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2018年6月

2018.06.20

Leica IIIg

FOCA PF3Lのライバルも使ってみた。
(注:個人の感想です)

L3g1_20180620
 この海合わせで旅行してみたかった(遠い目)

10年以上前に「この組み合わせなら旅行に便利」と思っていた
ライカの組み合わせがあった。
IIIgはブライトフレームで50/90の枠が出る。
ということは「全周で見れば35mm相当では?」
外付けファインダーなしで行ければ便利! という訳である。

しかし、IIIgを入手したのは遅く、結局はそういう使い方をしたこと
はない。
デジタルカメラ全盛になってしまったのである。

そんなこんなで5年以上が経過。
気が付くとシャッター幕が昆布になっていた(涙)
色々と検討の結果、今回ボディをより程度の良いものに更新した。

さて、撮影。

L3g2_20180620
 Elmar50F2.8 F=1:4

L3g3_20180620
 Elmar90F4 絞り解放

L3g4_20180620
 Summaron35F3.5 絞り解放

90mmは黒ペイントの古いタイプである。
(ただし、山崎光学さんで再研磨済)
結果を見て思ったのは「本当に良く写るなぁ」
まあ、私はFOCAの写りも使い勝手も好きであるが、一般人が
どちらを選ぶかは・・・(さらに遠い目)

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FOCA PF3L

以前から「いつかはフランスのカメラ」と思っていた。
そう思う割りには、他の「もっと変わったカメラやレンズ」が優先して
ようやく入手。

Foca1_20180620
 どうせ買うならオプラレックス付き

OPL社のカメラ、そして「フランス唯一のバルナックタイプ」のFOCAは
WWIIの影響で製品化は1945年にPF2が発売になり、色々なタイプが
出るものの、1962年にM3を意識したFOCAユニバーサルRCが出る
ものの、1963年にカメラの製造を終了する。

長年「いつかは欲しかった」と思っていたカメラなので、どのタイプを
購入するか? 
 (1)レンズはOPLAREX50F1.9
 (2)レバー巻上
と、もう一つの検討基準があった。

Foca2_20180620
 PF3Lはスクリューマウント

最後の最後まで迷ったのが「距離計が全レンズ連動」である。
PF2のタイプは一応レンズは外れるが、ボディ側に固定された
マウント兼ヘリコイドは標準レンズにしか距離計が連動しない。
つまり
 (3)距離計連動

どうせなら交換レンズも・・・とは思った。
しかし、結局「たぶん交換レンズは買わないな」とあっさり
PF3Lになった。
結局、必須条件は(1)だけだった(笑)

もっとも、購入後にα7で試写するときに、小径スクリューマウントは
簡単にM-Eアダプタが使えて助かった。

PF3Lは1959-1963に生産されたカメラで、ユニバーサルRを
スクリューマウントタイプにしたようなカメラである。
バヨネットタイプが発売になっても、最後までこのタイプが生産されて
いたのは面白い。
というか、あのマウントではスクリューマウント用アダプタは作れない
から仕方がなかったのかもしれない。

Foca3_20180620
 バルナックライカと比較すると底蓋が外れるのが楽

FOCAを使おうとして便利だと思うのは底蓋が外れてフィルム装填が
楽なことである。
フィルムをスプロケットに止める金具が可動式で装填時に固定する
のも面白い。

ところで、FOCAは「巻上を途中で止めると戻ってしまう」のが有名である。
レバータイプはもしかしたらラチェットになっている?と期待したのだが
やはり戻ってしまうことを確認した。

Foca6_20180620
 PF3LのライバルIIIgとの比較

ところで、PF3L(1969-63)のライバル機は?と考えてみると、
IIIg(1957-61)になるのだろうか?
注:M3(1954-68)と比較すると厳しい?

手に取ってみると、IIIgが重い。
サイズはほぼ同じなのになぜ?と思い、実測してみた。
(1)Leica IIIg 
 ボディ: 454g
 レンズ(Elmar50F2.8): 204g
(2)FOCA PF3L
 ボディ: 512g
 レンズ: 93g
驚いたのは、ボディだけならIIIgが軽いことである。
もっとも、PF3Lはボディ側にヘリコイドが付いているからそうなっても
おかしくはない。

Foca8_20180620
 OPLAREX50F1.9 F=1:2.8

Foca9_20180620
 OPLAREX50F1.9 絞り解放

Foca7_20180620
 OPLAREX50F1.9 絞り解放

撮影してみると、オプラレックスというレンズはなかなか良く写る。
F=1:2.8でも背景はいい感じのボケになる。
(注:逆光に弱いだけかもしれないけれど)
正直、もうちょっとソフトに写るかと思ったのだがしっかりした写り
なのが「嬉しい裏切」である。

ところで、撮影をしていて気が付いたことがある。
Foca5_20180620
 レンジファインダー機のファインダー位置の理由

ライカやコンタックスを使い始めて思ったことがある。
それは「ボディ左端より真ん中にあれば至近距離撮影で被写体が
ズレなくていいのに」ということである。
FOCAはファインダーが真ん中にあるので、この謎が解けそうで
期待して撮影した。

結果は御覧の通りで、チョコ君の画像(1m)の通りで、しっかりと
ズレている。
むしろ問題だったのは、フードを付けるとファインダ像が蹴られるので
ある。
OPLAREX(タイプにもよる)は先端部に溝があり、なんと!ライカの
Summicron用フードが使えるのである。
喜んで撮影に出ると・・・「え?下半分が見えない」
他のレンジファインダー機でファインダ位置がほぼ真ん中のカメラと
いえばKODAK EKTRAがある。
こちらはなんで大丈夫なのか? を確認してみると、大柄なエクトラ
はファインダ位置が高いのである。
なるほど、小柄なライカやコンタックスはそれで左端にあったのか・・
先人の知恵をしみじみと納得。

困ったことに、FOCAのレンズはフィルタネジがない。
フィルタも被せなので、専用の小径フードを作成した。
これでうまく行けばいいのであるが。

Foca4_20180620
 裏蓋に面白いステッカー

購入するときの話で「フランスのカメラはこういうものだから文句を言うな」
というステッカーが貼ってあるよ、というものがあった。
確認してみるとこのステッカー。
フランス語だから・・・読めない(遠い目)

参考文献:
クラシックカメラ専科 No.45 世界のライカ型カメラ

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2018.06.10

FOCAFLEX

実はカメラ市でFOCA PF3L+OPLAREX50F1.9を購入したのだが
調子が良くないので修理中である。

あ~。フランスのカメラを使いたい!
それで思い出した!

Opf1_20180610
 FOCAFLEX型を発掘

10年以上前にこのカメラを購入した。
フォカがなんとも不思議な光学系で製品化したレンズシャッター式
一眼レフである。
レンズはOPLAR 50F2.8 で、おぼろげな記憶では3枚玉である。
FOCAが独自に開発したレンズシャッターは、1/250が最高速で
やや物足りない気がする。

Opf3_20180610
 まずはチョコ君を撮影 絞り解放

さっそく使うのだが、困ったことに吊管取り付けの耳が無い。
仕方がないので、三脚穴にストラップを付けて使用する。
正直、ちょっと不安。

1/250 で絞り解放でチョコ君を撮影。
最近のチョコ君は「古臭いカメラを構えていると何もくれない」
ということを覚えてしまったようで、撮影には非協力(笑)

Opf4_20180610
 季節なのであじさいを撮影 絞り解放

今年はあじさいの開花が早い?
絞り解放で撮影してみると・・あれ?このOPLAR50F2.8
案外いい感じの写りをする。

Opf6_20180610
 恒例のロマンスカー撮影 F=1:11

もういいか? とは思うのだが、結局ロマンスカー撮影。
幸運にもLSEが来た!
・・・そして、不幸な出来事が・・・

Opf2_20180610
 恐れていた「手を滑らせる」が発生!

LSEを正面から撮影し「よし!巻上だ!」
その時、この事件は発生した(それほど?)
フォカフレックスは、実は結構大柄でしかも重い(758g)
しかも、「このなんともツルンとしたボディ形状」が災いして、
なんとも持ちにくい。
巻上レバーも指がかかりにくいもので、フィルムを入れると重い。
LSEを振り向きざまに撮影しようと、巻上ようとしたら
 ・レバーに指をかけそこなう
 ・重い巻上をグリっとやろうとして手が滑り・・
 ・開かなくてもいい露出計カバーが突然開いてビックリ!
 ・焦って掴もうとしてフード(被せ)が吹っ飛ぶ
 ・手が滑ってストラップで首にビ~ンとぶら下がる
ハッキリ言ってギャグである(ち~ん)

Opf7_20180610
 それでも咄嗟に撮影したのがこれ

ああ・・・行ってしまった(呆然)

Opf8_20180610
 気を取り直してEXA F=1:11

それでも、なんだかんだで撮影はそれなりにうまくいった。
このカメラ、使い方を工夫しないとダメなようである。

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2018.06.08

KATOのクモハ12のモータ交換

久々の工作。

Kumo1_20180608
 KATO クモハ12を開ける

購入時に走行テストを行うと、長いエンドレスを走らせるとなぜか速度が
早くなったり遅くなったり、勾配では自車の登坂がやっと・・・があって
「なんとかならないか」と思っていた。
(注:個人の感想です)

ようやくヤル気になったので、ボディを開けてみる。
構造は見慣れたKATOの形式である。

Kumo2_20180608
 モータをIMON Miniに交換

もうちょっと大きなモータ?とも思ったが、「小さい方が横から見た
ときに目立たない」ので、使い慣れたIMON Miniに交換した。

Kumo3_20180608
 将来のDCCサウンド化対応のためにソケットを取り付け

いずれはDCCサウンド化する予定なので、ソケット(4ピン)を
取り付けた。
ところで、この車両のライトは台車からの集電部に直刺しである。
そうなると、どうやってデコーダにつなぐのか?謎である。

Kumo4_20180608
 牽引力測定(自重154g) を実施

恒例の「牽引力測定(通称:いじめ)」を行った。
2%勾配を200gの重量貨車を牽引して登ることが出来た。
もう少し補重して空転しないようにすれば、もうちょっと数値は
良くなるのではないか。

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