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2019年6月

2019.06.22

路面電車の新レイアウト(5)

路面電車の複線レイアウトの敷石をどうするか?
実は地味にあれこれ試していた。
Romen1_20190622
色々と考えたのだが、結局「ボール紙にケガキを入れる」という
これまでにもそうしてきた方式になった。
カーブがR140は初めてなので、治具は新規作成である。
ボール紙の厚さや敷石の間隔を決めるのに時間がかかった。
Romen2_20190622
敷石の表現?をどうするか?
石っぽいザラっとした表面、材質(花崗岩?)を考えながら、
あれこれと試作。
最初は灰を撒いて塗装、次はパウダー・・・とやったものの
結局は以下の方法になった。
・白、灰色、黒のスプレーを雑に拭いてザラっとさせる
・リキテックスの白を布の拭くようにしてスリ混み、
 テッシュで拭き取る。
・ウェザリングは適宜擦りこむ
画像では右端上のものである。
Romen3_20190622
試作品をカットして架線テスト台枠に設置。
道路の表現についてもテスト開始。
タミヤの「道路色」のテストも兼ねている。
(まだ固まっていないので仕上げはこれから)
Romen4_20190622
レイアウトの1/4分の敷石の準備を完了。
仮置きして調子を見る。
建物を置いてみて、道路幅を決めたうえで取り付けと
道路/地面の表現を行うことになる。
追伸 2019.6.23
Sun2_20190623
今回の工作のためにスプレー缶を発掘したところ、スエード調塗料が
出て来た。
かなり昔に評価した結果「不採用」になったのだが、ちゃんと
記録していなかったので理由が判らない(アホ!=>自分)
どうにかスプレーが使えたので使用した結果は以下の通り。
・塗装面はいい感じ
・目地を際立たせようとリキテックスを塗ると、食いつき?が
 良くない。
なるほど、こんな理由だったのか。
(ちょっと工夫すれば良くなるかもしれない)
Sun3_20190623
ちなみに、今回試作しものはこんな感じ。

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2019.06.18

電化ナローレイアウトの架線改修

路面電車(複線)レイアウトでの試行錯誤の結果を取り入れて
すっかり停滞していた電化ナローレイアウトの改修を実施。
Romen1_20190618
もはや「見慣れた(飽きた?)風景」
田園風景はほぼ出来ているのに、交換線側の架線システムを
改善したい=>いい案がない、の悪循環で停滞していたのだが、
ポイント部の架線柱(ハンガータイプ)とクロススパンを
交換してある。
Romen2_20190618
元々が「花巻風レイアウト」なので、ポールの車両に対応する
ために分岐部分をどう「正確な位置」に置くか?が課題で
あった。
今まではメッセンジャーを使い、引っ張って調整していたの
だが、それでは「脱着式架線/柱」のメリットが出ない。
今回、以下の改良を行った。
・ポイント側の架線柱を20mmポイント側に移設
・分岐部のポイント側架線を少し補強
上記対応の結果、架線を少し調整するだけで正確な位置に
分岐部を置くことが可能になった。
気が付けば「なんだ、そんなことか」なのだが、そこに到る
までの試行錯誤に時間がかかった。
Romen3_20190618
クロススパンについては、複線レイアウトで作成した先端部が
ネジで脱着可能な架線柱に交換した。
この改良の結果、架線脱着が楽になり、保線も簡単に行えるように
なった。
Romen4_20190618
架線システムの問題は無くなったので、集電装置のチェックのために
試験用台枠を作成した。
このレイアウトを作る際に「架線高をどうするか?」の悩みが
あったのだが、ポールとの共存のために60mmにした結果、
パンタグラフの車両で「少し高すぎるのでは?」とは思っていた。
その時点で対応(パンタ台を付けるなど)したのだが、こうして
みるとやはり高さの不足が感じられる。

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2019.06.09

路面電車の新レイアウト(4)

関東は梅雨入り。
暑いかと思ったら寒くなり、風邪をひきそうである。
それはともかくとして、勾配のある路面電車テストレイアウトの
続きである。

Sun2_20190609

架線柱を大量に作るとき、パイプに穴(何本も)を開けるのは
手間である。
治具を作成することで少し楽になった。

Sun3_20190609

先日作成した架線柱台座を設置。
同時にハンガータイプの架線柱を量産した。
先に作成した”ネジ止め式”の架線柱台座に続いて、「上から
差し込むだけ」のタイプ(網戸のゴムとハトメを使用)を
台枠に取り付け。

Sun4_20190609

このレイアウトからは、使用するジョイントをシノハラ(#60)
からPECOのN用に変更した。
架線のジョイント部は洋白1.0x0.4帯板を使用するのだが、
ジョイントをレールを加工した治具を使って調整する必要が
あることが判った。
新しいことをしようとすると、問題点が次々と発生する。
試行錯誤して乗り越えていくことに楽しさがある?
追伸 2019.6.10
Mon3_20190610
ようやく架線設置完了。
これで「集電装置に押された状態での登坂性能」を確認出来る。
Mon4_20190610
実際に集電可能な装置を装着すると、平坦線でもかなりの抵抗がある。
以前(10年以上前)、エコーさんで購入したビューゲルを
使用すると、ビューゲル装着車は3%勾配も登れなくなってしまった。
とりあえずは、カワイのビューゲルを改造したものに交換して
3%勾配は登坂可能になった。
ところで、この画像は6%勾配であるが、架線柱と比較すると
その急勾配ぶりが際立つ。

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2019.06.07

路面電車の新レイアウト(3)

UPはしないものの、実は地味に路面電車の工作は進行中。

Romen1_20190607

先に作成した”ネジ止め式”の架線柱台座に続いて、「上から
差し込むだけ」のゴム式?台座を作成した。
差込部は皮製品用のハトメ(#200)、架線柱側に使うゴムは
網戸用のゴム(3.5φ)を使うことで「廉価で容易に入手可能な
素材」で実用化している。
架線柱側はネジ止め式のものにゴムを入れるだけで共用可能で
用途により使い分けが可能だ。
(注:いちいち架線柱を作るのは効率が悪いし、予備部品の
 ストックが大変)

Romen2_20190607

差込式で抜けてしまわないのか?
架線試験車(3種集電装置搭載)をすべて上げてテスト中。
3日経過したがビクともしない。
大きな問題がないことは確認出来たので、次は実用性確認のために
試験用のレイアウトが必要である。
(ああ、凄い手間)

Romen3_20190607

以前から必要を感じていた「勾配テスト用レイアウト」を架線
テスト用に新規作成した。
時計回りで6%、逆は3%である。
勾配はクッキーカッター式(先の砂利採り線と同じ)とし、
防音効果用のゴム板も敷設。
レールは先に「抜けてしまった」ものの再検証として、PECOの
#83フレキをテストとして使用している。

Romen4_20190607

6%勾配でテストを行うウォーム式(1:14)の吊掛モータに
よるテスト風景。
単車なので1モータでいいか?の検証なのだが、まったく登坂し
ない(当たり前?)
2個にしたら普通に走行可能になった。
それにしても、この画像を見ると「6%勾配は壁」だと思う
のは私だけだろうか?(笑)

Romen5_20190607

ウォーム式の研究をするのは、画像下の「ロンビック式台車」
で使用する吊掛モータの実用化が目的である。
こうしてみると、「現状のサイズではロンビック式台車の
中に動力が収まらない」ように見える。
(まだまだ研究が必要)
Romen6_20190607
在来型(外台枠が床板ネジ止め)の単車については、
急カーブ/勾配のレイアウトでは、集電不良が発生すること
が判っている。
この点では、だるまやのブリル用動力装置(23.5mm)は
リジット式なのに微妙に車輪が追従するようになっていて
走行性能は素晴らしい(音はちょっと気になるが)
だるまやの動力装置がもはや入手出来なくなったことで
自身で開発せざるおえなくなったことは、大変悲しいこと
である。
地上設備も動力装置も「実用化」は手間である。
ああ、ロコ工作がしたい!
(トーマのシェイIIがなぁ(あとちょっとで完成出来るのに))

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