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2017年1月

2017.01.22

路面電車のレイアウト対応検討(1)

寒い日が続く。

それはともかく、路面電車関係の地味な作業が続いている(まじめ!)。

Romen1_20170122
 手持ちの架線集電対応車両のデータ計測

時代はITである(今頃か!)
ということで、手持ちの架線対応車両のデータ計測を行った。
こうやって出してくると・・こんなに数があったのか(呆然)
単に吸うtデータを取るだけでなく、走行性能や過去に装着した集電装置の
確認をするとデータ計測はまるまる1日かかった。
この結果、近々公表しようと思う。
(実際に装置を作成・検証するので大変なのだ)

Romen2_20170122
 台車の動力化改造を行う

TMSの改造企画で・・な思いをした嵐電タイプに「本来装着するはず」の
つぼみ堂の台車を使うことにした。
(注:Nさん、ありがとうございます)
実は時間が無くて動力装置をどうするか?が決まらなったのだ。
それがようやく吊掛モータ(しかも9.5φ車輪)で実用化出来る
ようになったのだ。
待ちに待った・・・というところであろうか?
だるまやの台車も動力装置も入手難になってしまい、路面電車を運転
して楽しむためには、「現在使用可能な台車」の動力化を考えないと
いけない。
まずはYAMA模型のホイールベース20mmの台車について、日光モデル
の9.5φ車輪対応を行ってみた。
6x6のアングルをカットして軸穴を開けて、カットして使っている。
まあ、どうにか形になったのだが、問題は幅である。
 ・だるまやの台車:24mm
 ・YAMA模型の台車:26mm
となる。
(注:あくまで私個人の工作の結果です)
路面電車の車体幅は、かなり広い南海モ205でも30mmしかない。
(注:私個人所有の模型の実測値)
この状態で26mm幅の台車は厳しい。
なにか対策を考えないといけない。

Romen3_20170122
 いよいよ、最終型の路面電車レイアウトを試作開始

最後は路面電車のレイアウトである。
いろいろと考えた結果「複線は諦めるか?」という気持ちになった。
それは、複線にしただけで長手方向が160mmほど増えてしまう
からである。
長さを80cmくらいに収めることは大変なのである。
ということで、カーブ半径は177mm(実際に作成する際は175mmか
180mm)で台枠は80cmx45cmで検討を行う。

追記 2017.1.25
新規レイアウト案を検討していると「活用されていないもの」を
改修することを考えるようになる。

Wed2_20170125
 手持ちのトラバーサ付きレイアウト(59cmx42cm)

このレイアウト、この大きさでトラバーサ付きだったりして
「高機能だ!」と思って工作したのである。
で、出来てみると「なんだ、結局単純なエンドレスじゃん」と
いうことで、実はほとんど使っていなかった。
むしろ、きちんと分岐がある県道線の方が便利なのだ。
このレイアウト、そうは言ってもトラバーサがあるし、改善すれば
いろいろと楽しいのではないか?
改善プランは以下の通り。
 (1)直線部を+12cmして走行距離を延ばす
 (2)カーブ部分に交換線をつける
 (3)トラバーサの架線部分をポール対応
このレイアウトは「完全架線対応」である。
ポイントもそれに特化して全部作らないといけない。
あれこれと検討中である。

追記 2017.1.28

現レイアウトのトラバーサを調べてみると「あれ?」

Sat2_20170128
 現状の仕様は「単車用」になっている

レイアウト裏にある改造記録を元に、模型日誌を確認すると・・・・
う~む、このトラバーサをこのレイアウト上に設置したときに
サイズ変更をした記録はない。
で、現状のサイズを確認した。
 ・トラバーサのテーブル上: 127mm
 ・庫内線路 : 130mm
このサイズは”単車用”である。
車両を並べてみると、やはりその通りだ。
寺町線作成時には、都電4100が載るように作ったつもりだったが。

ということで、レイアウト改造のプランは「単車用」で検討しよう。

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2017.01.09

路面電車の集電装置

鉄道模型の世界では、ディテールの話はよ~っく説明してくれるが、
「本当に作動する架線集電装置」の話はさっぱり出て来ない。
そうなると「自分で工夫するしかない」のである(遠い目)。

Mon3_20170109
 現在入手可能なYAMA模型の製品を試す

多少の文句はあっても「現役で入手可能な集電装置を試さないと」
ということで、YAMA模型のZパンタとビューゲルを改造する。
それにしても・・・凝った構造のZパンタよりビューゲルが高価なのは
どうも・・・という気がする。

Mon4_20170109
 苦労してシュー幅17mmにする

それにしても、ビューゲルのシュー幅が10mm程度というのは
「架線集電対応」としてはどうなのだろうか?
単に飾りとして使うのではなく「架線集電対応」というのであれば、
もっと試して適正な幅にするべきではないのか?
と、ボヤきつつ、あれこれと苦労して17mm幅(車体中央に置く場合)
に改造する。

Mon5_20170109
 ポールについてもあれこれと工夫

ポールについては、電化軽便用は取り付け部が1.4φのネジにしてあった。
(車体に直接固定するため)
16番用は「架線集電対応」のため、どうしたものか?と考えていた。
絶縁を確保しつつ、「固定方法は他の集電装置と共用にしたい」のである。
結果、1.2φのネジにして、車体側は2.0φのネジの中央に1.2φの
ネジを切って止めることにしたのである。
これで、他の装置(パンタ、ビューゲル、Zパンタ)とも共用である。
(注:ネジの中央に穴を開けてタップを切るのは工作時にけがをする
 可能性があるので危険なので、止めた方がいい)

Mon6_20170109
 あれこれと集電装置の固定方法を試す

台座をあれこれと作成してテストを行った。
路面電車は「車体中央周辺に集電装置があることが多い」ので
あれこれと試すと、Zパンタやビューゲルのように斜めに当たる
ものは大丈夫なのだが、パンタグラフのように垂直に上がるものは
15mm片方に寄せてもシュー幅18mmは必要であることが判った。
なるほど、実物でも「なぜにこんな半端に片方に寄せてある?」
というものがあるのは、こういった事情なのか・・と模型の構造を
工夫することで理解出来たのは面白い。

Mon7_20170109
 取り付け部を共通化することでこんなことも可能

取り付け部を「2.0φネジの台座で固定」と共通化したことで
1両に3種類の集電装置を固定してテストすることが可能になった。
これでテストの手間がグッと減る。

それにしても・・・「形態を真似るだけでなくしくみとして動作する」
というものを作ることは難しい。

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2017.01.04

吊掛モータの路面電車(2)

なんだかんだで、今年は路面電車で始まる。
もっとも、私の場合は「架線集電と吊掛モータ」がペアになるので、
実は結構しんどい。

Wed1_20170104
 軸距17mmはモータを上に上げた

Wed2_20170104
 モータは床上にこのくらい出る

考えた末に、モータを垂直に上に上げて搭載した。
吊掛モータは「床下に収まる」のが売りだったのだが、今回は少し上に
出っ張ることになった。
これでも、既存の動力装置よりは上に出る部分は少ない。
最初は、車輪が当たるかと思ったので床板をあちこちカットしたのだが、
走行テストの結果、「開口が無くても良い」ことが判ったので、もう片方は
非動力側の開口がない。
(注:こういう試行錯誤は時間がかかる)

Wed3_20170104
 かなり前にエコーモデルで買った「集電可能ビューゲル」

かなり前にエコーモデルで購入した集電対応のビューゲルを実際に
使えるように改造する。
(随分と熟成したものだ(遠い目))
最初は、パンタグラフと同じにシュー幅を13mmにしてみたが、実際に
走行テストを行うとカーブの具合によってはシューが架線から脱落して
しまうことが判った。
ということで、15mmに変更する。
(こういう実地検証がまた時間がかかるのである)

Wed4_20170104
 Zパンタ(YAMA模型)のシュー幅は17mm

YAMA模型のZパンタの素材は、ステンレス?なのか?どうもハンダが
流れにくい。
最初は1.0φの銅棒をハンダ付け・・・しようとしたのだが、どうもうまく
付かないので、1.2φパイプを17mm幅にして固定した。
架線のあるレイアウトでZパンタとビューゲルの動きを見ていると、
どうやらシューの位置が両者で似た位置に来るようである。
なるほど、こうやって「ちゃんと架線を使うと」こういうことも判ったり
するのが面白い。
(機構を再現すると”形態だけ真似た”ものとは違う面白さを発見)

Wed6_20170104
 これで銀河モデルの都電6000が最新動力で復活

これでまた1両路面電車が増えた。
銀河モデルの都電6000が台車を改造のうえで最新の動力装置で
現役復活である。

Wed5_20170104
 YAMA模型のポールも最新仕様

もはや常連になりつつあるYAMA模型のポールについても、2017年は
進歩した。
取り付けを1.2φのネジを使う方式にしたのである。
やってみると「え?こんなに簡単だったの(呆然)」だった。
これで、添付のスリーブ部もネジ切りするだけであっさりと使用出来る。

これで3日かかった。
新しいことをやるのは大変だ。

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2017.01.02

吊掛モータの路面電車(1)

今年はなにからやるか?
本来はトーマのシェイIIを組むべきなのだろうけれども、やはり路面電車が
気になるのである。

というのも、いさみやの路面電車のレイアウトに架線が張られたので
「そこを使って走行テストしたい」という気持ちがフツフツと湧いてくる
のだ。

そうなると「どうせなら技術的課題を解決したい」という気になる。
2017年は路面電車から開始である。
(ああ、シェイがなぁ(遠い目)

Mon2_20170102
 まずは台車を組む

ず~っと課題になっていたのが「ボギー台車(軸距17mm)で吊掛モータ」
なのである。
素材だけ買ってあったものやら、銀河モデルの都電の台車(軸穴もない)
やら、カツミの都電4100の残り台車(こちらは可動になるのが良い)などを
いさみやの吊掛モータ(9.5φ用27枚ギア)対応に組む。
車軸が日光モデル規格なので、枕梁は新規である。

Mon3_20170102
 モータを入れてみると・・・デカいなぁ

ようやく台車が3組出来たので、吊掛モータを入れてみる。
で、デカい・・・(呆然)
実車は後ろ側に置くのだが、軸距17mmでこのように置くと、どうも大きい。
どうしたものか?

Mon4_20170102
 では、モータを上に向けてみるか?

Mon5_20170102
 R150における都電4100の台車の角度

モータを上に上げてみるか?
カツミの都電4100をR150に置いてみると、台車はこのような角度に
なる。
果たして大丈夫なのだろうか?

新春早々、新しいことをやるのはしんどいのである。

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2017.01.01

謹賀新年

Sat21_20161231

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

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