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2014年11月

2014.11.27

21世紀の珊瑚模型 ダックス(21)

いろいろあって、ダックスの話が遅れている。

一応、それなりに工作はしているのだが、なかなかタイミングがなかった。

Dachs1_20141127
 サイドタンク塗装

ウチの塗装設備の関係で、ダックスは1両ずつしか塗装出来ない。
サドルタンクに続いて、サイドタンクを塗装する。

Dachs2_20141127
 驚いたことに!IMONのジョイントを使うと・・

塗装さえ終われば、あとは組むだけ・・・のはずであった。
しかし、珊瑚模型の純正?ジョイントからIMONの1.4φー3φに交換
してみると・・・あれ?モータがうなるだけで回らない??
調べてみると、どうやらキャブとボイラーの接続部がジョイントと
微妙に干渉していることが判った。
慌てて、グラインダーで1mmほど削る。

Dachs3_20141127
 父の代から「いつかは・・」がようやく

ということで、サイドタンク機完成である。
父がサドルタンクとテンダーを買ったときに「サイドタンクが欲しかった」と
言ってから40年近く経過してようやく実現した。

Dachs4_20141127
 これでタンク2種!

ようやくサドルタンクとサイドタンクが揃った。
満足である。
といいつつ、サイドタンクはあと1両あるので、そちらもすぐに塗装工程に
入らないといけない。

Dachs5_20141127
 左:初代(2代) 右:21世紀ダックス

ところで、こうやって完成したものを初代(と2代)と比較すると、
動輪径が変わったり、台枠高が変わった(ダックスIIで軸箱がついた)などに
加えて、シリンダ径が1mm増え、シリンダ中心が24mmになったことで、少なからず
印象が変わることになった。
正直な気持ちとしては「初代がいいな」とは思うものの、21世紀ダックスには
またそれなりの良さがあると思う。

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2014.11.16

21世紀の珊瑚模型 ダックス(20)

快晴続き。
しかし、インフルエンザはとりあえず脱したものの、まだまだ不調の私には
せっかくの天気もあまり関係なし。

さて、サドルタンク3兄弟が完成したので、いよいよ父の代から懸案の
サイドタンク機である。

Sun2_20141116
 ディテールパーツを付けて1両目を塗装前工程へ

ディテールパーツを付けて、塗装前準備を行う。
先日の珊瑚模型訪問時に、砂撒き元栓付ロストを購入してきた。
サイドタンクは、どうも間延びして感じられるので、サンドドームのところに
アクセントを付けたかったのだ。
このパーツ、ある方のアドバイスで「珊瑚さんの200用が使えるのでは?」
という情報があったのである。
珊瑚模型さんで確認すると「そんなパーツあったっけ?・・・・あ!ありました」
と出てきたものである。

全パーツを付けてから洗浄。
塗装待ちだ。

Sun3_20141116
 もう一両も工作を進める

塗装設備の問題で、ダックスは1両ずつしか塗装出来ない。
2両目のサイドタンクも工作を進めたものの、今日はここまで。
で、気が付いた「う~ん、砂撒き元栓・・・ちょっと地味?」

モデラー人生、まだまだ修行である(ち~ん)

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2014.11.15

DACHSの改修(2)

久々のブログ更新である。

前回「2代目サドルタンクを塗装する」というところで終わったのだが、
その後なにをしていたのか?
サボっていたのではない。
な!なんと!インフルエンザでダウンしていたのだ!
若い頃であれば、2日くらい熱がガ~っと出て、あとはケロっと元気に
なっていたのだが、歳を取ると熱が引いてもあちこち痛かったり、
不調で起き上がれなかったり・・・で模型工作など出来る状態で
はなかった。

ようやく復活して、2代目を仕上げる。

Sat3_20141115
 カラープライマーで塗装

前のサドルタンクの教訓を生かし、キャブとサドルタンクなどは事前に
黒染めしておいて、カラープライマーも濃度を上げて塗装した結果、
今度はいい感じになった。
塗装、やはりマメにやらないとカンが悪くなる。

Sat4_20141115
 初代ダックスの下回りの特徴

初代ダックスは、フロント部分(前梁、シリンダブロック)が動輪押え板が
つかないと固定出来ない。
バリエーションを付けるための工夫なのであるが、反面、組むときには
ちょっとコツがいる。
(ちなみに、ウチの初代は台枠に固定されている)

Sat5_20141115
 組みあがった下回りを前方から見る

集電ブラシは21世紀ダックスと同じベリ銅による3軸式に改良した。
組みあがった下回りを見ると、厚さ1.5mm動輪の評価(私は問題ない
と思うのだが)の問題はあるが、見た目はやはりこちらの方がカッコいい。

Sat6_20141115
 組みあがった姿

ということでどうにか完成。
集電ブラシを改良した結果、スルスルと快調に走行する。
考えてみると、ダックス=走らないという評価は、結局「適したモータ
が無かった」だけなのだと思う。
21世紀になって、アル1015やIMONミニが登場したことで、その問題
は解決してしまった。

Sat7_20141115
 サドルタンク3世代そろい踏み

ということで、ようやく3世代サドルタンクが揃った。
大変満足である。

インフルエンザのために1週間ロスしてしまったが、あとはサイドタンクが
2両である。

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2014.11.09

21世紀の珊瑚模型 ダックス(19)

塗装のときに、塗装マスクなしでタオルを巻いてやっただけ・・・がやはり
ダメで、今朝は鼻の奥と咽喉が痛い。
若い頃はこんなこと無かったのだが・・・
老眼に肉体の衰え・・・(と、言い訳をする)

Sun2_20141109
 フロント側のカプラーが・・

さて、とりあえず完成させよう・・・とあれこれとパーツ取付け。
驚いたのは、スチームドームに調圧弁/汽笛を付けようとすると、
穴の深さが バラバラで、かつ径が大きくてエポキシでの固定が
出来なかった。
ま、これは小さなことである(そうなのか?)

フロントデッキに取り付けるカプラー(No.1025)が・・あれ?後ろが
当って入らない。
シリンダブロックと台枠にカプラー後部が0.8mmくらい当っている
のである。
仕方なく、No.1025の後端をカットして強引に組み込んだ。
確認すると、これまた0.5mm以上高い。

う、う~ん・・・

これは、カプラー側でなにか対応する方法を考えるしかないか。

Sun3_20141109
 3世代勢揃い!

直前に購入/改修した2代目と、父が発売時に購入した初代と並べて
しみじみとする。

あれ?「父が買えなかったサイドタンクを」はどうなったんじゃ?
ま、いいか。
並べてみると、下回りは特に違うのだが、しっかりと子孫であること
が判って楽しい。

Sun4_20141109
 ということで、2代目の塗装を開始する

21世紀ダックス(サドルタンク)がなにはともあれ完成したので
2代目も塗装作業に入る。

それにしても・・・カプラーが・・・21世紀ダックス、恐るべし!

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2014.11.08

21世紀の珊瑚模型 ダックス(18)

週末だというのに曇天である。
しかも寒い。

当初は「サイドタンクから完成させる」と思っていたのだが、あれこれと事情が
あって、結果的にサドルタンクから完成することになった。

塗装である。

ここ3年くらいで、すっかり老眼が進み、塗装がどうも苦手だ。
塗りながら上がりがよく見えないのである。
それも、快晴の日中ならまあまあ見えるのだが、塗装ブースの貧弱な照明で
確認しているとなかなか判らないのである。

と、言い訳をしておいて塗装。

Sat2_20141108
 ダックスの塗装は細かいものが多く面倒だ

心配だったので「3両まとめて」ではなく、1両ずつ塗ることにした。
この判断は正しかった。
ダックスは、蒸気機関車の中でも「妙の細かく分割出来る」ので
塗装も猛烈に細かく分けて塗ることが出来る。
まあ、最初から組んでしまってもいいのだが、21世紀ダックスの
記念すべき1両目なので、このように分けて塗った。

塗装はいさみやのカラープライマーである。

真鍮の地肌に黒を塗るのは難しい。
結構塗ったつもりでも、光源の角度によっては微妙に地肌が透けるので
ある。
今回も「なんだかなぁ~」という部分が散見出来る結果が不満。

さらに、シリンダブロックにエポキシが線でちょっと被ったまま塗装して
しまい(茫然)、それをペーパーで剥がしたら塗装の上がりが変化して
しまった(絶望)
さらに、サドルタンクの砂撒き管の片方がキサゲが不足(茫然)

なんという不満!
でも、やり直す元気なし。
ああ、本当に目が衰えた。

Sat3_20141108
 とりあえずここまで組んだ

組むのは明日にしようか?と思ったが、絶望したまま今日を終わるのは
なんなので、ここまで組んでみた。
まあ、これはこれでいい感じか?

あとはサドルタンクが2両か。
まだまだ楽しめる21世紀ダックスである。

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2014.11.06

21世紀の珊瑚模型 ダックス(17)

とうとう11月である。
21世紀ダックス、長期戦継続中(ち~ん)

Thu3_20141106
 サドルタンク、塗装をすることにした

牽引力テストも完了したサドルタンクは塗装をすることにした。
先に改修した2代目もまだなのに・・
塗装をして、本格的にウェイトや動力の調整をするためである。
まあ、ここで1両完成しないと寂しい・・というのもある。
それにしても、いつも思うのだが「ああ、ディテールパーツ付けてフィニッシュ
ワークするのって面倒」である。
私はいい加減な人間なので、細かいことは苦手だ。

さて、サドルタンクである。

Thu4_20141106
 まずはサイドタンクに補重

純正のウェイトは1枚4gである。
それを、板ウェイトをカットして8gのものを作成して搭載する。

Thu5_20141106
 煙室部のウェイトはちょっと重くして10g

サドルタンクのときには7gだった煙室ウェイトを10gにしてみた。

これらの補重の結果、サドルタンク機は92gとなった。
サドルタンクは88gである。

Thu6_20141106
 牽引力測定はちょっと意外な結果

マシマのモータのまま、集電ブラシの調整もして・・・牽引力を測定する。
3%勾配を登坂して1周可能か?のテストである。
しかし・・結果はちょっと意外であった。
(客車1両36g(くらい)の想定はサドルタンクと同じ)
 4両(144g) : 盛大に空転して登坂出来ず
 3両(113g) : なんとか登坂
 1両(41g) : 楽勝
困ったことに、サドルタンクが現在塗装待ちでバラバラなので正確に
比較が出来ないが、モータの違い?補重が多すぎ?などの研究は
まだまだこれからである。

21世紀ダックス・・・やはり手ごわい。

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2014.11.03

21世紀の珊瑚模型 ダックス(16)

昨日は、珊瑚模型さんに行ってきた。

軽便用ターンテーブルを購入したかったのだが、ついでにサイドタンク前部
と給水蓋を受け取った。
そのとき、「40年前は、父が良くお店に来てました、ダックス初代は父の
遺品なんですよね」と珍しく話をした(当時小学生の私も良く来た)

ということで、サイドタンクについては障害が無くなった・・・のか?
実は1両先行で組んでコレジャナイ感を感じていたのだ。

「サイドタンクをボイラーにハンダ付けするのは違うんじゃね」
である。

Mon2_20141103
 サイドタンクを着脱式にする

ダックスのサイドタンクは、「下側の板を止め、ウェイトを付けて固定」
の止め方である。
しかし、しかし!である。
サドルタンクの経験から「ダックスはウェイト搭載が微妙」なのである。
前部に寄せつつ、でも90gくらいにしないといけない。
それに、この「接着したウェイト」というのが曲者なのである。
鉛はサビやすく、フラックスを被り、洗浄した湿気で・・・というのが
数年後に「ゴトン」と音を立てて落ちた時と言ったら・・・それがしかも
「ハンダ付けして開かない」のである(絶望)

な、泣いてもいぃ~ですかぁ~(ち~ん)

そのときに絶対思うのである。
「おい!過去のオレ!なんでちゃんと工作しなかった!(激怒)」
ああ、なんという行き場のはっきりした衝動(アホ)

ということで、まずは給水口の取り付けである(脈絡が?)。
このようにしっかりと固定して行う。

Mon3_20141103
 4x4アングルを加工して取り付ける。 ボイラー側固定はこんな感じ

どうやったものか?と考えて、4x4アングルをあれこれカットして
サイドタンクに付ける。
で、さらにボイラー側にも4x4アングルを加工して取付部にする。
これにチ~っと1.0φのネジ穴を開けて固定する。

Mon4_20141103
 ウェイトなしで69g

これでいつでも自由にサイドタンクが外せるようになった。
この状態で69g。
20g程度をこれから補重する。

ということで・・・先にハンダ付けした1両はやり直しだ。

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2014.11.01

21世紀の珊瑚模型 ダックス(15)

せっかくの3連休なのに、どうやら雨が続くらしい。
まあ、こういう天気だと模型工作が捗る(たぶん)。

Sat2_20141101
 集電ブラシを3軸にかかるようにする

まずは、ず~っとサボっていた集電ブラシを第一動輪にもかかるように
する。
第2・3動輪にはt0.08のベリ銅であるが、第一動輪は距離があるので
t0.1にした。

やってみると「なんだ、簡単じゃん」と思った(サボってたくせに=>自分)

これで「下回り関係でやるべきことは全てやった」ことになる。
あと2両を同じ方式にして良いか?を確認するため、走行テストを行う。

Sat3_20141101
 3%勾配線を急遽準備し、牽引力測定を行う

平坦地を走らせただけでは判らないので、3%勾配線を用意して
牽引力測定を行った。
珊瑚のシボフ・ボハフが1両36gなので、これを何両牽引出来るか?
で判断することにした(実際は貨車にその重さのウェイトを積む)。

ダックスは88g、それに貨車に36gずつウェイトを追加していくと、
4両(144g)でも普通に勾配を登ることが判った。
大変満足である。

これで終わっても良かったのだが、せっかくなので比較をして
みる。

Sat4_20141101
 「黒鉄のあひる」の牽引力は?

ウチの軽便蒸気で2番目に大きな「黒鉄のあひる」でテストをする。
あひる、計測してみるとなんと!この大きさで80gもある!
さらに驚いたのは、牽引力を計測すると、4両(144g)は楽勝である。

やるなぁ!あひる!!

考えてみると、あひるはダックスの20年以上後に作られた製品である。
その間に、進歩したのだなぁ、と感動した。

ということで、残り2両(サイドタンク)をなんとかせんと!

追伸

Sat5_20141101
 一気に2両のサイドタンクを・・と思ったのだが

さて、3連休を生かして「サイドタンク機を2両仕上げてしまおう」と
残りの一両を組み始めた。
で、気が付いた・・・「あ、サイドタンクの前部がない」
あ~、なんてこったい。
1両目は給水部フタが無く(結局ドリルレースで作成)、2両目はは
サイドタンクの前部が無いとは・・・

さすがに、このパーツは自作出来ないので、珊瑚模型さんに行くか?
送ってもらうか?してもらわないといけない。

珊瑚模型さん「鉄道模型とは気を抜くと酷い目に遭うぞ」という教訓を
モデラーに与えることで、人間としての成長を促そうとしているのかも
しれない(遠い目)

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