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2017年3月

2017.03.26

CASCA I型

桜の季節、撮影シーズンである。
ということで、撮影機材が増える(ほんとか?)

Casca11_20170326
 シュタインハイルの CASCA I型

CASCAについては、II型はこのブログでもときどき出てくるのだが、
I型は今回初登場である。
正面から見た姿は、II型よりはるかに印象的だ。

Casca14_20170326
 巻き上げ/巻き戻しを1つのノブで行うという大胆な構造

Casca15_20170326
 そのため、スプールは時計回りになり、裏蓋もローラーが付く

I型のなんとも不思議なところは巻き上げ/巻き戻しのノブが一つで
行うところである。
そのため、スプールが時計回りに巻いていくようになり、裏蓋にも
ローラーを付けて・・・などなど凝った構造になっている。
しかし、結果としては「フィルムが送られているか判らない」
「巻き戻し時にフィルムがスプールとローラーに挟まって巻き戻せない
ときがある」 などなど・・・不具合が多い。
なぜこのような構造にしたのか?
CASCAをしみじみと見ていると、II型ではギアを入れてファインダー横
に一度軸を逃がしているのだが、これを止める方法の検討の一環・・
だったのだろうか?
(結局、ダークバックを使うことになる・・・(遠い目))

Casca16_20170326
 Culminar50F2.8 絞り解放 1/1000

記念すべき初撮りはロマンスカー(LSE)である。
CASCAの場合、I型とII型でファインダーがぜんぜん違うので構えた
ときにあれ?と思うことがあり、おかげできちんと構図が取れなかった。
まあ、クラカメは「ちょっと苦労するのが楽しい」のである(ち~ん)

追伸 2017.4.2

Ca11_20170402
 Culminar50F2.8 F=1:4 1/1000

「地元の人間としてはリベンジしなくては!(なぜ?)」ということで、
ロマンスカーを撮影した。
今度はまあまあの写りである。
ちょっと満足したのだが・・・どうも先幕が徐々に先行してしまう?
もしくは後幕がじわじわ遅れ・・・で、1/3が暗めになる傾向は変わら
ないようだ。
1/250くらいまでで使うのが無難なようである。

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2017.03.20

鉄道模型の工作状況

最近、銀塩カメラ復古状態である。
それはそれで良いことなのだが、なにせ時間は若い頃のように潤沢には
ないので、模型工作の時間が減少するのが悲しい。

Mon5_20170320
 EBで購入した「往年のモデラー作成の6760」

松屋のカメラ市で買い物が出来ず・・・ふと、EBに行ったところ、
うっかり見つけてしまった「往年のモデラー自作の6760」
先台車がしっかりと2軸で2-Bになっているのに、ちゃんとカーブ通過を
する(という話)なので、購入して直すことにした。

Mon6_20170320
 自作モデルの改修は実は難しい

結構カッチリしているなぁ・・とは思ったものの、どうやら30年以上前に
作成されたもののようなので、独特な構造があったりして改修は
結構面倒であった。
モータについては、いつもの250円モータを使うのだが、軸延長が
長いのでブラケット部の先にネジを入れて動いてしまわないようにする
などなど・・・の対策が必要であった。
(それ以外にも、妙に重いウェイトを半分以上カットするなど)

結果的に結構調子よく走るようになった。

続いては、路面電車のレイアウト関係である。

Mon8_20170320
 交換線用のポイントがようやく完成

ポイントはシノハラのYポイント(ほとんど原型なし) カワイモデルの
転轍機を使い、ようやく路面電車の交換線が出来た。
まったく、路面電車関係は「なんでもかんでも作らないといけない」ので
進捗が遅い(やや言い訳)

さて、来週はいよいよ桜が開花しそうなので・・ますます停滞(涙)?

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2017.03.19

CASCAII用のCulminar50F2.8

季節はそろそろ春である。
春になると、なぜかクラカメを使いたくなる。

といいつつ、今回は「クラカメ用レンズをデジタルで撮影」の話。
(注:ちゃんと動作するボディ手配中)

Culminar501_20170319
 試行錯誤の結果、Culminar50F2.8をα7使用可能に

なにしろ特殊なマウントのCASCAIIである。
市販のアダプタが出るとは思えないので、仕方なく試行錯誤する。
結果として、以前なにかに使った「穴を開けたLマウントボディキャップ」
を薄く削って、パーマセルでレンズを固定することで使用可能になった。
ボディキャップをあとt0.2mm薄く出来れば無限遠が出るのかもしれないが
この状態でも20mくらいまではピンが来るので実用になる。

Culminar502_20170319
 室内で撮影

初撮影は当然チョコ君である。
撮影してみると、かなり赤っぽい画像になる。
描写としてはいい感じか?

ということで(ないが?) 外での撮影である。

Culminar503_20170319

Culminar504_20170319

やはり補正する前はかなり赤っぽい画像であったが、PhotoShopのレベル補正で
あっさり修正可能な範囲であった。
こうして画像を見てみると、後ボケがかなり暴れる感じ?がする。

Culminar505_20170319
 近接撮影

野外での撮影の後、室内で最近接撮影をする。
ヘリコイド付きM-αアダプタとの組み合わせなので、40cmくらいまで
寄れるのでいい感じである。

ああ、ちゃんと動作するCASCAIIのボディが欲しい(遠い目)

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2017.03.12

ContaxI型を使う

温かくなってきた。
ということで(なにが?) そろそろ銀塩カメラでの撮影時期である。

Sun1_20170312
 ContaxI型の皮ケースを実用のために改造する

ご存じの通り(なんで?) ContaxI型はボディ本体のストラップ取り付け部の
構造が・・なので・・・である(なぜボカす?)
また、ボディに貼られているのが皮(カッコイイZeiss押し型あり)が手の汗で
湿気ると夏になると白くカビ?が出たりするので、裸で使うのが問題なのだ。

長年の努力で、大ネジと小ネジ(注:これは以前改造したもの)の2ケースが
揃ったので、これを機会に整備して使えるようにする。
Ver.7のボディはフォーカス用ダイヤルがちゃんと使えるので前カバーは
そのまま、Ver.5はフォーカス用ダイヤルの出方が少なくて操作しにくい
ので、前カバーをカットしてレンズを回しやすいようにした。

Sun2_20170312
 ストラップを短くするように金具を改造

ContaxI型用皮ケースのストラップは、両側のストラップが重なるような
構造になっていてすごく長くなるようになっている。
しかし・・・実際に使うと「どうやっても長すぎる」のである。
2重にストラップが重なる部分が多くなってしまい、なんともゆるい感じに
なるのだ。
結局、金具を2個=>1個にして、ストラップを短くして片方で調節するよう
にした。
本当はハトメがあれば良かったのだが、当然手持ちがないので、
仕方なく真鍮板+ネジで金具を作って固定した。
まあ、そのうちハトメを買ってきて再改造するか?

追記 2017.3.13
準備は出来たので、実際に撮影する。

Mon5_20170313
 この真っ黒な怪しげなカメラ

今回はSonnar50F2(沈胴)とTessar50F3.5を使う。
この組み合わせのときに困るのがフードである。
ZeissはどうしてTessarに普通のフードが付くようにしなかったのか?
結局、この珍品フードを使うことになる。
皮ケースにこのフード、なんとも渋い組み合わせがかっこいい。

Mon4_20170313
 Sonnar50F2(沈胴) 1/1000 絞り解放

古いレンズなので、やや甘い写り?のようにも感じられるが、
まあまあの写りである。
Ver.5を使うと、1/1000のときはちょっとシャッターが残る感じがする。

Mon3_20170313
 Tessar50F3.5 1/500 F=1:5,6

さすがはF=1:3.5のテッサーは絞り解放でもシャープな写りで、
F=1:5,6ともなれば安定した写りである。

久々に銀塩カメラで撮影すると、30枚も撮影するとグッタリする。
そして・・・I型を使い終わって来るものは・・とっても巻き戻しにくい
巻き上げノブを苦労してフィルムを戻す作業である(呆然)
まあ・・・35枚を1日撮影すれば十分に楽しいのだから良いのかも。

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