軽便鉄道模型祭よもやま話
軽便鉄道模型祭の良いところは、販売・展示の方との距離感が
近く、色々と会話することで刺激や情報をもらえることである。
その話を書き出してみることにした。
(1)レイアウト作成とは(NHKの「仕事の流儀」参照)

シェフさんの「レイアウト制作とは」
ツィッターで仙北鉄道レイアウトを作っているのは
知っていたのだが、現物をすごく大きかった。
祭り終盤にシェフさんと会話
ム:この大きさとは思いませんでした。
どれくらいの時間かかりましたか?
シェフ奥様:シェフ、3日前までは駅はまったくの
更地だったよね
ム:え?そうなの?
シェフ:ムさん、レイアウトは作り始めたら出来るか
どうか?なんて思っちゃいけません。
一心不乱に迷わずやれば必ず完成するのです。
ム:・・・う~ん、さすがです。
(2)代打の活躍
みのるさんのレイアウトへの乗り入れ時の話。

急遽調達した機関車と客車
みのるさん:ムさん、乗り入れ車両はウェザリングすると
言ってたのにピカピカのまんまだよ
ム:ううっ、IMONポーターが間に合わないので20年以上放置して
いた鉄連タンク片方を動くようにするのがやっとだったので
みのるさん:このロコ、よく走りますね。
ム:このロコ、ともかく集電が悪くて走らないので、放置して
あったのですが、いじっていたら気が付いたことがあって
みのるさん:え?なにかコツが?

ム:このロコ、たぶん花園製なのですが、キドマイティの頭側を
台枠に差し込んであるんです。
で、よく見るとモータの端子と集電ブラシが「紙一重で
接触してない」んです。
時間がないので、角材をグイッと入れたらあっさり解決。
みのるさん:え?そんなことだったの!
(3)連結器秘話
みのるさんのレイアウトの乗り入れの人との会話。

お客さん:乗り入れ車両はK&Dに交換したかったんだけど、
外れないので朝顔型のままなんですよね。
ム:ピンを刺すのが老眼だと辛いですよね。
で、車両が脱線したりして焦りますし。
みのるさん:IORI工房の朝顔型はリングが押し込むと連結する
から便利ですよね?
ム:え?あれ、上からピン刺すんじゃないの?
みのるさん・お客さん:え?知らなかったの!
ああ、恥ずかしい。
軽便祭の良いところは、聞くとすぐに買いに行ける!
ダッシュでIORI工房へ。
帰ってきてからまた会話。
みのるさん・お客さん:種類があって大変だったでしょ?
ム:よく判らないので「普通だと思われるものを下さい!」と
言って買いました。
みのるさん・お客さん: え?そうなの・・・(汗)

帰宅して、さっそくS字カーブで動作確認。
R140:牽引では問題なし、推進すると脱線する
R103:Oリングではだめなので長いロットタイプを使用して
みたがやはりダメだった。
使い方は、まだまだ研究が必要である。
ところで、先の会話には続きがあって
お客さん:ムさん、猫町SLでK&Dカプラーが使えないと
ボヤいてましたが、トーマさんによるとN用でも組立済
のナックルのK&Dがあるそうですよ。
ム:え?そうなのですか!
で、またダッシュで買いに行ったものの発見出来ず。
(トーマさんの製品はポケットだけなのかも?)

軽便祭での会話がヒントになった!
軽便祭での「ナックル組立済」の会話が頭に残っていたのだが、
それであることをで思い出した。
「そういえば、ホビセンに行ったときにKATOのアーノルド
互換K&Dタイプを買ったぞ!」である。
(忘れていた自分が怖い)
そのままでは使えないので、改造する。
・バネはベリ銅で作り直し(工夫すれば元のバネでもOKかも?)
・高さを0.8mm上げるために基部の上をカット
・動輪押さえ板先端のカプラーを支える部分にt0.5帯板を貼る
という加工をしたところ、無事カプラー取付完了。
それにしても「アーノルド互換タイプ」のカプラーなのに
改造しないと高さが合わないというのは、そもそもの製品に
間違いがあるということでは?(笑)

その勢いで、残りの猫町線車両もK&D対応を行った。
カプラー問題は「昔も今も頭が痛い」のである。
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コメント
私もNゲージとご無沙汰している間に、ケーディーと連結できるナックルカプラーがたくさん発売されているのを知って唖然としました。この手のカプラーはデカいカプラーポケットなくても使えるのは形態的にはよいのですが、復元バネが微妙なんですよねぇ というわけで私もどうやればいいのか確信をえられていません。
投稿: ゆうえん・こうじ | 2019.09.30 23:07