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2015.12.24

必殺!修理人(3)

実は昨日も修理職人していたのである。

Dachs1_20151224
 2台目のダックステンダー、これがまた不思議?

いつだったか?に入手したダックステンダーである。
これで”父の遺品”の初代ダックステンダー以外に実用品が手に入ったぞ、と
喜んでいたものの、この個体はなかなかに不思議仕様である。
ジョイントがフクシマのユニバーサルジョイントになっているのも??であるが
テンダーとの連結部のドローバーがなぜか付いていない。
1/4φのネジ穴があるだけである。
なんなんだ?

Dachs2_20151224
 本体側にドローバーのピンを付け、モーターブラケットを作る

ドローバーのピンはやはり絶縁しておこう。
(本体側に集電シューがあるものの)
1.4φ用の切止めしてあるネジを使ってドローバーピンを作成した。
モーターブラケットはもう手馴れた感じだ。

Dachs3_20151224
 ウォームギアの軸を打ち換えたおかげで、構造が判った

オリジナルでないジョイントを使うためにウォームの軸が短くなっていた
ので、結局軸を打ち換えた。
それで改めて判ったのだが、ウォームギアのメタル?の固定は、台枠側の
受けの部分にギュッ!と押し込んで止めるのである。
え?と21世紀の若者は思うかもしれないが、いざやってみるとこれが絶妙な
感じで調子がいいのである。
(注:もちろん、足回り関係は微調整を済ませたうえである)

あとはドローバーを作るだけだ。
このテンダーに付いている台車は、オリジナルとは別なので・・ああ、また新規
設計だな。

2015年最後の修理職人は続く。
(まだまだあるのよ)

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コメント

こんばんは。
修理職人シリーズ!?妙技が続いていますね。(^^)拍手

ウォームギアメタルを受部にギュッと押し込んで止める・・・、との件は、スゴイ(@@;21世紀のオジサンもビックリの仕様で、思わず“珊瑚製品を侮ってはいけない”とつぶやいてしまいそうです。

ところで、このダックス。
先輪にフロントデッキが付いているように見えますけれど、初代ダックステンダーって、このような仕様だったのですか?

投稿: みのる | 2015.12.24 23:16

最近また仕事されれますね

ところで、ウォームギアメタル方向逆さまではないですか?鍔の方を内側にして、ウォームの前後方向の動きを殺すのがオリジナルの設計ではなかったかと思います。まあ調子よく動けばどちらでもいいことです。

それから横レスで申し訳ないですが、オリジナルのダックステンダーはフロントデッキは先台車についていて一緒に首を振る構造だったと思います。
米国型蒸機の場合は、先輪とデッキとその下の台枠やデッキ周囲の飾り板との当たりがかなりシビアなので、こういう構造にすればその当たりは解決しますね。
私も他の米国型蒸機でもこの構造を検討したことあるのですが、煙室ブレイス(煙室側面からのデッキ支え棒)がつけられないので断念した覚えがあります。
というわけで初代ダックステンダーは煙室ブレイスついていません。

投稿: ゆうえん・こうじ | 2015.12.25 12:42

みのるさん、こんにちは
このメタルの固定方法、父が購入したものはハンダ止めになっていたので「え?まさか」と思ったのですが、実際にやってみると結構優れもの?で問題なく動作します。
先台車の構造はこれがオリジナルです。 私はこの構造の方がスッキリしていて好きなのですが、ダックスIIでゴツイ構造?になってしまい・・「まあ、こちらが正統派なんだろうけどなぁ」と残念に思いました。
ゆうえんさん、こんにちは
意外に思うかもしれませんが、メタルはこの方向がオリジナルです。 ひょっとすると設計ミス?でこの方向でないとウォームを挟みすぎてしまうため・・なのか??

投稿: ム | 2015.12.26 13:00

こんなモーターが出てきましたね。
高品位DC12Vブラシ付モータ PWN10EB12CB
1個 ¥300(税込)
・駆動電圧:12V(typ)
・コイル抵抗:約20Ω(実測値)
・インダクタンス:約12.5mH(実測値@100Hz)
・シャフト径:Φ2.0mm
・重量:約25.5g
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-10024/

投稿: 高 | 2015.12.26 21:04

ムさん失礼しました。

40年以上前のTMS297号引っ張り出してきて確認したら、ムさんがいわれるように鍔が外側が正解でした。

投稿: ゆうえん・こうじ | 2015.12.27 01:05

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