京福テキ512(鉄模社 EC40改) (2)
今朝は雨。
なんだかんだで模型工作開始が遅れてしまった。
今日は京福テキ512(鉄模社 EC40改) に動力を組み込むのである。
「イライラするくらいの低速」にするための動力装置
鉄道模型社のEC40は「普通に縦型モータを入れる」方式である。
私は「鉄道模型社ファン」である。
その通りにしても「マニアだから良し」なのであるが、反面「アプト式の
イライラする超低速」にしてみたい、という気持ちもある。
結果として、台枠は鉄模社の取り付け部のままにして、2段減速の
動力装置を作った。
動輪側は13:1で、その上で16:2で減速している。
パイプを通してウォーム軸を通すやり方は、United合同のクライマックスの
方式に近いやり方にした(判る人は少ない)。
集電ブラシを第一・二動輪にかける
集電ブラシを付けないと走行させられない(当たり前)
意外にスペースがないEC40の車体なので、結構悩んだ結果、
第一・二動輪に集電ブラシをかけた。
シューはもちろんベリリウム銅(t0.1)である。
ウェイトを載せて走行テストをする
これで走行可能になった。
上回り : 33g
下回り : 133g (うち、ウェイトが62g)
走らせてみると・・・最初はすごい不調でときどき停止(う~ん)
なんだかんだと調整すると、「イライラするほどの低速」で走行するのだが
音がやや煩い。
縦型モータを付ける台に減速装置付きのモータを取り付けているから
なのだろうか?
まだまだ調整が必要である。
EC40の工作をしていて思い出した!
さて、EC40=>京福テキ512の工作をしていて思い出した。
「そういえば、ウチには鉄模社 3920があったな(遠い目)」
この車両、EBに「未塗装完成」として委託品になっていたのであるが
鉄模社の「完成品」であるから、「置いておくだけで風化分解」をする
という運命にあった。
ウチに保護した段階で「ほぼ分解状態」であった。
模型日誌を確認すると、以下のような履歴であった。
鉄道模型社 3920
購入 2002.1.11
上回り補修 1.14
下回り改修 1.19
動輪はリジットでサイドロットも3軸連結で、カーブ通過に疑問があったので
「作り直しかなぁ??」ということで14年間放置していた。
それと、若干ロットが引っかかるので「どうしたもんじゃろのぉ」となっていた
のであるが、今回動輪の軸に注油したらあっさりと解決(唖然)
こうなったら、こちらも動くようにしよう。
ちなみに、EC40(京福テキ512)の履歴。
改造着手 2007.12.2
こちらの方が「若手」であった(そこか)
近年では小型・高性能のモータが廉価に入手できるようになったので、
この手のロコの動力化が容易になった。
うれしい限りである。
追伸 2016.6.6
3820を見ていると、「もっとスタイルの良い3900(エスリンゲン)」が
欲しくなってくる。
実はそのキットを持っているのだが・・
で、そのキットがこれ・・・なのだが・・・・
さて、その3900のキットである。
どう見ても「エッチング板と??な挽き物パーツの集まり」である(ち~ん)
私の「鉄道模型社製品の魅力」は「出来がよかろうと悪かろうと”使ってみたくなる
部品”があること」なのである。
その最たるものがED54の「軸距とぜんぜん合っていないブーフリ大歯車の
ロストパーツ(笑)」である。
悲しいことに、3900のキットにはそれがあるような気がしない。
それにしても「この大胆不敵な構造」
それはともかく、3900の構造はすごい。
箱を開けると「謎の真鍮角材を削ったもの」が出てくる。
は?と思うと・・・「え?これが台枠?(呆然)」
せっかくの見せ場の外側台枠が「謎の真鍮棒削りだし」とは・・・
これこそ大胆不敵! ある意味「鉄道模型社の真骨頂」と言えるだろう。
| 固定リンク
コメント