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2014.07.20

蒸気機関車の牽引力測定

3連休だというのに天気がはっきりしない。

それはともかく、このところ改修を行ってきた蒸気機関車の牽引力測定をやろう!
ということになった。
我が家の車両(16番)は、DCCサウンド化する前にこのテストを必ず行うこと
にしている。
走行性能、絶縁状態、走行時の電圧/電流を計測しておかないと、デコーダが
破損する可能性があるからである。
そのため「限界ギリギリ」で牽引を行うので”通称:いじめ”と呼ばれることがある。
なにしろ、400gの重量貨車を数量牽引、2%勾配を駆け上がるのである。
ときどき、壊れる車両がある(遠い目)。

私は牽引力測定は「今後のこともあるので数値計測結果」を残している。
電圧/電流 については、パワーパックのメーター読みである。

Sun2_20140720
 王者の貫録、天賞堂C62-3(本体:533g、テンダ:156g)

トップバッターはC62-3である。
 5両(2000g) 16V/0.2A
 勾配牽きだし 4両(1600g) 16V/0.2A
LN14(高速)の効果もあり、牽引力はばっちりである。

Sun3_20140720
 カツミ9700(4輪フランジあり) 本体:232g テンダ:94g

Sun4_20140720
 マイクロキャスト水野9700(中間2輪フランジなし)
 本体253g テンダ:83g IMON1616モータ

今回の計測で興味があったのは、この2両の対決?である。
フランジ付とフランジなしで差が出るのでは?と思ったのである。
それを補完する?ためではないが、水野の9700はIMON1616という
高性能モータ仕様だ。

結果は以下の通り。
カツミ9700
 2両(800g) 16V/0.2A 勾配牽きだしもOK
マイクロキャスト水野9700
 2両(800g) 16V/0.1A 勾配引出しOK
電力消費で水野の勝ち!(笑)というレベルで、両車ともなかなか良い
数値である。
水野9700は音が静かなので、当然こちらをDCCサウンド化の候補に
する予定である。

Sun5_20140720
 カワイ2120(モータはアルのものと同等) 268g

 2両(800g) 16V/0.4A 走行音静か
 モータはアルモデルから出ているものと同等のものに交換してある。
 力があるいいモータだ。
 この機関車も音が静かでDCCサウンド化の候補。
 ただし、電流値がちょっと気になる。

Sun6_20140720
 中村精密7100タイプ 本体:136g テンダ:58g IMON小型モータ

苦労して改修した車両なので期待高し。
 1両(400g) 16V/0.05A 余裕で勾配を登る
 1.5両(600g) 16V/0.05A なんとか勾配を突破!
 1両は勾配牽きだしOK
 走行音静か、さすがはIMON小型モータで電力消費も少ない。
 この機関車もDCCサウンド化候補決定。
 (というか、もう一両欲しいくらい(笑))

Sun7_20140720
 中村精密サドルタンク 221g

 2両(800g) 16V/0.2A 勾配での牽きだしもOK
 小型機なので・・と思ったが意外に良く牽く。
 音が若干大きい?ので・・・DCCサウンド化は微妙

画像の撮影を忘れたが、カツミの一号機関車(旧製品) 136g
 1両(400g) 16V/0.05A
 こちらも、IMON小型モータの威力絶大である。
 音も静かでDCCサウンド化の検討候補。

さて、今回不幸にも故障したのが、トビーの6760である。
騒音問題をウォームの噛み合わせを浅くして対処・・・したのだが、こういう
ハードなテストをすると噛み合わせが外れてしまうのである。
こちらは修理決定である(ち~ん)

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コメント

これだけ牽引しても電流値が少ないですね。

投稿: ヤマ | 2014.07.21 22:45

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