京福テキ512(鉄模社EC40改)(5)
長くなりそうなのでページを変える。

ひかり模型の挽物のパンタ台を使う
まずはパンタ台を付けることにする。
部品を探すと、電機を作るときに30年以上愛用してきた
ひかり模型の挽物のパンタ台が4個出て来た。
(かなりの数を買ったが使いきって半端が残った)
取り付けるための治具(パンタ取付寸法の板)を作るのだが、
EC40は国鉄の中・大型機と違って屋根が丸いので、「これは
ミスチョイスだったか?」と思ったが、ハンダで隙間を埋めて
なんとか形にした。
こういう部品は最近では見かけないので、これから電機の
工作をするのは苦労しそうである。

雨トイが実は凄く難しい
前の工作でなぜ手が止まったのか?
雨トイを付けようとして思い出した。
EC40は実車もそうなのだが、窓上と屋根の間が狭い。
それだけならまだしも、ドイツ人の生真面目な性格から?
「縦トイを絶対に端に置く」のにこだわっていて、絶妙な
カーブで側面から前面側に曲がっていってトイと結合する。
さらに笑ってしまうことに、京福に行ってから?細い
トイでは雨水がこぼれるのか?ドア上から微妙なカーブで
太いトイになって結合するようになった(唖然)
さて、どうするか?
(1)0.5と0.7帯板を比較(上画像)の結果、細い方にする
(2)絶妙なトイの太さ変化は止める
(3)仕方がないので縦トイはマジメにやる(ち~ん)

やってみるとこんな感じ
0.5幅でどうにか雨トイを付け、前面から微妙に屋根フチを避けた
位置にマス?を付けて、縦トイは車体角を微妙に避けて結合。
う~む、ほぼフリーモデルの鉄模社EC40でこの苦労・・・

3x1アングル材でランボードの脚を作る
雨トイが付いたので、次はランボードである。
3x1アングル材をカットして脚を作る方法は、極めて古典的
表現方法である。
スケール重視のモデラーの方は両脚?ありにして車体に穴を
開けて植え込んで実感的表現をしている。
私はズボラでテキトーであることもあるのだが、車体に
いっぱい穴を開けてハンダを大量に流すと、あとで再工作を
するのが難しくなってしまうのがどうも・・・なのである。
(だからTMSコンペでは努力賞か準佳作止まり?)
この方式であれば、剥がすのも簡単で穴はないので、
何度でも工作をすることが出来る。
(「オヤジの知恵」なのかも?)

とりあえず前から見てみる。

後ろからも見る。
手スリも付いたので出来を見てみる。
なんか、イイ感じである。
元が半フリーモデルの鉄模社EC40にマジメに工作したなぁ
としみじみする。
あともうちょっとで完成に出来そうだ。

なぜここまでやる?それは「鉄模社の製品だから」
半フリーモデルの車体と台枠だけを生かすために、2段ギア
減速の動力部、車体は歪みと取って内側から徹底的に補強、
デッキ新製、スノープローに本気工作の雨トイ などなど・・・
なぜそこまでやるのか?
それは「鉄道模型社の製品だから」である。
作りたくなる模型とは「正確なスケール」「豊富なディテール
パーツ」だけではない。
「苦労してでも作ってみたいオーラ」なのではないか?
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