トーマモデルワークスのシェイ(6)
21世紀の製品だから・・・とかなり油断した(私としたことが)
ギアードロコはやはり「手ごわい」ことを痛感。
”理想状態”に近づくように集電ブラシを超微調整する
テストの結果、集電ブラシがない=理想状態と呼ぶことにした。
当初は「じゃあ、乗工社シェイと同じに台車絶縁/片側集電にするか」とも
思ったが、それもなにか・・面倒なので(ち~ん)集電ブラシを徹底的に
調整することにした。
調整のコツ(といっても、t0.08のベリ銅にした場合)は以下の通り。
・動輪側は多少強く当るようにする(髪の毛が降れるくらい)
・非動輪側は触るか触らないかで当るようにする(産毛が降れるくらい)
・集電シューは”下からコソっと当るような形”にするので内側台枠側の
絶縁強化を行う
このシェイの動輪は左右0.2mmくらい横動するので、これに圧なく
触っているように調整するのは、ピークルーペ(写真やっている人には
おなじみの)で先を磨いたピンセットで微妙に弦のような円弧状に
調整していくという・・・「とても鉄道模型の集電シューとは思えない」
微妙な調整をしていくのである。
微妙な調整を何度も行った結果、直線5%勾配をノーマル車輪で
40g牽引で12cm登坂することが可能になった。
(それでも、勾配途中牽き出しはジリジリと上がるレベル)
とはいえ、”平坦線でもスリップ”から比較すると、大変な進歩で
ある。
そして、ようやく目標の3%勾配連続40g牽引!
さらに微調整のうえで車輪(動輪片側各2軸)にマスキングゾル塗布
を行った結果、ようやくR177の3%勾配を40g牽引で牽き出しOKで
走行可能になった。
今回の教訓「ギアードロコは21世紀の製品でも強烈に手ごわい」
である。
う~ん・・・United合同のギアードロコで徹底的に修行させられた私が・・
油断してしまった・・・なんという不覚!
恐るべし!ギアードロコ(まだまだ修行足りんな!=>自分)
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