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2019年10月

2019.10.25

Two-Foot Model Works 谷村タイプGL(6)

まだまだ続く、谷村GLワールド!
2両目はRM LIBRARYを見ながらディテールを検討する。
 
Fri4_20191025
ボディ/床板分離のままディテール追加する
将来的な追加加工を容易にするため、ボディ/床板は
分離可能にするための構造を考えていた。
2両目はキャブ後部の箱?は止めて、砂箱/デッキの
構造にするのだが、そのためにステップというか独立の床板を
t0.3真鍮板を切り抜いて折り曲げの脚付きにする。
過度はL字形になるように切るので面倒である。
キャブから出っ張るモータ後部に干渉しないよう現物合わせで
加工していく。
 
Fri5_20191025
床板の次は砂箱
床板の作成でモータ後部の干渉がない寸法が判ったので、
砂箱を作成する。
本来は下部は隙間があるのだが、モータを避けるために
床板まで一体になる。
 
Fri2_20191025
デッキ手スリを付ける
0.4φ洋白線で手摺を付ける。
この工作そのものはどうということもないのだが、16番の
車両では0.5φ~0.6φで作るものを、0.4φにすると先端が
細くて良く見えない(涙)
 
Fri6_20191025
前位手スリも一工夫
床板分離のため、前位手スリは下に1.0mm幅帯板で小さな
張り出し部を付けてそこに差し込む。
1.0mm幅に0.5φの穴を開けるのが「み、見えない」
 
Fri7_20191025
どうにかモータは納まった
現物合わせであれこれ苦労して、どうにかモータを収めた。
令和の時代の「小型高性能モータ」の時代でも、こういう苦労は
まだまだ続くのである(ち~ん)
 
Tue1_20191112
後ろのヘッドライトは屋根上
2両目は変化を付けるため、後ろのヘッドライトは屋根上に
付けることにした。
ドリルレースしたものに下から0.6φ洋白線を刺すのだが、
1個失敗して潰してしまった。
 
Tue2_20191112
ヘッドライトを左の寄せて付ける
NEKOの魚梁瀬の本を見ると、ヘッドライトが片方に
寄せて付けられているものがあるのに気が付いた。
さらに調べると、谷村GLは木炭ガス発生機を最初から
装着して生産されたものがあり、発生器を避けて
ライトが付けられたらしいことが判った。
それをやってみたいのだが・・・
取付後に資料を見返すと「あ、右側だった」
まあ、スケールではないのでなんとなくそうなっていれば
いいかと妥協する。
 
Tue3_20191112
ラジエターグリルの固定方法
ラジエターグリルは接着にしたのだが、4隅をチョコっと
接着するだけではどうも心もとない。
どうしたものか?
結局、ローテクで「接着面積を増やそう」ということで、
下側に帯板を付けて接着面積を増やした。

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2019.10.24

Two-Foot Model Works 谷村タイプGL(5)

2両目があるので、とりあえず完成させる。
 
Tani1_20191024
塗装・・・失敗?
トビカを下塗りして楽しようと思ったのだが、ここに来て
寒くなったうえに雨という条件が祟ったのか?塗装の地肌が
悪くなってしまった。
トビカの場合、硬化に24hかかるのでそれまでは処理出来ない
ことと、塗膜が薄いのでペーパーをかけられない。
仕方がないので、塗膜効果後に本塗装をしながらペーパーを
かける・・・おいおい、手間増えてるじゃん(涙)
 
Tani2_20191024
ウェイトを積む
2両目はキャブ後ろの箱?がないタイプにすることを考えて
いるので、ウェイトは中央部にバランスを取って搭載した。
結果、19g=>26gとなり、一応「目標重量」にはなった。
 
Tani3_20191024
一応完成とする
台枠前後の隙間を塞がないといけないのだが、とりあえず
「完成」として走行テストを行った。
色々あったが、こうしてみるといい感じ?
 
Tani4_20191024
連結器高さに問題あり
MWの運材台車を牽引させてみると、連結器の高さが1mm以上
高くなっていることが発覚した。
モータをアル0610に変更したことで動力部の取付方式を
変えたことの影響なのだが、解決策を考えないといけない。
 
Tani5_20191024
ループ線(勾配6%超)
勾配線の走行テストも実施。
当然?だが登り切れなかった。
小型林鉄ロコで作業軌道のレイアウト・・・と思うのだが
なかなかにハードルが高い。

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2019.10.19

Two-Foot Model Works 谷村タイプGL(4)

シンプルな車両なので、ディテールパーツで悩むところは少ない。
 
注意!
ボール盤やハンドツールによるドリルレース工作は、専門的
知識と技術が必要な「危険を伴う」工作です。
経験の無い方は絶対に真似しないで下さい!
 

Tani5_20191019
ヘッドライトに悩む
このロコでディテールパーツらしいものはヘッドライトと
排気管くらいである(個人の感想です)。
物凄い過去の記憶で「エコーのおわんライトを使うか」と
思ってごそごそ探す・・・あれ?無いぞ。
さらに発掘するとエコーのおわんライトが出てきたのだが、
あれ?こんな立派なロストパーツだっけ?
私のおぼろげな記憶・・・あれは確か父とエコーモデルに
初めて買い物に行ったとき買った洋白の挽物のおわん型
・・・え?それ40年以上前じゃね?(唖然)
谷村GLのヘッドライトは「田舎の木製電柱についている
傘つき電球」みたいなヤツなのである。
仕方がないので、パーツケースを発掘するのだが、屋根に
差し込むタイプしか発見出来ず。
仕方がない、買いに行くか(台風被害の件も心配だし)と
二子玉のいさみやでアルのおわんライトを買って帰宅。
(ちなみに、まったく被害なしだったそうです)
さて、接着・・・あれ?ナロー用じゃないのだ(愕然)
 
Tani1_20191019
仕方がないのでドリルレース
諦めて自分で作ることにした。
形を考えるとピボット軸のメタルが良さそうである。
私は怠け者なので、こういうものを挽くときには
「似たような形のものを素材にする」のである。
これは、父(昔からのモデラーの人からも教わった)
伝授の知恵である。
なので、昔からドームが付いた蒸気のジャンク品が
あると買ってきてせっせとバンクしている。
(鉄模社のエッチング板キットは最高です)
メタルは2種類あって、日光台車用のもの(先が
とがっている)とアルモデルのOナロー用(後ろが
平)のものがある。
メタルを使うのはピボット軸用なので穴の奥は
しっかりと尖っているので確実にセンターに穴が
開けられるというメリットもある。
穴径も2.1φ広げる。
 
Tani2_20191019
0.6φ洋白線を刺してドリルレース
え?こんな細い洋白線を軸にドリルレース可能なの?
可能なのである。
メタルの素材は快削真鍮で、回転させてちょっとヤスリを当てる
とサクサクと削れてしまう。
アルモデルのメタルは先端の太い部分はカットしてから作業を
行う。
上が日光用メタルで作成したもの、下がアルのメタルである。
少しでも小さいものが良いので下のものを使うことにした。
 
注意!
細い軸をドリルレースで抜けないように固定するのは
それなりに難しいです。
固定が甘かったり、ヤスリの当て方が悪いとワークが飛び散って
怪我をしますので、技術の無い方はマネしないで下さい。
 
Tani3_20191019
屋根板はt0.3で作り直し
キットの板が柔らかい素材なので、きれいに丸くならなかった
ので、t0.3の真鍮板で作り直した。
太い真鍮棒に押し付けてアールを付け、段々と大きな径の
ものに当ててカーブを合わせていく。
ところで、この棒は「ドームの裾のアールを付ける治具」
である(これも父のノウハウ)。
ドーム裾を内グリして、硬い棒に当てて上から木槌でポ~ンと
やるといい感じに裾が出来る。
種類は3種類くらいあれば大抵のロコのドームは作れる。
 
Tani4_20191019
排気管も付けて工作終了
1.0φパイプで排気管を作って、それらのパーツを付けて
工作は終了。
ラジエター前の保護板はこれを付けるとラジエターが
見えなくなるんだよなぁ・・・と最後まで躊躇っていたが
泣く泣く接着。
ラジエターキャップは文房具のオフィス・ピンというものの
頭のところである。
このピン、かつては蒸気機関車のバルブギア用のピンが
製品としてあった(どこの製品?)のだが、いつの間にか
無くなってしまったので、代替品を探した結果見つけた
ものである。
大量に入手出来てともかく安いので色々と使える。
 
Sat2_20191019
残り1両を組んでみる
もう1セットを、半日かかってここまで組めた。
予想を超えて時間がかかったのは、ラジエター部の板積み重ねを
板の位置合わせをしてから洋白0.3φを刺して行ったところ
穴の微妙な位置の違いで精度が出ず、なんとか形にするだけでも
1時間以上かかり、さらにカバーを付ける調整(結局ダメ)
に2時間近くもかかったのが原因である。
 
この経験から「なるほどそれで板折り曲げ式に進化したのか」と
納得することが出来た。
何事も「失敗の経験からの改良」なのである(遠い目)

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2019.10.15

Two-Foot Model Works 谷村タイプGL(3)

Two-Foot谷村GLの工作は続く。
 
Tani1_20191015
床板を組む
上回りと動力を繋ぐために床板を組む。
 
Tani1_20191020
動力部を入れるための切り欠き
アル0610を使った動力を入れるために床板を切り欠く。
開口部の大きさはこんな感じ。
 
Tani2_20191020
床板のフチの曲げのコツ
床板側面のフチは万力でくわえてちょっと押すだけで簡単に
曲がる。
コツとしては、まずは画像の位置で曲げクセをつけて、
ちょっと上に上げて軽く押すと直角になる。
 
Tani3_20191020
端梁のカプラーの曲げ
(1)まず右のように片方を万力でくわえて曲げる
(2)右のように曲げたものを万力にくわえ直して、t1.0板を
   当てて曲げる
Tani4_20191020
(3)板にくわえたまま万力に入れなおし、軽く上から叩いて
   平にする。
  
Tani2_20191015
精度と強度を確認しながら組んでいく
端梁はエッチング板3枚重ねで、2枚目がカプラーを兼ねている
ので、きちんと出っ張るように調整しながらハンダ付けしていく。
床板の縁は0.8mm幅の帯板を内側から貼って強度を出しているが
この材料は私が架線で使う硬い素材のものである。
魚梁瀬の特徴?である大きなステップは、パーツを見ていると
端梁に中央部をハンダ付けするようになっていたので、ハンダを
流してから表の留め具をハンダ付けした。
 
Tani3_20191015
アル0610はギリギリでキャブからはみ出す
組んでみた結果、大柄のモータを使用したのでキャブ内に
収まらなかった。
もう1両分キットを持っているので、動力部をもうちょっと前に
出せば収まるのだが、どうしたものか?
(もうちょっと小柄にしたい、という希望もある)
 
Tani4_20191015
ホイットコムとの比較
谷村GLは作っていると超小型だと思っていたのだが、
MWホイットコムと比較するとちょっと大柄に見える。
重量を計測。
・ホイットコム:27g
・谷村GL: 16g(現状)
スペースはそれなりにあるので、10gは搭載可能か?
 
Tani5_20191015
エッチング板のネームで製造年度が判明
重量を20gくらいにして走行させたところ快調であった。
あとはディテールなので、どう仕上げたものか?
ところで、エッチング板にネームがあったので白を入れて
記念撮影してみた。
バレルレンズのような感じになって楽しい。
このプレートのおかげで、この製品が2003年であることが判明。

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2019.10.14

Two-Foot Model Works 谷村タイプGL(2)

Two-Foot Model Works 谷村タイプGLの工作は続く。
 
Mon4_20191014
動かすためにはモータを付けないと!
小型ながらも機関車なので、少しでも大きなモータを使いたい。
ということで、アルの0610を初めて使用することにした。
それはいいのだが、そうでなくても小さいTOMIX台車部に
自分で取付台を作成して固定するのは難しい。
アル0610はそもそも取付ネジが1.2φだったり、小さいくせに
メタルが3.0φもあったりして取付台作成は面倒この上ない。
何個も作っては失敗し、作り直してはまたダメ・・・
 
Mon5_20191014
どうにか動力部に取付台を固定
単に接着しただけではダメなので1.0φネジを併用する。
この狭い中にギアがあるので、その部分を避けてネジを入れるのは
面倒このうえない。
さらに回ってしまわないように、0.5φ洋白線をピンとして
打ち込んだのだが、小型ロコは苦労は多い。
この後、ウォームを固定してから実際にモータを回しつつ
取付調整をするのがまた一苦労であった(遠い目)
 
Mon6_20191014
アルN16と大きさ比較
動力が出来たところでアルN16と大きさを比較してみる。
この小ささのロット付き動力を半自作でちゃんと動くようにする
のは大変である。
そう考えると、アルモデルの小型動力装置はこの精度で
製品化されている令和の時代はナローモデルファンにとって
なんという幸福な時代なのであろうか(遠い目)
 
Mon2_20191014

完成した動力装置と車体の関係
車体固定金具を取り付けてボディとの関係を確認する。
モータは余裕を持たせつつもコンパクトに・・・とやっても
キャブ内に収まらないことが確認出来た。
 
ああ、疲れた。
これでようやく”少しは楽な”上回り工作を行うことが出来る。
 
軽便祭でコンさんのドコービルのキットを逃した?ことで
「楽なキットを組んで楽しもう」ともくろんだのだが、
結果的にハズれたような気がする(ち~ん)

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2019.10.13

Two-Foot Model Works 谷村タイプGL(1)

軽便祭も終わり、レイアウトを作る?車両を作る?
とりあえず、手軽に組めそうなエッチングキットにしよう!
 
Sun1_20191013
Two-Foot Model Works 魚梁瀬・谷村GL
このエッチングキットも「いつ購入したんだっけ?」
林鉄では珍しいロット式で小さくてカワイイと購入したものの
すっかり忘れていた(遠い目)
部品数は少ないので、軽便祭エッチング板よりは手早く済む?
 
というのが、ちょっと前にワールドの草軽デキに使えないか?
と購入したアルN16(結局収まらなかった)が使えそうだから
である。
とりあえず、これでおおよそ組んでおいて、ロットタイプを
後で買えば楽勝で完成である!
(注:この誤りがのちに苦悩に・・・)
 
Sun5_20191013
上回りはあっさり組めた
細かい部品はラジエター部くらいしかないので、さして時間も
かからず組立て終わった。
キット指定のモータ(昔のワールドの小さいもの)ではなく、
アルモデルの0610付きになるので、キャブ後ろを切り欠くのと
床板にN16が入るようにする加工だけは行っておいた。
 
Sun2_20191013
もったいないので添付の動力部を組む
ここで台風19号が来たので、アルのロット付きN16の到着が遅延。
せっかく動力付きなので、出来るところまで組んでみることに
した。
トミックスの台車ユニットの改造はコンさんのポーターの工作以来
久しぶりなので、すっかりコツを忘却していたが、過去のブログ
記事をしみじみと読み返してなんとか組んだ。
 
Sun3_20191013
「これは面倒だ」と思っていた輪心積み
このキット、実は「輪心をエッチング板積んでやるのは面倒」と
着手を渋っていたような記憶がある。
しばし考えて「治具を作ればいいんじゃね?」
角材に0.8φ棒を2本打ち込み、それに6枚の輪心の板を
積んでチョビっとハンダを流すのである。
輪心がちょっと出るように治具を作るのがコツ)
やってみたら、なんということなく4枚出来た。
ああ、バカバカしい、何に悩んでいたんだ?=>自分
 
Sun4_20191013
アルのN16(ロット付き)が到着して・・・(唖然)
台風の影響で遅延していたアルのN16(ロット付き)が到着。
さて、比べてみると・・・で、デカい・・・(呆然)
まさに「策士策に溺れる」である(ご~ん)
ロットなしのN16と動輪径もモータも違うのである(アホ)
 
仕方がない、オリジナルの動力で頑張ろう。
 

ところで、私は谷村GLのことはRM LIBRARYの魚梁瀬森林鉄道の
数枚の写真くらいしか知らない。
このキットのキャブ後ろは元は木炭ガス発生装置があったところだと
思うのだが、キットにあるカゴのようなものは何なんだろうか?

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2019.10.09

復活の「蒙古の戦車」

軽便鉄道模型祭の乗り入れのおかげで「完成しているが
放置状態」の軽便ロコが無くなった・・・あれ?
車両ケースを出して確認すると「あ!蒙古の戦車が!!」
 
Kei9_20191008
いつ購入したかも??の駿遠DB607
このロコ、軽便のロコが数両しかない時代に、DLが欲しいと
思っていたら完成品なのに安かったのでどこかで購入。
(ヤフオクかもしれない)
ワールド工芸の初期の完成品なのだが、よしよし、完成品だから
なんの手間もなく使え・・・あれ?
プ~ンとモータ音はするのだが走らない。
開けてみると、かつてのワールド工芸標準の小型モータが
どうやら固定方法が悪かったらしくてウォームがギアに当たって
いない状態。
これはモータ交換・・・と思ったのだが
 
Kei4_20191008_20191009095601
隙間がほぼないボディ内
なにしろ昔の話で、当時入手出来るのはキドマイティ。
ボディ内を見ると「キドが入る隙間が無い!」
ウェイトはガッツリ接着されており外すことが出来ない。
こりゃダメだ、とそのまま保管。
(一応カプラーだけは交換)
 
Kei5_20191008_20191009095601
令和の「模型職人」の仕事
10年以上が経過して、「模型職人」としての技術は向上。
モータも小型で良いものが手に入るようになった。
ロコなので少しでも大きなモータがいいだろうと、0811を選択。
狭いキャブ内に収めるためのモータブラケットは、ウア~ヤータ~
と適当に切り出して、現物合わせで曲げて調整する。
画像のようにモータ後端はキャブ妻板に触っているので、
透明セルで絶縁してある。
 
Kei6_20191008_20191009095601
これでようやく「放置ロコ」が無くなった
蒙古の戦車、ついに復活!
いや~、よくもここまで放置(というか忘却)したもんだ(遠い目)
これでようやく「完成しているのに放置ロコ」が無くなった。
 
今回の改造で、ウェイトを無理やりにでも降ろしてDCCサウンド化する
ことを再トライしたのだが、「令和の模型職人」の腕でもダメであった。
10年以上前に断念したのは、やはり仕方が無かったのだ。
(かなり言い訳くさい)

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2019.10.08

河原のジプシー・エクスペンダブルズ

軽便鉄道模型祭は終わり、さて次はなにをやろうか?
祭りでミニ・ダックスもドコーも買えなかったので、とりあえずは
地味に手持ち車両の整備である。
そう「模型職人」である。
 
Kei1_20191008
フェルトバーンの整備
「罪庫」の増加を防ぐために、3年ほど前からネットオークションで
趣味のアイテムを購入するのを止めた。
ということは、この車両はそれ以前に購入されたものである
ことが判るのだが、購入時点ではカプラーもなく、走行も極めて
不調で放置されたままであった。
砂利採り線にドコービル導入が出来る日は無さそうなので、
少しでも小型の車両を投入しよう!ということで復活の作業。
キャブは緑色(塗料が垂れた跡あり)であったが、「河原のジプシー」
には派手なので塗装は変更する。
Kei2_20191008
K&D取付とロット調整
「河原のジプシー」の仲間入りの条件
・カプラーはK&D(乗り入れ時に迅速に作業可能)
・実感処理(ウェザリング)
この車両、カプラーは端バリに取り付ける仕様(らしい)のだが
それではK&Dは装着出来ない。
前端バリは穴を広げて台枠を少し削り、後端バリは一度剥がして
台枠を薄く削った。
カプラーはKATOのK&D互換(11-712)を使用。
走行性能が悪い(というか後進で止まってしまう)原因は、
左メインロットの調整が行われていなかったために、後進すると
引っかかってロックしてしまうのであった。
シリンダ側もグラグラと首を振る(ロットが押し込むから)ので
ピストン棒の入る穴を0.6φに広げ、シリンダはピンを打って固定。
 
Kei3_20191008
人形を載せて現場復帰!
キャブはトビカを下塗りのうえで黒に塗る。
実感処理(ウェザリング)を施し、人形も載せた。
とりあえずレイアウトで走らせてみると、いい感じである。
 
Kei8_20191008
鉄連ロコ(片方)と林鉄転用客車も実感処理 
軽便祭にはピッカピカの姿で参加したが、フェルトバーンと
いっしょに実感処理を行った。
これで「河原のジプシー」の仲間入り。
 
Kei7_20191008
強者揃い「河原のジプシー軍団」
砂利採り線レイアウトは、実は「軽便祭りの乗り入れ車両の
テスト用」である。
乗り入れのおかげで、これらの車両は「用途不明」から「現役」に
復活することになった。
ピッカピカの車両が「汚れてうらぶれた姿」になることで第一線、
それも大勢の人がいる場に行く強者(つわもの)になった。
車種も購入の経緯もさまざまだが、地味に仕事をこなしていく。
まるで「エクスペンダブルズ」のようで面白い。

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