Two-Foot Model Works 谷村タイプGL(4)
シンプルな車両なので、ディテールパーツで悩むところは少ない。
注意!
ボール盤やハンドツールによるドリルレース工作は、専門的
知識と技術が必要な「危険を伴う」工作です。
経験の無い方は絶対に真似しないで下さい!

ヘッドライトに悩む
このロコでディテールパーツらしいものはヘッドライトと
排気管くらいである(個人の感想です)。
物凄い過去の記憶で「エコーのおわんライトを使うか」と
思ってごそごそ探す・・・あれ?無いぞ。
さらに発掘するとエコーのおわんライトが出てきたのだが、
あれ?こんな立派なロストパーツだっけ?
私のおぼろげな記憶・・・あれは確か父とエコーモデルに
初めて買い物に行ったとき買った洋白の挽物のおわん型
・・・え?それ40年以上前じゃね?(唖然)
谷村GLのヘッドライトは「田舎の木製電柱についている
傘つき電球」みたいなヤツなのである。
仕方がないので、パーツケースを発掘するのだが、屋根に
差し込むタイプしか発見出来ず。
仕方がない、買いに行くか(台風被害の件も心配だし)と
二子玉のいさみやでアルのおわんライトを買って帰宅。
(ちなみに、まったく被害なしだったそうです)
さて、接着・・・あれ?ナロー用じゃないのだ(愕然)

仕方がないのでドリルレース
諦めて自分で作ることにした。
形を考えるとピボット軸のメタルが良さそうである。
私は怠け者なので、こういうものを挽くときには
「似たような形のものを素材にする」のである。
これは、父(昔からのモデラーの人からも教わった)
伝授の知恵である。
なので、昔からドームが付いた蒸気のジャンク品が
あると買ってきてせっせとバンクしている。
(鉄模社のエッチング板キットは最高です)
メタルは2種類あって、日光台車用のもの(先が
とがっている)とアルモデルのOナロー用(後ろが
平)のものがある。
メタルを使うのはピボット軸用なので穴の奥は
しっかりと尖っているので確実にセンターに穴が
開けられるというメリットもある。
穴径も2.1φ広げる。

0.6φ洋白線を刺してドリルレース
え?こんな細い洋白線を軸にドリルレース可能なの?
可能なのである。
メタルの素材は快削真鍮で、回転させてちょっとヤスリを当てる
とサクサクと削れてしまう。
アルモデルのメタルは先端の太い部分はカットしてから作業を
行う。
上が日光用メタルで作成したもの、下がアルのメタルである。
少しでも小さいものが良いので下のものを使うことにした。
注意!
細い軸をドリルレースで抜けないように固定するのは
それなりに難しいです。
固定が甘かったり、ヤスリの当て方が悪いとワークが飛び散って
怪我をしますので、技術の無い方はマネしないで下さい。

屋根板はt0.3で作り直し
キットの板が柔らかい素材なので、きれいに丸くならなかった
ので、t0.3の真鍮板で作り直した。
太い真鍮棒に押し付けてアールを付け、段々と大きな径の
ものに当ててカーブを合わせていく。
ところで、この棒は「ドームの裾のアールを付ける治具」
である(これも父のノウハウ)。
ドーム裾を内グリして、硬い棒に当てて上から木槌でポ~ンと
やるといい感じに裾が出来る。
種類は3種類くらいあれば大抵のロコのドームは作れる。

排気管も付けて工作終了
1.0φパイプで排気管を作って、それらのパーツを付けて
工作は終了。
ラジエター前の保護板はこれを付けるとラジエターが
見えなくなるんだよなぁ・・・と最後まで躊躇っていたが
泣く泣く接着。
ラジエターキャップは文房具のオフィス・ピンというものの
頭のところである。
このピン、かつては蒸気機関車のバルブギア用のピンが
製品としてあった(どこの製品?)のだが、いつの間にか
無くなってしまったので、代替品を探した結果見つけた
ものである。
大量に入手出来てともかく安いので色々と使える。

残り1両を組んでみる
もう1セットを、半日かかってここまで組めた。
予想を超えて時間がかかったのは、ラジエター部の板積み重ねを
板の位置合わせをしてから洋白0.3φを刺して行ったところ
穴の微妙な位置の違いで精度が出ず、なんとか形にするだけでも
1時間以上かかり、さらにカバーを付ける調整(結局ダメ)
に2時間近くもかかったのが原因である。
この経験から「なるほどそれで板折り曲げ式に進化したのか」と
納得することが出来た。
何事も「失敗の経験からの改良」なのである(遠い目)
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