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2019年9月

2019.09.30

軽便鉄道模型祭よもやま話

軽便鉄道模型祭の良いところは、販売・展示の方との距離感が
近く、色々と会話することで刺激や情報をもらえることである。
その話を書き出してみることにした。
(1)レイアウト作成とは(NHKの「仕事の流儀」参照)
Kei151_20190930
シェフさんの「レイアウト制作とは」
ツィッターで仙北鉄道レイアウトを作っているのは
知っていたのだが、現物をすごく大きかった。
祭り終盤にシェフさんと会話
ム:この大きさとは思いませんでした。
  どれくらいの時間かかりましたか?
シェフ奥様:シェフ、3日前までは駅はまったくの
   更地だったよね
ム:え?そうなの?
シェフ:ムさん、レイアウトは作り始めたら出来るか
   どうか?なんて思っちゃいけません。
   一心不乱に迷わずやれば必ず完成するのです。
ム:・・・う~ん、さすがです。
 
(2)代打の活躍
 みのるさんのレイアウトへの乗り入れ時の話。
Kei152_20190930
急遽調達した機関車と客車
みのるさん:ムさん、乗り入れ車両はウェザリングすると
      言ってたのにピカピカのまんまだよ
ム:ううっ、IMONポーターが間に合わないので20年以上放置して
  いた鉄連タンク片方を動くようにするのがやっとだったので
みのるさん:このロコ、よく走りますね。
ム:このロコ、ともかく集電が悪くて走らないので、放置して
  あったのですが、いじっていたら気が付いたことがあって
みのるさん:え?なにかコツが?
Kei153_20190930
ム:このロコ、たぶん花園製なのですが、キドマイティの頭側を
  台枠に差し込んであるんです。
  で、よく見るとモータの端子と集電ブラシが「紙一重で
  接触してない」んです。
  時間がないので、角材をグイッと入れたらあっさり解決。
みのるさん:え?そんなことだったの!
 
(3)連結器秘話
 みのるさんのレイアウトの乗り入れの人との会話。
Kei154_20190930
お客さん:乗り入れ車両はK&Dに交換したかったんだけど、
     外れないので朝顔型のままなんですよね。
ム:ピンを刺すのが老眼だと辛いですよね。
  で、車両が脱線したりして焦りますし。
みのるさん:IORI工房の朝顔型はリングが押し込むと連結する
    から便利ですよね?
ム:え?あれ、上からピン刺すんじゃないの?
みのるさん・お客さん:え?知らなかったの!
ああ、恥ずかしい。
軽便祭の良いところは、聞くとすぐに買いに行ける!
ダッシュでIORI工房へ。
帰ってきてからまた会話。
みのるさん・お客さん:種類があって大変だったでしょ?
ム:よく判らないので「普通だと思われるものを下さい!」と
 言って買いました。
みのるさん・お客さん: え?そうなの・・・(汗)
 
Kei155_20190930
帰宅して、さっそくS字カーブで動作確認。
R140:牽引では問題なし、推進すると脱線する
R103:Oリングではだめなので長いロットタイプを使用して
    みたがやはりダメだった。
使い方は、まだまだ研究が必要である。
ところで、先の会話には続きがあって
お客さん:ムさん、猫町SLでK&Dカプラーが使えないと
   ボヤいてましたが、トーマさんによるとN用でも組立済
   のナックルのK&Dがあるそうですよ。
ム:え?そうなのですか!
で、またダッシュで買いに行ったものの発見出来ず。
(トーマさんの製品はポケットだけなのかも?)
 
Mon2_20190930

軽便祭での会話がヒントになった!
軽便祭での「ナックル組立済」の会話が頭に残っていたのだが、
それであることをで思い出した。
「そういえば、ホビセンに行ったときにKATOのアーノルド
互換K&Dタイプを買ったぞ!」である。
(忘れていた自分が怖い)
そのままでは使えないので、改造する。
・バネはベリ銅で作り直し(工夫すれば元のバネでもOKかも?)
・高さを0.8mm上げるために基部の上をカット
・動輪押さえ板先端のカプラーを支える部分にt0.5帯板を貼る
という加工をしたところ、無事カプラー取付完了。
それにしても「アーノルド互換タイプ」のカプラーなのに
改造しないと高さが合わないというのは、そもそもの製品に
間違いがあるということでは?(笑)
 
Mon3_20190930
その勢いで、残りの猫町線車両もK&D対応を行った。
カプラー問題は「昔も今も頭が痛い」のである。

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2019.09.29

第15回軽便鉄道模型祭

第15回軽便祭りに行って来た。
Kei151_20190929
今回のエッチング板の完成品
Kei152_20190929
ここまで作れるものとは!
入場早々に、今回の記念エッチング板の完成品を見せてもらった。
ツィッターで見てはいたのだが、ここまでとは・・・
動力はどうなっているのだろう?と思っていたのだが、キャブ内に
収まっているとのことであった。
 
Kei153_20190929
え?こんなに大きいの!
Kei154_20190929
車両がちゃんと水面に写り込んでいる
シェフさんの仙北レイアウト、こちらもツィッターで部分的には
見ていたのだが、現物は「え!デカい!」
お話を聞くと、ディテールについては3日で仕上げたという
脅威のスピード感だったとのこと(絶句)
 
Kei155_20190929
ある意味、今回最大のニュース
予告にあった「猫町線の新型」は電鉄であった。
車両は「福島交通」に似ているのだが、花巻にも使えそう・・・
ん?でも、こちらは1/80だ(涙)
ウチの花巻デハとは共存出来ないのか・・・(しんみり)
どうせなら、馬面も出してくれたらなぁ(遠い目)
それはともかく、プラ車体だと「架線集電」では集電装置の
絶縁が楽である。
発売が楽しみ。
 
Kei156_20190929
現物を見てビックリ!の小ささと集積度
コンさんのドコービルキットは完売であった。
完成品と動力部を見せてもらったのだが、「私にはムリ!」
の細かさと集積度であった。
 
買い物を済ませ、いよいよ展示フロアである。
 
Kei1511_20190929

跳ね上げ橋のギミック、これはやってみたい!
 
Kei1512_20190929
何度見ても「手に汗握るシーン」は健在!
 
Kei1513_20190929
立山砂防、これはいいなぁ
 
Kei1514_20190929

こちらも良い感じ

ツィッターで見ていたが、現物を見るとやはり良い。
私もやってみたい題材。
 
Kei157_20190929

今年もお世話になりました。
会場を回ってから、乗り入れをお願いしていたみのるさんの
ところに到着しました。
Kei158_20190929
意外に簡易軌道になじむダージリンタンク
下内町営軌道は初めてですが、いい感じでした。
浮くかと思ったダージリンタンクですが、あれ?いいかも?
後ろに繋がっているのは、簡易軌道用に急遽作成した客車。
乗工社の木曽客車をサウンドカーにしようとして失敗して
放置されていたものにアーチバー台車を付けたものです。
今後も簡易軌道用として生かせるかも?
 
現在、工作が停滞している自分の簡易軌道レイアウトの参考として
下内町営軌道のストラクチャをしみじみと見学。
 
Kei1515_20190929
ミルク貯蔵庫裏手
北海道特有の煙突と屋根上の通気ダクト?が参考になる。
Kei1517_20190929
表側
土台が高いのは直接トラックにミルク缶の積み下ろしをするためか?
 
Kei1516_20190929
職員詰め所
私もこの手の建物を作ったのだが、どうも今一つだと思っていた
のだが、この建物をしみじみと見ながら「直さないとなぁ」と
思うのであった(遠い目)
 
Kei1510_20190929

見届けることが出来ました。
今回は閉会までいましたので、無事完成を見届けました。
 
Kei159_20190929
今回のお買い物
ミニ・ダックスは買えませんでしたが、思いのほか
買い物をしてしまいました。
 
今回も色々な方にお世話になりました。
ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。

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2019.09.25

軽便祭りの乗り入れ車両


9/29の軽便祭りまであとわずか。
今年はどのようなレイアウトや車両が見られるか?が楽しみ。
 
Wed3_20190925
軽便祭りの乗り入れ車両
 
乗り入れ車両については、以下の自己ルールを決めている。
・乗り入れ/撤収の時間短縮のためK&Dカプラー
・適度に実感処理を行う
・十分に走行テストを済ませておくこと
結果として、これらの車両がほぼ確定となった。
Wed6_20190925
杉山模型ダージリンタンク
定期的に「レイアウトをなんとかしたい」と思うのがダージリンの
車両である。
昨年1両増えて、いよいよ「なんとかしなくては」と過去の試作
レイアウトを出してきてあれこれ検討中。
その一環として、2両に実感処理を施した。
ウェザリングはいいとして、人形は祭りのときにダージリン用の
人形を購入したはず・・・と思ったがぜんぜん違うものが購入して
あった・・・というボケをかましてしまった(が~ん)
動力の整備、カプラーは後部のみK&Dに交換を実施。
Wed7_20190925
トレインスコープについて
軽便祭りでよく作りこまれたレイアウトを見ていると
「この風景を車窓から見たい」とよく思うことがある。
そういえば、15年前にトレインスコープの実用化テストを
したなぁ(遠い目)を思い出したので、久々に引っ張り出してみた。
結果としては、以下の問題があることが判った。
・軽便車両のように低速運転ではレール給電では画像が乱れる
・カメラ本体車両だけでもかなり大柄
・受像機をどうするか?(乗り入れに大荷物を持ち組むのは失礼)
結局、撮影?許可をお願いする段階にないので断念。
(来年に向けてお願いだけはしておこうか?)
  
Wed4_20190925

今年の「隠し玉」 結局未着手に終わる(ち~ん)
 
何か隠し玉があるといいかも?と思っていたのだが、消費増税前に
購入したIMONの木曽ポーターを組んで・・・
結局、未着手のまま(ち~ん)
軽便祭りが楽しみ。

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2019.09.21

軽便レイアウトへのトレインスコープ導入テスト

軽便祭りまで1週間となった。
素晴らしいレイアウトやモジュールを今年も見られるかと
楽しみにしているのだが、毎回やってみたいことがあった。
Tscope1_20190921

「車内からの風景が見たい」トレインスコープの入線
よく出来たレイアウトだからこそ「乗客の視点で見てみたい」
かつてはVTRカーと呼んでいたのだが、自身のHPの記録を
確認してみると、1998年に長尾軌道県道線(路面電車)の
レイアウトに入線する試みを行っていた。
その時点では「VTRカメラ自身があまりに大きい」ので、
軽便レイアウトへの応用は断念していた。
その後、トレインスコープが発売になり2004年にテストを
実施していた。
Tscope2_20190921
15年経過して再度挑戦
記録を見ると「あと一歩」のところで停滞したままになっていた。
なぜなのだろうか?
あまりに昔の話なのでまったく思い出せず、最初からやり直しである。
(それでも「実験結果」が記録してあるのは助かった)
まずは手持ちのCR123x2を使用して走行テストを行ってみる。
Tscope3_20190921

カメラからの画像、意外にいい感じ?
草軽風レイアウトを走行させて画像を見てみる。
画像そのものは「お、いいんじゃないか」というレベルである。
では、なぜ前回の試みでは「実用化一歩手前」で中断して
しまったのだろうか?
Tscope5_20190921
問題点1:もうちょっとコンパクトにならないか?
使用していると思うのが「もう少し小さくならないか?」である。
電池使用の場合はボギー貨車x2両、レール集電にする場合でも
単車が付随すると編成長が10cmを超える。
編成長については多少我慢するにしても、高さはそれなりで
レール集電時にはバッテリー(走行時に充電される)が
かなりかさばる。
ところで、編成が大きくなることを我慢してでもバッテリー車を
使用するのには理由がある。
路面電車でも軽便鉄道でも「車両は低速走行」である。
トレインスコープは説明書には「4.5v以上で使用」となっているが
実際には6v以上(実際にはパワーパックの容量(A)による)で
走らせる必要があり、速度が高すぎて・・・な画像になる。
しかも「停車中」が問題で、製品添付のバッテリー(コンデンサ?)
で多少維持出来るはずなのだが、実際はすぐに見えなくなって
しまう。
(高速走行を連続で行う状況であれば違うのかもしれないが)
Tscope4_20190921
問題点2:どの電池を使うか?
2004年のテスト時にもこの点が問題になっていた。
・4LR44(6v):5分程度で電池が熱を持ち送信不可でになる
・LRV08(12v):上記と同様
・CR123(3V)x2:問題なし、クリアな画像が送信される
電池が発熱する状況はかなり危険である。
2004年時にはCR2x2であったが、これくらいの電力がないと
安定した使用が不可能なのである。
実はCR2x2個をそのために購入したのである。
それで判ったことは・・・「え?こんなに高くなったの!」
なんと!1個700円以上!(税込)
コスト問題は深刻である。
前回のテスト時のCR2x2はかなりの長時間使えたようだが、
さてはてどうしたものか・・・
Tscope6_20190921
問題点3:携帯可能な受像機、そして「小さい」
過去の記録を調べていると、どうやらこの点が問題だったようだ。
1998年のVTRカーは「汎用VTRカメラを改造」したものなので
当時は普通だった受像機側アンテナで受信が可能であった。
携帯用の液晶TV(安い)もあったので、すべて「汎用品」で
済ませていた。
トレインスコープの受信機は専用のものでoutputのコネクタは
ビデオデッキ用である。
ここで「携帯液晶TVにどうやって接続する?」が問題になる。
CASIOの携帯液晶TV(2種持っている)どうやら特殊なプラグで
音声と画像が3.5φのプラグ1本で接続出来るようになっている。
現役当時なら普通に入手可能なものでも、平成を通過して令和の時代に
なってしまうと、接続コードor変換プラグを探しても・・・(呆然)
それでも苦労してオーディオ用の変換コネクタを入手。
3mm寸止めの差込量で画像が出るようにするのに半日かかった。
カッコ悪いのもさながら、クリックがかからず縛って使うという
なんともカッコ悪い姿では実用とはやや言い難い。
それでも「やった!写った!!」なのだが、そこで気づいた。
「この画像を見て楽しいか?」(驚愕の事実)
やはり、もっと大きな画面で見ないと臨場感に乏しい(当然)
 
やはり、実用化するには「もうちょっとがんばらないと」である。
なにはともあれ「15年放置状態」だった理由は判った(ち~ん)
 
追伸:2019.9.22
問題点は判ったので、少しずつでも解決していく。
Tscope7_20190922
対策1:ビデオキャプチャーの導入
トレインスコープからの動画については「どうせならキャプチャー
出来る環境にする方がメリットが大きい」と気が付いた。
さっそく、バファローのキャプチャーを発注すると、その日のうちに
到着。
これでパソコンで画像を見ることは出来るし、動画の取り込みも
可能である。
Tscope8_20190922
対策2:トレインスコープを牽引にする
軽便のレイアウトは急カーブの連続なので、カメラは内側に向けて
固定になっている。
16番での運転のように「前方を見る」ということが無い
(というか旋回出来ない)ので、ならば居直って「通常の客車」
同様に牽引すれば走行が安定する。
 
追伸:2019.9.26
Tscope9_20190926
専用フラットカーを作成して「乗客目線」にする
 
視点を下げるために専用のフラットカーを作成した。
(15年前に作成したものはどうなったんだろう?)
これで「乗客目線」くらいになったはずである。
 
Tscope10_20190926
草軽風レイアウトでの「車窓」
 
まあまあ「乗客目線」なったような気がする。 
この画像を見て「まるでデジャビュ」と感じたことがある。
トレインスコープ(当時はVTRカー)が出来て走行テストを
行った20年前にこう思った。
「このような装置で自身の視線が乗客目線になるとレイアウトの
作り方を変えないといけない」 
そして、令和の画像がコレ!
「おいおい、このスポンジ感満載はどうよ!」
反省してないなぁ=>オレ!(呆然)
 
追伸:2019.9.27
Fri6_20190927
15年の宿題を完了
 
秋葉原に行って接続方法をあちこちで相談。
結果、「4極プラグ」というものがあることが判明。
プラグ一体型とケーブルが分岐したタイプ(これは珍しい)があり
両方購入してきた。
帰宅して接続してみると「お、いいじゃん」
ここまでやって気が付いた。
車両側と液晶TVは電池で使えるのだが、受信機だけACが必要。
う~ん・・・

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2019.09.18

OLYMPUS OM-3と交換レンズ

東急のカメラ市は今回が最後とのことである。
そう言われてしまうと「何か記念になるものを」と思ってしまう。
そこで思い出したことがあった。
Om31_20190918

OM-3にようやく交換レンズx2本
OM-3は私が新橋勤務時代に購入したものである。
当時、オリンパスがOM製品の製造を完了するとのことで、最後の
交換レンズ販売が行われたのだが、以前から欲しいと思っていた
Macro 50F2を”珍しく”新品で購入したのである。
そうなるとボディが必要になる。
当時、M-1しか所有していなかったので、もうちょっと新しいものが
と中古で購入したのであった。
さっそく、フィルム2本ほど撮影し「いいレンズは良く写る」と
思ったのだが・・・
その後の交換レンズは、F2シリーズでと思ったのだが、高級なので、
ぜんぜん買うことが出来ず・・・
10年近くその状態を続けていたのだが、歳を取った私は「f値より
軽くて便利なレンズを」と普通のレンズを探していたのであった。
カメラ市の会場で、よく知ったお店で廉価に2本購入。
さっそく、翌日撮影を実施。
ところが・・・
Om32_20190918
見方が判らない露出計の表示
Om33_20190918
操作系の使い方すっかり忘却
中古購入なので取説類は一切ない。
購入時点では、Tiが現役だったので、雑誌や各種書籍に使い方が
載っていたので、それを参照して使ったのだが・・・
(フィルムを入れてから思うことか?=>自分)
とりあえず、使いながら思い出すことにした(おいおい)
Om39_20190918
135F3.5 F=1:5,6
露出計については「昔のクルマのスピードメータのようなバーが
シャッター速度の下くらいまで来ればいいか」とレリーズした
のがこの画像である(間違ってます)
なんとかPhotoShopで修正可能なレベルで写っていた(ち~ん)
使っているうちに、>!<の辺りに合わせればいいのだろう、
と気が付いて撮影を継続した。
Om37_20190918
135F3.5 F=1:5,6
Om34_20190918
M-SYSTEM 50F1.4 F=1:4
Om36_20190918
28F2.8 F=1:5,6
28mmだけは翌日撮影である。
1本目のフィルムをスキャンして確認、使い方を思い出したので
少し良くなっている。

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2019.09.15

CONTAX RTSの復活

CONTAX RTSは「私が自分で初めて購入したカメラ」である。
高校2年のときに「自分用のカメラが欲しい」と思い、手持ちのお金を
全て投入して、新宿のミヤマ商会で中古のRTSを購入した。
そして、夏休みのバイトで追加で2本レンズを購入(遠い目)
Rts1_20190915
「青春のカメラシステム」の復活
当時はカメラ好きでもなかった?ので、3年毎くらいにオーバーホールに
出して使っていたのだが、メーカーが京セラになってしばらくして
RTSのオーバーホール受付が終了してしまった。
結局、「メンテを打ち切らないメーカーにシフトしよう」ということに
なり、レンズx3本、ボディは当初からのRTSのみで動態保存状態に
なって久しかった。
それが、今年になって嬉しい情報が入ってきた。
なんと!ヤシコンボディのほぼ全てがメンテ可能になったのである。
さっそくRTSをオーバーホールに出すことにしたのだが、オーバーホール
可能なタイプがあるとのことなので、1番手は新しいタイプ(記号:H)
から依頼することにした。
結果的に大変な修理だったようで、今となっては恐縮しているのだが
貼り皮もすべて交換してくれた(今風のタイプ)にしてくれたので
実用上便利になったことは嬉しい。
嬉しさついでに、かつて売却してしまった”青春のSonnar135F2.8”を
再購入して、高校時代のセットを復活させた。
参考:
RTSの修理可能な条件については、ボディ内記号以外にも判断基準が
あるので、確認が必要です。
Rts2_20190915
Planar50F1.7 絞り解放
このレンズは高校時代に使っていたものではない。
Planar50F1.4は現在オーバーホール中である。
標準レンズがないと困るのと、以前から欲しいと思っていた
レンズなので購入した。
実際に使ってみると50F1.4より軽量で、描写(ボケ味など)に
ついてもなかなか良い。
Rts6_20190915
Distagon28F2.8 F=1:8
このレンズこそ「高校時代に苦労して購入した交換レンズ」である。
改めて使用してみると「いいレンズだなぁ」と思う。

Rts3_20190915_20190915144001
Distagon28F2.8 F=1:5,6
ところで、上記の画像を見てもらうと判るのだが「RTSのAEを
使うにはちょっとコツがある」をすっかり忘れていたことがある。
「あ!RTSのAEは明るい方に引っ張られるんだ!!」
Rts5_20190915
CONTAXシリーズの特徴あるダイヤル配置
ZEISSとヤシカがCONTAXブランドを開始するときの条件の中に
「シャッター速度と露出補正のダイアルの位置が逆」があった
ことである。
購入当時、私は「なんで?」と思ったが慣れてしまえばどうという
こともない。
問題は「実際に使ったときにどうなるか?」である。
今回も露出補正ダイアルを操作して影の部分を救済しようと
したのだが、結果は「あんまり変わらないなぁ」であった。
それで思い出したのが、学生時代には「逆光時には自分のカンで
マニュアル露出にしていた」ことである。
思い出してみると、なにかこう懐かしい思い出である(遠い目)
ところで、今回の記号:Hのボディを入手して判ったことがある。
私が元々所有している初期タイプのボディ”E”はシャッターダイアルの
クリックが緩く、Aモードからうっかり動いてしまってイラッとする
ことがあった。
それが、”F”以降からはAモードのクリックが硬くなって、外れにくく
なっていることである。
”H”については、パチン!と音がしてはまるようになっていた。
地味に改良が続いていたことが知ることが出来た。
Rts4_20190915
Sonnar135F2.8 F=1:5,6
かつては「135mmってアマチュアっぽい」と思って手放した
レンズである。
”オリンピアゾナーの復活(だっけ?)”のSonnar180F2.8を
購入する下取りにしてしまったのである(痛恨)
令和の時代になり、反省して再入手してみると使い易い良い
レンズである(当たり前?)
参考文献:
クラシックカメラ専科No.26 
ヤシカ・京セラ・コンタックスのすべて

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2019.09.02

草軽風レイアウトの作成(2)

少し開いてしまったが草軽風レイアウトの続きである。
サボっていたのではなく「借景にするための樹木」について
あれこれ試行錯誤をしていたので時間がかかった。

Kusaga1_20190902

地面の処理に続いて、草を撒く。
「草軽風」ということで、どちらにするか?を迷ったのだが、
結局、普通にスポンジタイプになった。

Kusaga2_20190902

一番迷ったのが「樹木」である。
今までのレイアウトでは、「収納や移動のときにガタガタやっても
破損しない強度」を考慮して、いわゆる「煙突掃除ブラシタイプ」を
使っていた。
実はそれを用意していたのだが、試してみると「これが借景?」
という疑問が大きかった。
結局、手持ちのオランダフラワーを総動員して樹木を作成した。
上記の問題を克服するために、葉っぱや幹の補強方法を試行錯誤した
ためにかなりの時間がかった。

Kusaga6_20190902

試験的に作成した「オランダの木」を、「コレジャナイ感」の
木が植わっていた簡易軌道風レイアウトに植樹。
(一本だけ試しに元の木にしてある(左から5番目)
どうやら「いい感じ」なので、幹の補強をして採用となった。

Kusaga3_20190902

植樹と架線関係の設置を終えた姿。
これでほぼ完成である。
さて、次はいよいよ「借景効果」の検証である。
Kusaga7_20190902
草軽の特徴である「オメガループ」を借景で表現出来ないか?
それを試すために中央を空洞にして、手前側を盛り土風にして
あるのだが、借景としての効果はどうか?
色々な角度で撮影した結果は「そうかなぁ??」という感じである。

Kusaga5_20190902

こちらは「借景」というよりは、花巻デハを使うための「路面」を
表現している。
こちらも、まあまあか?

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