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2019.01.09

大判デジカメ(iPhone)

寒い日が続く。
こういうときこそ、室内で模型工作である!

しかし・・・

O_camera1_20190109
 とても綺麗な大判デジカメを譲ってもらった

今年に入って、知人の方から大判カメラを譲って頂いた。
100年は経過しているのに美しい姿。
10年前くらいまでは撮影に使っていたとのことで、蛇腹も綺麗で
今でも使うことが可能である。
譲ってもらうときに「フィルム(乾板)が無いから飾り用かな?」と
いう話があった。

そう言われると、使ってみたくなる。
さて、どうするか?

O_camera2_20190109
 時代はスマホ! iPhoneを使うことにする

幸いなことに、ウチでは大判カメラのデジタル撮影の経験がある。
フラットベットスキャナを使う方法である。
それでもいいのだが、今回のカメラは大手札くらいの小型サイズ。
A4サイズのスキャナはどうも不釣り合いである。
歳なので機材を小型・軽量にしたい!
そこで思いついたのが”時代はスマホ”
iPhoneを使えないものか?

しくみは簡単で、ピントグラスの像をiPhoneで撮影するのである。
ここまでは誰でも考えることだが、実際どうやったらいいのか?
被り布でピントを合わせてiPhoneを構えてみたりするのだが、
それではガラス面に反射した”スマホを構えた自分”を写すという
マヌケなことになるだけ・・・(怒)
あれこれ試した結果、”ピントグラス後方に暗箱を作る”ことにした。
素材はティッシュペーパーの空き箱。
(注:筆者はケチである)
それに小さい穴を開けてピントグラスを撮影する。
しくみは極めて簡単なのだが、うまい具合に撮影出来る距離を
割り出すことに苦労した。
近すぎても遠すぎてもダメなのである。
ベストな位置になるまで撮影/箱を修正・・・を気が遠くなるまで
繰り返し。

O_camera3_20190109
 ようやくそれなりに撮影成功

苦労の末に、ようやくこの画像のレベルに到達。
iPhoneでの撮影で苦労したのが「真ん中が明るすぎて飛んでしまう」
ことである。
これはカメラ側の問題だと気が付いて、設定を変更すると少しマシに
なった。
あとは光の当たり方や撮影方法などを工夫していく。
スマホという21世紀の機器を使って”100年前の撮影技術”を
学んでいるような作業である。

O_camera4_20190109
 撮影結果から箱側を改善

何度も何度も撮影して改善を繰り返し、箱側も大きく変化した。
スマホを後ろから押し付けるだけでは光線漏れや押さえている
ことでカメラが動いてしまうこともある。
確実に固定出来ること、光線漏れ防止、抜き差しがやりやすい
などなどと改良してこのような形になった。

さて、本格的に撮影である。

O_camera5_20190109
 椿の撮影

真冬のこの季節、野外で撮影しようとすると意外に被写体がない。
寒い中、歩きまわってようやく椿の花を発見した。
撮影出来る花が少ないので、大判カメラではやってはいけない
急角度での撮影となった。
(このカメラはチルト/シフトが出来るのだが・・・)

大判デジカメ(iPhone)での撮影は、撮影後で画像を編集する
必要がある。

O_camera6_20190109
 撮影後の画像はこんな感じ

O_camera7_20190109
 乾板サイズ分を切り出し/反転して画像処理

大判カメラを使用したことがある人はご存知だと思うが、
ピントグラスの画像は中心部が凄く明るく、周辺は凄く暗い。
スキャナを使うと、この辺りをスキャナ自身がうまく処理して
くれるのだが、iPhoneでは”そのまんま写る”のである。
最終的にはPhotoShopで周辺光量低下を補正するのだが、
それでも中心が明るい。
コツとしては「撮影時に中心が明るくなっても不自然ではない
被写体を選ぶ」ことである。
幸運なことに、デジタルで撮影していると”撮影して確認”が
出来るので、試写してダメなら構図を変えるのである。
こういう”撮影の努力はニンゲンがやるしかない”のが、
古い機材を使う醍醐味である。
室内で行う画像編集についても、撮影時の努力?を元に
修正を加えていくので、訓練を積まないといけない。

O_camera8_20190109
 画像をモノクロにしてみる

モノクロに変換してみる。
う~ん・・・
こちらは、まだまだ工夫が必要だ。

ここまで来るのに3日以上かかった。
あれこれ工夫して道具を使いこなしていくのは楽しい。

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コメント

ピンホールでスマホ利用ですか。なんだか理科の光学実験のようですね。大判カメラのニス色が美しいです。

投稿: ヤマ | 2019.01.11 15:00

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