた。

Sun3_20140615
 拡張した運転スペースに路面電車(架線あり)を組み込む

さらに検討の結果「路面電車の架線システムを充実するためには、いつでも
運転出来るようにしないといけない」ということで、運転スペースへの組み込み
を行った。
拡張部分にさらに5cm広げることと、軽便用の線路は「ポイントを無くす」という
割り切りでどうにか実現出来た。

で、さっそく運転してみると、いろいろなことが判ってくる。

Sun4_20140615
 カツミN電を150gに補重する

吊掛モータ化したN電であるが、どうも低速時の走行にムラがある。
さっそく、運転スペースで確認した結果、車重が130g以下で軽すぎで
あることが判った。
過去のテストで2軸の吊掛モータは150gは必要ということが判っていた
ので、さっそく補重した。

Sun5_20140615
 8700の吊掛モータの固定方式を改良する

8700についても改良を行った。
走行テストを行っていると、ときどき吊掛モータ化しているBM-3が
微妙に動いてウォームギアが空転するのである。
固定する金具を追加した結果、モータの回転が確実に伝わるように
なった。
で、さらにテストを行うと、あとはドローバーがヘボい・・ことが判った。

私はいつでも思う。
「ディテールうんぬんより、走行テストを入念にやって良く走る車両を作る」
のが大事なのである。

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2014.06.08

運転スペース拡張工事(1)

金曜日から大雨。
湿度も高く不快である。

それはともかく・・

色々と理由があって、蒸気機関車の整備をしよう!ということになった。
整備をするとなると、試走させないといけない。

今回の整備対象は、あの臼井さんの銘著「機関車の系譜」に出てくる
「陸の八八艦隊」なのである。
さて、カーブはどこまで通過可能?と試してみると、なんと意外にもR610を
通過することが判った。

ということで、運転スペースをR610対応に改良することにした。

Sun5_20140608
 検討の結果、3線になった

今まではR490/R550の複線であった。
で、R610をどうするか?と考えたのだが、高架を全部作り直すのは大変でもあるし、
R550用をR610にするのも面倒なので、「じゃあ、3線にしよう」ということに
なった。
外側に1線を足す方が簡単なのである。
問題は、ベースの台枠を若干拡張しないといけないことである。

で、2日かかってどうにか3線改造は完了。
ベース部分も、元々作成してあった900x600の台枠があったので、意外に
あっさり済んでしまった。

Sun6_20140608
 軽便の路線をどうするか?

この「高架の下」を路面電車(架線対応)にするか?は検討したが、
結果的に「それでも、軽便の方が車両も多いし試走も多い」という
ことで、軽便線にすることにした。
まあ、どちらにしても台枠が不足である。

Sun2_20140608
 台枠を追加して運転スペース改良完了!

ということで、もう一方の台枠も拡幅工事をして、運転スペースの
改良完了である。
3線あると、なにか・・・リッチな気分だ。
DCCとDCの使い分けもやりやすそうだ。

Sun3_20140608
 ということで、自作の8700の整備開始!

これでじっくりと「陸の八八艦隊」の整備が出来る。
8700と8900は全自作なので、思い出深い車両なのである。
さっそく、8700(珊瑚のハチロクと8800のロッドを利用)を整備して
いると「バカもん!なんだこの未熟な作りは!(怒)」と、30年近く
前の自分の叱りたくなったりする。
ウェイトはバカみたいに無意味に重さかけているし、ドローバーは
ヘボいし・・・
それにしても、この時代には「小型高性能のBM-3」を使ったのは
(珊瑚の8800と8850の標準だった)当時は妥当な選択だったのだ
ろうが、今となっては・・・う~ん・・・

まあ、なにはともあれ、これで9750や9700(カツミ)も自宅で走らせて
楽しめるようになったのは嬉しい。

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2014.06.01

実はEktra用ではないEktar50F1.9

母の特養入りでなにかと面倒である。
そのうえ、猛暑がやってくる・・・

そんな中、うっかり東急のクラカメカメラ市に行ってしまった。

Sun10_20140601
 実用品?としてEktar50F1.9を購入

実は会場で「思ったより欲しいものある」と思った中で、撮影用に欲しいと
思っていたものの優先順位の高いものを購入した。
Ektra用のEktar50F1.9である。

え?Ektraは持っているだろう?と言われるかもしれない。
確かにあるのだが、Ektar50F1.9は1本しかないのである。
なにしろ、コレクターアイテムのEktraなので「撮影に行ってレンズを無くした」
などということになっては、コレクションとして成立しなくなってしまうのである。
そのため、他の焦点距離は「撮影用とコレクション用」を別々にしたのだ。
そして、これでようやく50F1.9も「撮影用」が揃ったのである。

ちなみに、東急のカメラ市では、1万円以上の買い物をするとバックが
おまけに付く(レンズの背景がそれ)のであった。

Sun4_20140601
 嬉しさのあまり撮影(補正あり)

α7でさっそく撮影すると「お!いい写りだ」
満足度高いまま翌日へ。

さて、起床して猛暑にダレながら・・・無限遠を確認・・・あれ?
なんと、無限遠で2mであることが発覚!
これは・・・

Sun5_20140601
 左:Ektra用 右:今回のもの

さっそく調べてみると、
 ・今回購入したものは繰り出しが2mmくらい長い
 ・シリアルNo.がコダックの”EKTAR"ではなく数字だけ
であることが発覚。
Ektraの標準レンズは、ボディが3000台くらいで終わってしまい、標準レンズが
余った(この辺りはフォトンと似ている)ので、各種用途に戦後使われているので
ある。
どうやら、このレンズもその1本であるらしい。

まあ、普通だったら「これは不良品」と返品である。
しかし、私の場合は「こういうバリエーションがあっても面白い」と思うのである。
(このくらいの余裕がクラカメ使用者には必要だ)

Sun6_20140601
 この猛暑に3時間ほどかかって専用アダプタを作成

ということで、専用アダプタを作った。
まあ、Ektra用は1本あるから「アダプタ専用」である。
レンズとしてはいい感じなのは確認済なので問題なし。

Sun7_20140601
 α7+Ektar50F1.9 絞り解放(補正あり)

ということで、「デジタル専用」のEktar50F1.9が出来た。
ボケ味も良し、写りも良し、で満足である。
このレンズとちょっと前に買ったZeissのSonnar85F2(Contarex用)と
なにか広角レンズを組み合わせて、撮影に行きたい!という気分が
盛り上がる。
(ということで、この週末は模型工作なし)

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