鉄模連のスピードコンテスト・牽引力コンテストの車両
「未使用蒸気機関車(買っただけとも言う)撲滅月間!」の発掘活動をやっていた
ところ、こんなものが出てきた。
スピードコンテスト出場車両を数年ぶりに発見!
’82年と翌年(逆だったか?)の鉄模連のスピコンに出場した車両である。
手前が初代、奥が翌年。
手前のものは真鍮車体、奥のものはエポキシを内型を元にして繊維に塗っては
また布を貼り・・で作ったFRPっぽい素材のものである。
奥のものは、21世紀になって見てみると、「新型の新幹線」のようでカッコイイ
ではないか!
動力装置は、スピコン用に特化したもの
当時を思い出してみると、「なにしろ初めてのイベント」なので、なにも
ノウハウがなく、
・ともかく低重心
・高速動力装置
をどうやって作るか?であった。
で、大きな動輪に低い減速比、ウェイトを低く積んで、モータは「当時最新」の
缶モータであった。
当時としては安価で高速型のバンブーの1630モータがあったのは、貧乏学生
にとっては助かった。
初代は1.5φ、2代目は宮沢のC58の動輪を使用している。
コースは事前に用意されている訳ではない。
出場時には、確か1度か2度練習が許された。
まあ、「勝たねばならぬ」という緊迫感はないので、出場者は試した結果を話して
ノウハウを蓄積・・・といういい時代(笑)であった。
で、運転テクニックとしては、
・直線はともかく全開でまず走行
・スロットルワークではブレーキがかからない(動力軸のみで止めるから)ので
手前1mくらいでスイッチを切る
・カーブに入ったら全開にする
を繰り返してスピードを競った。
で、私の結果は・・というと、初代はビリから2番目くらい、2代目は転倒で失格・・
だったような気がする。
そう、2代目はスピードが出るし先台車が2軸なのでブレーキ操作が難しかった
のだ(遠い目)。
牽引力コンテスト出場車は「今も現役」
ちなみに、牽引力コンテストは、最初は妙に減速したなんか(忘れた)、次が
しなのマイクロのEF81で、重量を1100gに増やしてチャレンジしたが・・・
フルスロットルにしたら「バチン!」と配線が切れて呆気なく失格・・・となり、
悔しい思いをしたのを覚えている(遠い目)
なんといっても、16V/5Aが一気にかかるのである。
それに牽くものも重く、自分も重く・・・なので、モータや配線がもたないのである。
そのようなことを経て、「自分で一流の動力装置を作りたい!」と地味に地味に
思ったのである。
それから、30年近くが経過しているのである。
もちろん、その間に「修行」をしてきた訳だが。
ちなみに、そのEF81であるが、今は700gに減量して吊掛4モータ仕様に改造され
400g貨車を12両以上2%(一部3%)の勾配を易々と登坂する強力機となって
今も手元にある。
なにごとも継続である。
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コメント
こんばんは。
発掘調査!?を興味津々に眺めています。
スピコンも牽きコンも、当時の誌面で結果を読んだだけだったので、具体的な参加体験を拝見したのは初めてかもしれません。
16V/5Aを一気にかけるとコードが切れるのですね(驚)。
単に自重を増やすだけでもダメなのですね(^^;。
投稿: みのる | 2014.07.10 20:57
みのるさん、こんにちは
コンテストとはいっても、みんなで車両(動力)見せ合ったり、走行テクニックなどを話したりと面白いイベントでした。
2回しかなかったイベントでしたが、動力装置の日頃からの整備や、調子のいいパーツ(モータ、ギア、車輪など)の情報など知ることが出来て良かったです。
投稿: ム | 2014.07.11 08:54
すごい容量の大きい電源で行われていたのですね。
大電流でコードが焼損ということですか。
投稿: ヤマ | 2014.07.12 02:23
ヤマさん、こんにちは
あれ?16V/5Aって普通ですよね?(今でも)
当時は、主力モータはDH13/15やDV18(x2個)でしたから、モータだけでも電力消費が1Aくらいある(笑)のに加えて、室内灯点灯してエンドウのあの「継ぎ目バッチリ!」のレールですから、これくらいないと運転出来なかったです。 で、牽引力測定時には、後ろに400g貨車が6両(くらいから重量級は始めた、1両からやっていると時間がかかりすぎると判ったので)、自重が1200g近くありますから、ウォームの具合がよほど調子良い設定になっていないと、モータが回らない・・ところに、いきなりフルスロットル(16V/5A)だから、モータのコイルもしくは細い線をいい加減にハンダ付け・・していると、バチン!と切れてしまいました。 まあ、こういう経験を経て「走らせる模型とは」ということを覚えていったものです(遠い目)
投稿: ム | 2014.07.12 08:43