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2017年8月

2017.08.26

ミランダT

雨だったり、時々晴れると猛暑だったり・・・
クラカメで撮影?という天気の日が多い。

そんなぼやきはともかくとして「長年の夢」が叶う日が来た。

Sat3_20170826
 ようやくミランダTを入手出来た

国産初のペンタプリズム式一眼レフ、ミランダTである。
欲しい!と思ったきっかけは、やはり「銘機礼賛」である。
レンズがZunow50F1.9というところにも憧れがあった。
このボディはOrion Camera Co. 刻印であることと、ボディナンバーが
かなり若いので発売初年の1955年8月から翌年初旬に製造されたもの
では?と思っている。
(会社名がMiranda Camera Co. になるのは1957年)

Sat4_20170826
 開発の参考になったのはContax S?

ウチにある初期のペンタプリズム式カメラと比較すると、やはりZeissの
Contax Sをお手本にしていることを確信した。
レリーズすると上がったままのミラー、ボディの角の処理、ノブ形状など
そっくりである。

すぐに銀塩撮影したかったが、まずはZunow50F1.9をα7で試写。

Sat7_20170826
 Zunow50F1.9 絞り解放

なにぜ60年前のレンズなので、本格的にレンズクリーニングをして
撮影すれば「おお!さすがZunow!」となるのかな?とは思うものの
ちょっとソフトな感じになるところが、むしろいい感じのような気がする。

ということで、いよいよ銀塩撮影。

Sat5_20170826
 Zunow50F1.9 F=1:4

Sat6_20170826
 Zunow50F1.9 F=1:5,6

実は絞り解放でも撮影したのだが・・・老眼のため失敗(遠い目)
正直、背景が空のような明るい構図だとハレーションが出るのだが
うまく撮影するといい感じになることが判った。

ところで、ミランダTのファインダーは時代を考えると意外にも明るく
ちょっと絞ってもピンはそれなりに良く見える。
これは「カメラを作る前から経験があった」からなのか?

Sat8_20170826
 で、それがこの「フォーカベルとミラックス」

実は「いずれミランダTを入手したときに見比べてみたい」と
FocabellとMiraxのセットを入手してあった。
レンズもSUPREME100F2.8(ベローズ用)が付いている。
改めて出してきて組んでみると、この小柄で軽量なミラックスは
ファインダーが明るくて見やすく、ベローズも軽くて手持ち撮影が
やりやすい。

Sat9_20170826
 マウント部 なるほどこれが元になった?

44mmのスクリューマウント部と、その奥にあるミラーは両方とも
そっくりである。
それにしても、MiraxもMirandaも、ロゴがなんともおしゃれである。
そういえば、フォーカベル、ミラックス、ミランダ、もソフトなイメージで
いいセンスだと思う。

さて、次はスープリーム100F2.8とミランダTで・・ということで、ヘリコイドを
作り始めたのだが・・・(ここで悲劇発生)

参考文献:クラシックカメラ専科 No.64 ミランダの系譜 朝日ソノラマ

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2017.08.19

第13回軽便鉄道模型祭

Sat11_20170819

10/1が今から楽しみである。

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2017.08.14

花巻デハの動力交換(1)

今までず~っと悩んでいたことがあった。
ワールド工芸の花巻デハのことである。

Mon1_20170814
 検討の結果、動力装置を大胆に変更する

ワールド工芸のおかげで、長年の夢であった軽便鉄道の路面電車を
楽しめるようになったまでは良かった。
しかし、長年あれこれとやっていると悩みが出て来た。
(1)DCC対応のためモータ交換により走行性能を改善したところ
  カーブ通過がR177となった。
(2)架線対応をすると、前位側台車が動力でないと走行出来ない
  =>ポールにより押し付けられるので
(3)パワー不足で勾配線で使用出来ない

結局、動力装置をどうにかするしかないのだが、困ったことに
花巻デハの車輪径は10mmもあるのである(実測値)
これは実車が搭載しているモータが大きなものであるため、車輪径は
狭軌と同じものになっているからである。
残念なことに、この車輪径のNゲージ車両(ボギー車)は無い。

色々悩んだ結果「もう割り切ることにしよう!」
KATOのED70は車輪径こそ違うが、ボギーセンタ間はほぼ同じで
ある。
これにゴッソリ交換する。

ストーリーとしては「老朽化したデハ3を再生するために、新型の
小型モータ搭載の動力装置に交換し、勾配区間で客車2両を
牽引出来るようにした」という設定である。

Mon2_20170814
 動力を割り切ったので他を改善する

動力問題は解決したので、次に改善するのはポールである。
ポール自体はカワイのものに戻し、取り付け部を絶縁を施したうえで
しっかりとした真鍮製の台座として回転をスムーズにした。

Mon3_20170814_2
 走行性能と架線対応は素晴らしい結果

当たり前だと言われそうだが、走行は極めてスムーズかつ静音で
ある。
ポールの架線対応も極めてスムーズだ。
長年使ってきたカワイのポールは素晴らしい。
再生産してもらえないだろうか?
カーブはR140もOK,勾配も6%も平気と大幅な性能改善である。

ウチにはデハ3が3両もある(軽便祭りで安く売りに出ている旧タイプを
買ってしまった)ので、あと1両も新動力に改造してペアにしよう。

Mon4_20170814
 猫屋線ホハ3も改良

猫屋線のホハ3についても少し改良を行った。
ボルスターセンタをカプラー台+4.1φワッシャを使ったものに交換し
径を広げ、かつ車体をバラさずに台車を外せるようにした。

地味な努力は続く。

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2017.08.13

新小型レイアウトの作成

お盆休みである。
天気が安定せず、雨になるやら?晴れるやら?
共通点は猛暑(怒)

それはともかく、1/80 いさみや雨宮タンクのテスト走行をやっている
うちに「この線路配置を元に緒方レイアウトを作るか?」ということに
なった。

R140に6%勾配、かなり厳しい条件である。
これに加えて、レイアウトは小型/軽量を目指す。

Sun1_20170813
 サイズは600x350

小サイズを目指しつつも、最小限の運転スペースは確保したい。
結果として、台枠の長さは600mmとした。

Sun3_20170813
 軽量化のため台枠は細い材料を使う

実はもっと前から「軽量化指向のため試してみたい」と思っていたことが
あった。
それは「台枠の素材を細いものを使う」ことである。
今回の台枠の枠材は、厚さ5mmと極めて細い。
また、使う材料を減らすために、路盤はクッキーカッター式を全面的に
採用した。
強度を上げるために、高くなっている路盤部を薄ベニヤ板でBOX構造
を構成している。

Sun4_20170813
 さらに「静音化」を試す

DCCサウンドを採用して「レイアウト側の静音化」をしたいとあれこれ
試行錯誤してきた。
今回、以前運転スペースで「ゴム臭」で悩んで止めになったゴム路盤を
試すことにした。
軽便鉄道であれば、ゴム路盤の面積を最小限に出来るだろう、という
ことである。
結果としては・・・まあ、仕方がないか?という臭いはするものの、確かに
静音化は効果が出ているようである。

追記 2017.8.14

Mon5_20170814
 あれこれと細かく整備していく

昨日線路を敷設しただけだったレイアウトを整備していく。
 ・不揃いになっているカーブの修正 
 ・脱線しやすいS字カーブをR140から緩いカーブに修正
 ・勾配を滑らかにするために補強を入れる
 ・ポイントを追加
 ・正式にフィーダを付ける
 ・台枠の角を2ケ所カット
 ・クッキーカッター部に補強追加

Mon6_20170814
 角をカットして配線などをこの部分に持って来る

私はレイアウトを仕上げるのがどうも苦手なのだが、その中でも
コーナー部をどう仕上げたらいいのか?にいつも悩んでいた。
最近作成するレイアウトでは、コーナー部をカットすることで
その悩みを解消するとともに、移動時にぶつからないようにと
利便性も満たしてきた。
今回はさらに「この部分にコネクタ部を持って来れば楽」という
発想である。

さて、ここからどう仕上げて行くか?

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2017.08.07

いさみやの1/80の軽便タンク機(5)

台風接近中。

いさみやの1/80雨宮タンクもそれなりに形になったし、客車も揃ったので
走行テストを行う。
自己満足ではいけないので「来るべき軽便祭りの舞台」に近いものを
準備する。

Mon5_20170807
 TOMIXの組みレールで簡易レイアウトを準備

T140のレールとポイント、6%勾配の簡易レイアウトを準備した。

Mon6_20170807
 スペースは700x350くらい

R140のポイントでの交換線もあるので、意外にスペースが必要に
なった。
結果的に700x350の大きさになったのだが、こんな簡単な配線で
このスペースなのだから「複雑に交差する線形」で900x450に
納めるのは相当な苦労であることを実感した。

Mon7_20170807
 高性能動力を選択したので走行はバッチリ!

走行条件が厳しいので、念には念ということで、アルモデルの
Cタンクの動力を使ったので、6%勾配もOKである。
こういうことは慎重には慎重を・・である。

Mon8_20170807
 問題の「突然現れる小型林鉄レイアウト」はというと・・

久々に「修羅の小型レイアウト」を出してきてみたのだが・・・
ああ、やはりムリのある線路配置というか雑な敷設のため
走行がぜんぜんダメである。

Mon9_20170807
 実用性を向上させると「グッと大きく」

どうも「作り直した方が早いかも?」ということでプランを検討して
みた。
ループ線のカーブをR103にしてみると、勾配は7.7%になる。
結果としては、500x400くらいのスペースが必要であることが
判った。
これって小型?

う~む、レイアウトって難しい。

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